玄関のリノベーションはどんなことができる?参考にしたい施工事例7選
住まいの顔としての玄関。お出かけから帰ってきた際に、優しく迎え入れてくれる空間でもあります。
一方、玄関は外との境界になるため、砂埃や雨の水が入り込みやすい場所。
また、靴や傘、小さなお子様がいるご家庭ではベビーカーやボール等外遊びの道具など多くの物が出入りしてごちゃついてしまう、という方も多いのではないでしょうか。
リノベーションで広さや収納をつくり変えることで、玄関から暮らしやすさを改善して快適な住まいを実現する方が増えています。
この記事では、名古屋エリアでの実際の事例を紹介しながら、玄関のリフォームやリノベーションについて詳しく解説します。
玄関リフォーム・リノベーションで実現できること
ドアを交換する
リノベーションでドアを交換することは、玄関全体の雰囲気をガラっと変えたい時に有効的な方法になります。
ぬくもりを感じるあたたかでナチュラルな印象にしたい場合は、木の質感を活かした扉がおすすめです。
モダンでスタイリッシュな雰囲気の玄関にしたい場合は、メタルな質感のグレーやブラック基調のシンプルな扉が人気です。
ひとくちに「玄関ドア」と言っても材質やデザイン、取っ手の色や素材など様々な選択肢があります。形状や機能面でも、扉に採光用の窓や通気口が付いていた機能性の高い扉や、ステンドグラスやアイアンを使ったデザイン性の高い物まで様々な種類があります。
LIXILのホームページではご自宅の写真に合わせて、ドアの種類や色をシミュレーションできるサイトがあります。実際に扉を当てはめてみた状態が見られるので、興味のある方はぜひ試してみて下さい。
また、玄関は特に外気が出入りしやすく、夏は暑く冬は寒い空間になりがちです。
リノベーションでどんなに壁に断熱材を入れ込んだとしても、扉から熱が逃げてしまっては断熱効果を十分に発揮することができません。
玄関ドアを変更する際は、断熱性能の高い物を選んでいただくことがオススメです。
さらには防犯面や便利さも考えて、キーレスの玄関や、スマホと連携させたスマートキー等を採用するのも良いのではないでしょうか。
【注意】マンションはドアの変更ができない場合が多い
マンションは、廊下・エレベーター・ドア・窓など、『共用部分』のリノベーションが禁止となっている物件が多いです。
マンションのリノベーションをご検討中の方は、共用部分のリノベーションが可能かどうかを管理組合に問い合わせてみる事をお勧めします。
床材や壁材を変更する
床の素材や壁の材質、デザインを変更することも玄関の雰囲気を一気に変える効果があります。
床や壁紙を明るいトーンに変えるだけでも、玄関全体を明るく広々とした空間に変える事が可能です。
反対に、ダークブラウンやチャコールグレーと言った暗めのトーンで統一すると、ホテルライクな落ち着きと高級感を感じさせる玄関になります。
玄関の床材として一般的に使用されているタイルは色も種類も多く、好みのイメージに近づけることが可能です。
一方、床材にモルタルを採用した玄関は、現代的でスタイリッシュな雰囲気となります。
玄関を広げて収納を増やす
大規模なリノベーションにおいては、壁を取り払って隣接する部屋や廊下の一部を繋げ、玄関を広くすることが可能です。
玄関は靴や傘、外遊びの道具、ベビーカーなど、意外と物が多く、ごちゃつきがちな場所でもあります。
広くした空間に、シューズクローゼットやウォークインクローゼットなどの収納を増やせば、すっきりと整理整頓することができます。
また、近年は玄関から続く土間スペースも注目されています。自転車を収納したり、ガーデニング用品を保管したりと、使い方が広がりますね。
バリアフリーに対応する
段差をなくし、バリアフリー対応の玄関にリノベーションをすることもできます。
特に高齢者や車椅子の利用者がいるご家庭では、段差が事故の原因となることもあるため重要なポイントです。
ひとつ手すりを設置するだけでも、安心感が格段に上がりますね。
最近はご自身の老後を想定して、健康なうちからバリアフリーを意識した住まいづくりをされる方も増えてきています。
バリアフリーのリノベーションに関しては、自治体によって補助金が出る場合もあるので、一度調べていただくことがおすすめです。
【施工事例1】玄関に広い土間収納&可動式の棚を設置した事例
こちらは玄関すぐの隣に、広い土間収納を設けた施工事例です。
可動式の棚が設置されているので、高さを合わせてシューズクロークにすることもできますし、雨の日の傘や外遊びの道具などもたっぷりと収納することができます。
手前に1枚壁を立てることで玄関と収納スペースをゆるやかに分け、簡単な目隠しになる所もポイントです。
また、敢えてカラフルなアクセントクロスを採用する事で、玄関をパッと明るい印象にする工夫もされています。
関連記事:アクセントクロスとは?人気の柄や、おしゃれなリノベーション事例をご紹介
【施工事例2】やわらかい曲線の壁が続く玄関
こちらは、玄関から続く廊下の壁に曲線を取り入れた事例です。
「和」と「北欧」のテイストがミックスされた新しいインテリアのトレンドとして人気が高まっているジャパンディスタイルでは、このような曲線を住まいに取り入れることで家全体に柔らかな雰囲気を持たせて、住まいをくつろぎの空間へと高めてくれる効果があります。
コロナ禍を経た近年では、玄関スペースへの手洗い場の設置は定番化しつつあります。帰ってすぐに手を洗う場所があると、衛生的に大きなメリットとなります。
参考記事:和と北欧の融合。ジャパンディスタイル(Japandi Style)の魅力に迫る
【施工事例3】自転車も入る!大容量のウォークインクローゼットがある玄関
こちらは、玄関を入ってすぐのスペースに自転車が入る程の大きなウォークインクローゼットを設置したマンションリノベーションの事例です。
元々洋室だった部屋の壁を取り払って、玄関収納に作り替えることができるのはリノベーションならでは!
特にマンションは玄関廻りが手狭になりがちなので、間取りに余裕のある方は思い切って広い収納にすることも検討してみてはいかがでしょう。
壁紙もレトロで個性的な物をセレクトして、遊び心が詰まった空間になりました。
「マンションだから、あまり大きな変更は難しいのかな?」と思われがちですが、マンションでもこんなに広々とした玄関に造り変える事ができるのです。
【施工事例4】趣味をじっくり堪能できる空間
お客様の趣味でもあるアクアリウムを、玄関の一番目立つスペースに設置した事例です。
正面からは水槽が壁に埋め込まれている様に見えますが、実際は裏の収納側に水槽を置いている形で、毎日のお手入れも簡単に行うことができます。
帰宅して一番に好きな物が目に入ると、家に帰るのが楽しみになりますね。
今回の事例はアクアリウムですが、趣味の自転車やゴルフ、お子さんや大切なペットのギャラリーなど、玄関に趣味のコーナーを作ることもオススメです。
【施工事例5】懐かしい土間のある暮らし
こちらは、もともとの住宅にあった「土間」を活かして、おしゃれにリノベーションを施した事例です。
土間は室内でありながら靴のまま作業できることに加え、外で使用した自転車やベビーカー、アウトドア用品やガーデニング用品、スポーツ用品なども汚れを気にすることなく収納することができ、最近人気になっている間取りのひとつです。
こちらの住まいでは、リビングへのドアに元々使われていた横すべり扉を再利用したことで、よりレトロでありながらスタイリッシュな土間空間を実現した事例となっています。
【施工事例6】ニッチを楽しむ玄関
こちらは、玄関正面にニッチを設置した施工事例です。
ニッチとは、壁面などにくぼみを作って、アート作品、小物などを飾ることのできるスペースの事を言います。
お気に入りの雑貨や季節のアイテムを置いて、より自分らしい住まい空間を作り出すことができますね。
「次は何を置こうかな?」「こんな雰囲気にしたいな」と、毎日の楽しみのひとつにもなりそうです。
【施工事例7】お気に入りを主役にした空間
こちらは、存在感のあるお気に入りのペンダントライトを主役にした玄関です。
リノベーションのプランニングの時点から、このライトを設置する事が前提となっていたため、ライトや雑貨が最も映える壁紙や床材を採用しています。
ライトに限らず、こだわりの雑貨や観葉植物など何かテーマになる物がある方は、それを中心にコーディネートするというのもおススメです。
施工会社に相談すると、きっと良いアドバイスや提案がもらえるはずですよ。
まとめ
玄関リノベーションで実現できる内容をご説明しながら、SOWAKAの施工事例からステキな物件をいくつかご紹介させていただきました。
気になる事例や、参考にしたいアイディアはありましたか?
この記事が住まいづくりの参考のひとつになりましたら幸いです。また、ご不明な点やご相談等がありましたらお気軽にお問合せ下さい。
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