【2025年版】住まいの防犯対策状況に関する調査|男女300人にアンケート

株式会社SOWAKAでは、防犯意識を高めていただくきっかけになればという想いから、全国の戸建て持ち家に住む男女300人に【住まいの防犯対策状況に関するアンケート】を実施し、その結果をPR Timesでリリース配信し、広く啓蒙するとともに、本サイトではより詳細な情報を公開しました。

この記事を通じて、一緒に防犯の事を考えてみませんか?

ご案内

本アンケート及び記事は、防犯意識を高めるきっかけにしていただく事を目的としております。そのため、データやグラフは引用していただいて構いません。

アンケート項目

アンケートは以下の10項目で実施しました。

Q1:現在の住まいの築年数を教えてください

Q2:現在の住まいで防犯対策は行っていますか?

Q3:現在の住まいで取り入れている防犯対策を教えてください

Q4:防犯対策を導入したきっかけ(理由)は何ですか?

Q5:現在、どの程度防犯対策ができていると思いますか?

Q6:住まいの防犯対策について、どの程度重要だと考えていますか?

Q7:防犯対策や防犯グッズについて、どのような情報源から学んでいますか?

Q8:住まいの防犯対策について、年間どの程度の費用を掛けても良いと考えていますか?

Q9:今後、防犯対策を行う際に取り入れたい対策があれば教えてください

Q10:防犯対策についての意見や感想があればお聞かせください

調査概要

  • 調査対象:全国の戸建て持ち家に住む男女
  • 調査期間:2025年1月27日
  • 調査機関:アイブリッジ株式会社
  • 調査方法:インターネットによる任意回答
  • 有効回答数:300人(女性150人/男性150人)
  • 回答者の年代:
    20代・10%
    30代・20%
    40代・23%
    50代・23%
    60代以上・ 24%

調査結果サマリー

Q1:現在の住まいの築年数を教えてください

まず最初に、住まいの築年数をお聞かせいただきました。これは、この後の回答において「築年数」と「防犯対策状況」の関連性についての情報を得るためです。

今回ご回答いただいた方の50%以上が、築20年以上の建物にお住まいであるという結果でした。

Q2:現在の住まいで、防犯対策は行っていますか?

続いて、現在の防犯対策状況についてお聞きしました。意外にも、防犯対策を行っていない方のほうが多いという結果になりました。

防犯対策を特に行っていない理由は様々だとは思いますが、「治安が良いと言われるエリアに住んでいるから、個別に対策はしていない」という意見がちらほら見受けられました。

しかし、近年多発している闇バイトによる凶悪な強盗事件は治安が良いエリア内での発生も報告されています。防犯意識をしっかりと持つ事は身を守るためにも重要であると言えるでしょう。

警備サービス大手のALSOKから、全国治安ランキング(2024年版)が公開されているので、以下に参考資料としてご紹介します。

【参考資料】全国治安ランキング2024

回答者の世代別・防犯対策状況について

回答者の世代と、防犯対策率についても統計を取りました。

その結果、20代・30代は半数以上が防犯対策を行っているのに対し、40代以降では防犯対策を行っていない方が半数上であるという結果になりました。

住まいの築年数と対策状況の相関性について

防犯対策を行っている方の住まいの築年数と、防犯対策率についても統計を取りました。

その結果、築年数が10年未満の住宅では防犯対を行っている方が多く、築年数が30年を超えている住宅では防犯対策を行っていない方が多い傾向にある事が読み取れました。

Q3:現在の住まいで取り入れている防犯対策は?

Q2で、「防犯対策を行っている」と回答した方に、どのような防犯対策を取り入れているかを聞きました。

最も多かったのは、玄関扉や勝手口を二重ロックなどの防犯効果の高いものにしている(58.7%)という回答でした。

当社でも、リノベーションの際に、「玄関扉を電子錠の二重ロックタイプのものにしたい」というようなご要望をお聞かせいただく機会は非常に多いと感じています。

また、自動点灯するセンサーライトを設置している(54.35%)という回答も多かったです。

センサーライトはホームセンターやネット通販などで、安価で取付簡単なものが多く販売されている事もあり、手軽な防犯対策として取り入れる方が多いのだと考えられます。

自由回答では、音の鳴る石を敷地内に敷き詰めているという方や、常に誰かが在宅するようにしているという方がいらっしゃいました。

しかし、愛知県警が配布している「地域安全対策ニュース」によると、在宅中の空き巣被害というのもあるそうです。自宅内で空き巣と鉢合わせするような事を想像するとゾッとしますね。家にいるからと言って安心するのではなく、しっかりと防犯対策を講じる必要があるのではないでしょうか。

住まいの築年数と対策状況の相関性について

築年数が10年未満の住宅に住んでいる方は、防犯扉の設置が55%、防犯窓の設置率が90%を超えていました。
一方で、築年数が10年未満の住宅に住んでいる方は、防犯扉の設置が48.8%だったのに対して、防犯窓の設置率が16.3%にとどまっていました。

築浅の物件だと購入時点である程度防犯性能の高い建具が採用されている場合が多いですが、築年数が20年以上の物件だと、防犯性がそれほど高くない建具のままになっており、防犯上のリスクが懸念される場合があるという事が読み取れます。

「防犯対策」という観点からリフォームやリノベーションを考える方が増えてきているのも納得できる結果となりました。

Q4:防犯対策を導入したきっかけは?

防犯対策を導入したきっかけについてもお聞きしました。

「家族の安全を守りたい」という自発的な防犯意識から対策を講じる方が大半でしたが、ニュースや隣人の空き巣被害など、何らかの事件の情報をきっかけに防犯対策を導入する方も一定数見られました。

また、「自宅が空き巣に入られたため」や、「警察から、悪徳業者の電話リストに家が載っていたと言われて色々アドバイスをもらったため」と言った具体的なきっかけもありました。

「家を新築したタイミングで安全に留意した」というように、家づくりをきっかけに防犯対策を強化したという回答もありました。

Q5:防犯対策はどの程度できている?

すでに何らかの防犯対策を行っている方に、どの程度の防犯対策ができていると思うかについて聞いてみました。

防犯対策がどの程度できているかについての質問では、程度の差はあれど、対策ができていると感じている方が37%にとどまっていました。

「どちらとも言えない」と回答した方が37.6%でしたが、自由回答を見ると「自分の対策がどの程度できているのかが分からない」や「どこまでやれば良いのか分からない」と言った意見が多く見られました。

また、「不十分である」と回答した方は23.1%でしたが、自由回答を見ると「何からやって良いか分からず、何もしていない」や「防犯に多くの費用を掛けられない」と言った意見が見られました。

Q6:住まいの防犯対策について、どの程度重要だと考えていますか?

住まいの防犯対策については、約77%の方が重要であると考えている事が分かりました。

一方で、あまり重要性を感じていないという方も一定数いました。自由回答を見ると、「防犯対策をしても結局被害に遭う人もいるので、必要性を見いだせない」や「治安のよい地域に住んでいるので、個人的な防犯対策は特に考えていない」という意見が見られました。

Q7:防犯対策や防犯グッズについて、どのような情報源から学んでいますか?

世代によってメディアの種類に多少の違いはあるものの、テレビやインターネットなどの各種メディアから情報を得ている方が大半となりました。

行政や警察のイベント、パンフレットをきっかけに防犯に関する情報を得ている方もおり、各種団体などによる啓もう活動が国民全体の防犯意識を高める役割を果たしている事が分かりました。

Q8:住まいの防犯対策について、年間どの程度の費用を掛けても良いと考えていますか?

約45%の方が年間1万円までなら防犯対策に費用を掛けても良いと考えており、5万円まで掛けても良いという方も合わせると70%以上の方が現実的な出費であれば何らかの防犯対策を講じたいと考えている事が分かりました。

住まいの防犯対策について、一切費用を掛けたくないと考えている方が16%にものぼりました。一方で、30万円以上掛けても良いという方もおり、防犯に対する価値観には大きな開きがあるようです。

平均値としては、年間2.4万円という結果になりました。

自由回答を見ると、「安くできる対策を知りたい」という声が一定数あり、「安くて高い防犯効果が得られる対策についての情報」が求められているのだと感じました。

当社でも、愛知県警が配布している「地域安全対策ニュース」をもとにしたすまいの防犯対策チェックリストを公開しているので、この機会にチェックしてみて下さい。

Q9:今後、取り入れたい防犯対策があれば教えてください

今後取り入れたい防犯対策として最も多かったのは「防犯カメラの設置」で、50%以上の方が取り入れたい対策として選択していました。

「防犯カメラ=工事が必要」というイメージがありますが、マグネットなどで簡単に設置できて、スマホで24時間どこからでも見守る事ができるような安価で高性能な防犯カメラも販売されているので、そのような機器の認知度が上がる事で、防犯レベルを高める事ができる可能性が考えられます。

自動点灯するセンサーライトの設置は、「Q3:現在の住まいで取り入れている防犯対策は?」でも言及したようにすでに取り入れている方の多い対策のひとつではありました。センサーライトはホームセンターやネット通販などで、安価で取付簡単なものが多く販売されているので、まだ取り入れていない方は手軽な防犯対策として取り入れる事をおすすめします。

防犯性の高い窓への取り換えについては、思っているよりも安価に導入できる可能性がありますので工務店などに聞いてみる事をおすすめします。

また、踏むと音が鳴る石を敷地内に敷き詰めているという方もいらっしゃいました。こちらも比較的安価で簡単にできる防犯対策のひとつと言えるでしょう。

Q10:防犯対策についての意見や感想があればお聞かせください

最後に、自由回答として防犯対策についての意見などをお聞かせいただきました。様々な声をお聞かせいただきましたが、最も多かったのは「何をすれば良いのか分からない」というコメントでした。確かに、一口に防犯対策と言っても様々な方法があり、かかる費用にも幅があるのでその中で何をやるべきなのかを判断するのは悩ましい所なのかも知れません。

また、「近所づきあいを大切にする」という意見もいくつかありました。愛知県警が配布しているパンフレットには「見かけない人を近所で見た時には、あいさつや会釈をするようにして犯罪者に近隣の目が行き届いている事を認識させる」という対策が書かれていました。

以下に、いくつかピックアップしてご紹介します。

情報に関するご意見

何から始めれば良いか分からない女性40代和歌山県
何が安全なのか知りたいです。男性50代千葉県
何が一番効果的なのかわからない女性50代栃木県
何を優先してやったらいいかがいまいちよくわからない男性40代東京都
防犯対策は大切だと思うけど、正直何から手をつければいいのか分からない女性30代東京都
種類が多くてどれがいいのか分からない女性20代岐阜県
どこまでやればよいかわからない男性60代大阪府
防犯対策グッズでお薦めがあったら知りたい女性40代群馬県

費用に関するご意見

あまりお金をかけずに対策ができる方法を知りたい女性20代熊本県
あまりお金をかけられない女性60代大阪府
なるべくお金をかけないで設備を整えたい女性50代北海道
したいけど費用が気になる女性30代神奈川県
そんなにお金がかからない方法を考えています。女性60代滋賀県
安くておすすめの防犯対策を知りたい男性40代北海道
安くて効果的な方法を知りたい男性50代千葉県
安価で効果的なツールが必要男性50代北海道
カネが掛かりすぎる男性50代岩手県
リーズナブルな防犯カメラがあれば取り付けたいです。女性40代茨城県

地域ぐるみの防犯対策に関するご意見

近所の人と仲良くなっておく女性40代大阪府
近年必要性が高まってきているように思う男性40代大阪府
近隣住民との協力も大切だと思う女性50代愛知県
個人の家の対策も必要だが、地域の連携なども必要と思う男性70代福岡県
周りの家も防犯カメラを設置すべき男性50代埼玉県
プライバシーの問題等有ると思うけれど、こんな物騒な時代になったので、道路や公園などに防犯カメラを多く設置して、中央でリアルタイムで管理出来る様にして欲しい。女性60代東京都
防犯対策をしていても、入られる所は入られてしまうような気がする。町ぐるみで見かけない人がいたり、怪しい人がいたりしたら、声掛けあいが必要だと思う女性70代東京都
監視カメラを近所の家にもつけてほしい男性40代東京都

防犯レベルに対するご意見

ドアを新しくしたが、窓のほうから侵入される懸念女性30代群馬県
ある程度のことはやってても、最近の事件は有効な手立てがないような凶悪な事件が多く、恐い女性60代大阪府
半分程度はできているが、まだ完全ではないと感じる男性50代北海道
まだまだ対策をしなければいけない女性30代千葉県

防犯意識に関するご意見

しなければと思うけどなかなか出来ない男性70代香川県
子どものころから防犯意識が低い土地柄で育ち、今も続いている女性50代広島県
対策が完全ではないと思いながらも、まあいいかの感覚でなんとなく先延ばしにしている女性50代東京都
対策しなければと思う女性50代沖縄県
対策にもいろいろあり費用を考えると何もしないのが一番良い気がする男性60代大阪府
対策の必要性は感じるが、中々後回しになってしまう女性40代北海道
やらなければならないと思うが、切りがないとも思う女性60代大分県
田舎でも対策が必要と感じた女性40代千葉県

まとめ

防犯対策は、人によって対策に差があります。またお住いの地域の治安の状況などによっても対策のレベルに差が生じるという事はあると思います。

どんな地域であれ、「これをやれば完璧」という対策がないのがもどかしい所ですが、だからと言って何も対策しないのも犯罪者の思うつぼ。できる範囲の防犯対策と、日ごろからの小さな意識の積み重ねで防犯を心がけるようにして犯罪者をできるだけ遠ざけるようにしたいですね。

■チェックリストで対策状況を確認してみよう!

チェックリストで確認!すまいの防犯対策はどれぐらいできていますか?

昨今、全国各地で強盗や空き巣の被害が増えています。特に、「闇バイト」で集められたと思われる複数人の犯罪者が、在宅している時間帯に押し入り、暴力によって金品の在…

株式会社SOWAKAについて

当社は、名古屋市を中心に、「想いに沿った暮らしの提案」をモットーとして中古住宅のリノベーションや新築物件を手掛けています。

ご提案をする中で、昨今の社会情勢に不安を感じて防犯対策をしっかりと行いたいというご要望をお聞かせいただく機会も多く、また建築に携わる者として防犯意識に対して思うところがあり、今回このようなアンケートを実施させていただきました。

一方、どれだけ設備を整えても、やはり重要なのは「日ごろから意識し続ける事」なのではないかとも思います。

その観点から、防犯に関する記事を公開したり、このようなアンケートを実施したりして防犯意識向上の一助を担えたらと思っております。

  • 自宅のリノベーションの際に、最新の防犯設備や防犯機器を導入したいので情報が欲しい
  • 親の高齢化に伴い、実家をバリアフリーにリフォームするついでに防犯対策についてもアドバイスが欲しい
  • 我が家の防犯対策状況を見て、どんな対策を取るべきか診断して欲しい

というような方は、一度お問い合わせください。