マンションリノベで一新!洗濯の室内干しを快適にするアイディア

執筆:はちとり(株式会社SOWAKA・スタッフ)
執筆:はちとり(株式会社SOWAKA・スタッフ)
マンションリノベーションでよく聞く暮らし方の希望として、洗濯物を室内で干したいというお声があります。
室内干しというと、リビングの隅に大きな物干しラックを立てたり、ふすまの鴨居やカーテンレールにハンガーをたくさん掛けているご家庭が多いのではないでしょうか。
特に共働きのご夫婦や、花粉症などのアレルギーに敏感な方に多い室内干しのご希望。せっかくマンションリノベーションをするなら、毎日の洗濯も便利に、できるだけスマートになるようにしたい所です。
今回の記事では、マンションリノベーションでの室内物干しについてご提案させていただきます。
なぜ?洗濯の室内干しが広がっている理由
晴れた日のカラッと乾いた洗濯物はとても気持ちが良い物。しかし、最近はあえて洗濯を室内に干すという話をよく聞きます。
家族の形として、男性が外で働き女性が家で家事をするという風潮は薄れ、夫婦共働きの家庭が増えてきている近年。
「令和の共働き世帯の洗濯事情」調査によると、共働き世帯の72.1%が室内干しをしているという結果が。さらにそのうちの半数近い49.5%もの家庭が、常時室内干しをしているそうです。

参考:【調査レポート】「令和の共働き世帯の洗濯事情」に関する調査
出勤前どうしてもバタバタとしてしまう朝の時間帯。それよりも、時間のある夜に洗濯をして室内に干すというスタイルを選ぶ方が多くなってきているようですね。
室内干しは一度ルーティン化してしまうと、天気や気温に左右されることもなく、1年を通して同じ生活リズムで暮らすことができます。
また共働き家庭ではなくても、花粉症に悩んでいる方や、PM2.5、黄砂などの付着が気になる際にも室内干しなら安心ですね。
室内干しのメリット
- 天気や時間に左右されずにいつでも洗濯することができる
- 花粉やPM2.5などアレルゲン対策になる
- 直射日光による服の日焼けや劣化を少なくすることができる
- 防犯の観点から
では実際にマンションリノベーションで室内干しを快適にするために、どのような方法があるのかご紹介していきましょう。
トレンドの独立型ランドリールーム

トレンドとなってきている独立型のランドリールーム。
従来は「洗面所」や「脱衣所」として、お風呂場の隣スペースに洗濯機を設置することが多かったのですが、洗濯専用として小さな部屋を作るのが独立型のランドリールームです。
部屋の中で洗濯から乾燥まで完結することができ、広さによっては作業台も設置することで、畳む作業やアイロンがけまでも空間内で行うことができます。
散らばりがちな洗濯グッズもまとめて保管ができるので、効率的に。
さらには居住スペースと分けることができるので、取りこんだ洗濯物がリビングに山積みに・・・なんてこともなく、住まいをスッキリとした状態に保つことができるのです。
マンションの広さによっては採用できるできないがあるかと思いますが、室内干しをする方にはオススメの方法です。
もっと知りたい!『ランドリールーム』の詳しいコラムはこちらから
インナーテラスのある暮らし

南向きに大きな窓やテラスが付いている部屋が多いマンション。「室内干し派だけど、日光は捨てがたい!」という方は、窓際にインナーテラスを考えてみるのはいかがでしょう。
インナーテラスとは、名前の通り家の中に設けられたテラスのこと。マンションの場合、リビング空間に隣り合わせて、日当たりの良い窓辺に計画されることが多いです。
屋根と壁があるため雨や風を気にすることなく、屋外の開放的な雰囲気を楽しめるスペースとして人気。
マンションの場合、そこまで大きなスペースを取ることは難しいかもしれませんが、洗濯干しスペースとしては十分確保することができます。
インナーテラスはその他にもガーデニングを楽しんたり、お子さんやペットとミニピクニックをしたりと、使い方次第で暮らしに楽しみを増やすことができそうです。
インナーテラスのある施工事例

SOWAKAが手掛けたインナーテラスのある住まいをご紹介
名古屋市千種区のマンションリノベーション事例
ビンテージマンションをモダンな空間へとリノベーション
リビングの床とルーフバルコニーの間に土間スペースとしてインナーテラスを設置。
日当たりの良さを活かして、洗濯物を干すスペースとして活用したり、観葉植物を置いたりと暮らし方に合わせて色々な使い方ができます。
スマートな室内干しアイテム
マンションの部屋の広さや予算等の兼ね合いで、ランドリールームやインナーテラスは難しい・・・という方は、室内干しアイテムを工夫していただくのもひとつのアイディアです。
最近は使う時だけ取り外しできたり昇降できるものや、見た目がスマートで生活感が出にくいものなど、様々なアイテムがあります。
ご自身のDIYで設置できる物もありますが、濡れている洗濯物は結構な重量があるもの。重さに負けて物干しごと落下してしまったなんてことにならないよう、リノベーションのタイミングで計画をしながらしっかりと設置していただくことがベストです。
以下に便利でおしゃれな室内干しアイテムをまとめましたので、ぜひ参考にしてみてください。
オススメその1 DRY・WAVEシリーズ

参考:タカラ商品 DRY・WAVE シリーズ<室内物干金物>
タカラ産業株式会社が展開しているDRY・WAVEシリーズ。住まいのあらゆる所に設置できるよう、バラエティに富んだラインナップを揃えています。
中でもおすすめなのが、窓枠に付けるタイプ。
日光が入りやすく乾きやすい窓際に洗濯物を並べることができ、使わない時には窓枠に添ってしまう事ができるので、インテリアの邪魔になりません。
オススメその2 室内物干しワイヤーpid

参考:森田アルミ工業/室内物干しワイヤー
竿タイプではなく、必要な時だけワイヤーを伸ばして手軽に洗濯物を干せる室内物干し。控えめでシンプルなデザインなので、どのような空間にも溶け込ませることができます。
長さが最長4m、耐荷重10kgと機能性も十分。
安全性にも気を配られているので、不意にワイヤーを手から離してしまっても、ゆっくりと巻き戻るので安心です。
オススメその3 多目的シェルフ

参考:森田アルミ工業/多目的シェルフWally
洗濯物を掛けるだけでなく、上にあるシェルフに小物を置いて収納することができる一石二鳥のアイテム。
壁があればどこでも設置することができ、長さも4種類からセレクトすることができるので、インテリアとしても楽しめますね。
オススメその4 見せるアイテム

毎日の生活をしていく上で必要な洗濯。
生活感を隠すのではなく、あえてオシャレに空間インテリアの一部として見せる方法です。
オープンな空間で絵になる、アイアンのハンガーパイプはその中でも特に人気アイテムのひとつ。室内干しの洗濯物はもちろん、場所が空いている時はグリーンなどを吊るしてインテリアを愉しむにもおすすめです。
▶ 参考:toolbox アイアンハンガーパイプ
室内干しをさらに快適にするお助けグッズ

室内干しのデメリットとして挙げられるのが、「乾くまでに時間がかかる」「生乾きの匂いが気になる」という部分。
このデメリットを少なくするために、室内干しをする際はプラスでサーキュレーターや除湿器を併用してただくのがおすすめです。
サーキュレーターを使用すると、室内の空気が循環し、より効率的に早く洗濯物を乾かすことができます。
また洗濯物の湿気は下に下がっていく為、除湿器を使う際は、洗濯物の下から風を送るようにすると良いですね。除湿器にも様々な機能がありますが、部屋干し用に使うのであれば、消臭除菌ができるものを選んでいただくのがベスト!
さらに季節によってはエアコンを効果的に利用したり、洗剤を部屋干し専用の商品に変えていただくのもひとつの方法です。
まとめ
現代の家族の形に合わせて、室内干しのニーズが高まってきています。
マンションリノベーションを考えている方は、これを機会に間取りを工夫変更して、ランドリールームやインナーテラスを計画するのがオススメ。
けれど既にある建物をベースに計画していくリノベーションですから、面積的な問題で難しいという方もいらっしゃるのが事実。そのような方でも工夫次第で室内干し環境をぐっと高めることができます。
ご自身の暮らし方に合わせてぜひ検討してみて下さいね。
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