【瀬戸市】Y・Y様邸 「玄関の主役となる、コンクリートカウンター」の施工工程
瀬戸市Y・Y様邸にて、玄関カウンターのコンクリート打ち施工を行いました。

キッチンと同時にこだわった、玄関のコンクリートカウンターは、玄関に入った瞬間に目に入る“住まいの顔”とも言える存在。
単なるカウンターではなく、空間の印象を決定づける重要な要素として計画しました。
空間づくりに明確なイメージをお持ちのY様。作家さんの作品や季節を感じるものを引き立てる、静かな佇まいのコンクリートカウンターを作りたい!という想いを受け取り、玄関に入った瞬間の景色を、大切に考えた計画です。
コンクリートは「流せば終わり」ではない
一見シンプルに見えるコンクリートですが、仕上がりの美しさは打設時の工程でほぼ決まります。
既存の壁から浮くように配置されたカウンターを造作するため、壁から配筋を立ち上げる形で下地を組み、あらかじめ組み上げた型枠の中へ、配合や状態を確認したコンクリートを慎重に流し込みました。

仕上がりを左右する“見えない部分”へのこだわり
特に意識したのは、
- 角の立ち上がり
- 天端(上面)のフラットさ
- 乾燥ムラが出ないような施工スピード
完成後には見えなくなる部分こそ、後の表情や耐久性に大きく影響するポイントです。
「ただ固まればいい」ではなく、完成後の姿をイメージしながら打設することを大切にしています。天板を何度も何度も整えながら、コンクリートの打ち込みが完了です。

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無事にコンクリート打ちが完了し、このあとは養生期間を経て、型枠の解体を行いました。この後、仕上げ工事に入りますが、すでにかっこいい!!

玄関という空間の中で、このコンクリートカウンターがどんな表情を見せてくれるのか。楽しみです!


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この記事を書いた人

坂本真由
坂本真由(株式会社SOWAKA)
代表取締役
1984年、熊本県天草市生まれ。
田舎ならではの独特な世界観や価値観に刺激を受けながら育ち、「自分らしく生きる」という人生のテーマを教えてくれた、大好きな地元が私の原点です。
そんな地元を離れたのは、「建築とデザイン」を本格的に学びたかったから。新しい刺激を求めて飛び込んだ専門学校では、建築の基礎から空間づくり、そしてデザインの楽しさを2年間夢中になって学びました。
卒業後は名古屋のビルダーに就職し、現場での経験を重ねながら、より実践的な建築の世界を体感。地元で培った感性と、愛知での学びや経験が、今の私の仕事にしっかりと息づいています。








