【瀬戸市】Y・Y様邸 「自然素材のあたたかみを、床いっぱいに。」無垢フローリング施工
築28年のダイワハウスの住まい。
“足ざわりも、空気感も。心地よさは床から生まれる。”
今回の工程は 無垢フローリング貼り。
暮らしの中で最も長く触れ続ける場所を、丁寧に仕上げていきます。
無垢材ならではのあたたかみ
今回、採用した無垢フローリングは、木そのものの質感を楽しめる自然素材。
- 冬でもヒヤッとしない
- 足で触れた瞬間、やわらかさを感じる
- 木目ひとつひとつの個性が暮らしを豊かにする
見た目だけでなく、“触れるたびに気持ちがほぐれるような心地よさ”が魅力です。
今回、採用した樹種は「ナラ」です。
充分な強度と耐久性を持ち、無垢フローリングの中でも定番的人気を誇るナラ材は、優しさの中に個性もしっかりあり様々なテイストに合う樹種でもあります。

仕上がりを左右する「基準線」
フローリングを貼る前に欠かせないのが、基準線の設定。
これがずれると、部屋全体の印象や壁際の納まりに影響してしまいます。

職人の手と目が頼りになる、とても繊細な工程です。


節の出方や色味のバランスを確認するなど、細かい調整を重ねながら、床全体の美しいラインを描いていきます。

張り終えたフローリングは、すぐに養生を行い傷や汚れから守ります。
全体の雰囲気を眺めたくなるタイミングですが、この後もさまざまな工程が同時に進んでいくため、しっかりと保護しながら作業を継続していきます。
1枚1枚、木と対話するように
無垢材は、同じ樹種でも色味も節の表情も少しずつ違います。
それゆえ、貼る順番が完成の印象を大きく左右します。
- この場所には落ち着いた色を
- 窓際には木目の映えるものを
- 動線のラインを美しく見せるために
ただ貼るのではなく、空間の表情をつくる仕事でもあります。
釘打ちや圧着にも細心の注意を払って、浮きも反りもないよう、しっかり固定していきます。
経年変化も楽しむ床へ
無垢材は、呼吸する素材。湿度や光の当たり方で、少しずつ色艶が深まっていきます。
傷がつくこともあるけれど、それも暮らしの思い出として刻まれていく。
住まいと共に味わいを増していく床
それが無垢フローリングの魅力です。
毎日を支え続ける床だからこそ、確かな品質と丁寧な施工をお届けしていきます。

床全体をしっかりと養生し、保護が完了しました。これで他の作業が安心して進められる状態になります。完成した姿を見られる日が待ち遠しいですね!

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この記事を書いた人

坂本真由
坂本真由(株式会社SOWAKA)
代表取締役
1984年、熊本県天草市生まれ。
田舎ならではの独特な世界観や価値観に刺激を受けながら育ち、「自分らしく生きる」という人生のテーマを教えてくれた、大好きな地元が私の原点です。
そんな地元を離れたのは、「建築とデザイン」を本格的に学びたかったから。新しい刺激を求めて飛び込んだ専門学校では、建築の基礎から空間づくり、そしてデザインの楽しさを2年間夢中になって学びました。
卒業後は名古屋のビルダーに就職し、現場での経験を重ねながら、より実践的な建築の世界を体感。地元で培った感性と、愛知での学びや経験が、今の私の仕事にしっかりと息づいています。








