リノベーション|キッチンの種類とそれぞれのメリット・デメリット

この記事は、こんな方におすすめ

  • リノベーションを予定していて、キッチンのリノベーションについて詳しく知りたい方
  • キッチンにこだわってリノベーションしたい方
  • 我が家に合った理想のキッチンを探したい方 など

近年、新築住宅の価格高騰の影響もあり、リノベーション人気が高まっています。

テレビ番組やYoutubeなどの動画コンテンツでリノベーションを特集などを見ながら、「我が家もこんなキッチンにしたい!」と理想のキッチンについてあれこれ考えるのも楽しいですよね。

この記事では、愛知県でリノベーションを手掛ける株式会社SOWAKAが、リノベーションに際して知っておきたいキッチンの間取り・レイアウト・型の詳細や、それぞれのメリット・デメリットなどをプロの目線で詳しく解説します。

ぜひ、理想のリノベーションを実現するための参考にしてみて下さい。

まずはキッチンの「間取り」

リノベーション時に、キッチンについて検討する際に最初に決めるのは「間取り」です。

キッチンの間取りは大きく分けて3種類あります。

  • 独立型キッチン(キッチンが個室になっている)
  • オープン型キッチン(キッチンがリビングダイニング内に設置されている)
  • セミオープン型キッチン(キッチンがリビングダイニングに面して設置されている)

以前はリビング・ダイニングとキッチンが別になっている「独立型キッチン」が主流でしたが、近年ではオープン型やセミオープン型キッチンを採用される方が大半を占めています。

それぞれの特徴やメリット・デメリットについて詳しくご紹介します。

独立型キッチン

独立型キッチンとは、リビングやダイニングなどの他の部屋と分かれている完全に個室の独立したキッチンのことです。クローズドキッチンとも呼ばれます。

独立型キッチンのメリット

  • 個室の空間なので、他のことに気を取られずに集中して料理することができる
  • 壁やドアで隔てられているため、他のスペースに匂いや煙が広がらない
  • 周りが壁で書か困れているため、収納スペースを広く作る事ができる

独立型キッチンのデメリット

  • オープンキッチンに比べて空間が狭いことが多い為、調理中の匂いや煙が籠りやすい
  • リビングスペースと隔たれているため、家族の様子が見えずコミュニケーションが取りづらい
  • 食事スペースと離れているので、配膳や片付けに手間がかかる

独立型キッチンを採用したリノベーション事例

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奥様からの以下のようなご要望でリノベーションを実施しました。

  • 共働きなので家事がスムーズにできる3LDK以上のプランを希望
  • パンやお菓子作りが奥様の趣味なのでキッチン本体や作業スペース、動線や収納にこだわりたい。

オープン型キッチン

オープン型キッチンとは、キッチンとリビングダイニングの間に壁を設けず、リビング・ダイニング内にキッチンを設置するスタイル広々と開放感があり近年人気の間取りです。

オープン型キッチンのメリット

  • リビング・ダイニングとの間に壁がないので解放感あり、部屋が広く見える
  • 子どもや家族とコミュニケーションをとりながら料理ができる
  • 壁がなくダイニングからの距離が近いので、配膳や後片付けが楽にできる

オープン型キッチンのデメリット

  • ダイニングから丸見えになるため、常に片付けておく必要がある
  • 調理中の匂いや煙がリビング・ダイニングにも広がりやすい
  • 収納スペースが少なくなりがち

オープン型キッチンを採用したリノベーション事例

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  • モールテックスで仕上げドロップインコンロを設けたSUGICOオリジナルキッチン
  • フレキシブルボードの床

セミオープン型キッチン

セミオープン型キッチンとは、オープンキッチンと独立型キッチンの中間に当たるタイプで、シンクの頭上につり戸棚や壁を設けるスタイルです。

セミオープン型キッチンのメリット

  • 調理中でもダイニングが見渡せるので家族とコミュニケーションが取れる
  • つり戸棚があるので収納スペースが作りやすい
  • リビング・ダイニング側に水や油が飛び散らない

セミオープン型キッチンのデメリット

  • 匂いや煙がリビング・ダイニングにも広がりやすい
  • オープン型に比べ壁がある分圧迫感を感じやすい

セミオープン型キッチンを採用したリノベーション事例

二世帯住宅|ともに暮らすライフスタイル

リビングとキッチンが仕切られているスタイルのキッチンです。シンクの上に吊戸棚があるので、多くのキッチンツールを収納する事が可能です。

キッチンのレイアウト

次にキッチンのレイアウトについて説明をしていきます。

キッチンのレイアウトは大きく分類して3種類あります。

  • アイランドキッチン
  • ペニンシュラキッチン
  • Ⅱ型(セパレート)キッチン

それぞれの特徴やメリット・デメリットについて詳しくご紹介します

アイランドキッチン

キッチンの全ての面が壁から離れており、「島」のような状態である事から「アイランドキッチン」と呼ばれています。

おしゃれなデザインや開放的に見える事に加えて、コミュニケーションがとりやすいというメリットがある事から、人気の高いデザインのひとつとなっています。

アイランドキッチンのメリット

  • デザイン性に優れていて、おしゃれなLDKを実現する事ができる
  • 360°あらゆる方向からアクセスができるので複数人での作業がしやすく生活動線の確保にも優れている
  • 掃除がしやすい

アイランドキッチンのデメリット

  • 設置スペースを広くとる必要があるため、住宅サイズによっては導入が難しい
  • キッチンエリアを区切れないため、小さいお子様やペットがいる家庭では安全面に懸念がある

ペニンシュラキッチン

ペニンシュラキッチンは台所の一部が壁面に接している形状のキッチンの事です。半島という意味で「ペニンシュラキッチン」と呼ばれています。

グラフテクト公式サイトより

ペニンシュラキッチンは、アイランドキッチンと同様の開放感もありつつゲートなどを付けて安全対策ができる事から、小さいお子さんやペットがいるご家庭に好まれています。

ペニンシュラキッチンのメリット

  • 解放感があり、家族やゲストとコミュニケーションが取りやすい
  • ゲートなどで仕切る事で、ペットやお子さんの安全対策を講じる事が可能
  • アイランドキッチンの良さを活かしつつ、省スペース・省コストでおしゃれなキッチンを導入する事ができる

ペニンシュラキッチンのデメリット

  • 複数人でキッチン作業を行う際には多少狭さを感じる事がある

Ⅱ型キッチン(セパレートキッチン)

Ⅱ型キッチンは、シンクとコンロ台が両サイドに分離した状態で配置されており、「Ⅱ」の形状である事からⅡ型キッチンと呼ばれています。メーカーによっては、セパレートキッチンと呼ぶこともあります。

グラフテクト公式サイトより

Ⅱ型キッチンは、シンク台とコンロ台が両サイドに分離した状態で配置されているキッチンの事です。

Ⅱ型キッチンのメリット

  • キャビネットが両サイドにあるため、収納や作業スペースを広く取ることができる
  • シンク台とコンロ台が離れているので、2人で作業分担しやすい
  • ひとりで作業する場合の作業動線もスムーズで無駄な動きが必要ない

Ⅱ型キッチンのデメリット

  • 設置するためにはスペースの確保が必要
  • シンク台とコンロ台の移動時に、床が汚れやすく掃除が面倒な場合もある

キッチンの型

続いて、キッチンの型についてご説明します。

キッチンの型には《Ⅰ型》《Ⅱ型》《L型》《U型》の4種類があります。

Ⅰ型キッチン

I型は、シンク・コンロ・作業台がすべて横並びになったスタイルのキッチンです。

I型キッチンのメリット

  • 汎用性が高く、様々なスタイルのキッチンに導入しやすい
  • 壁付けにする事で省スペースでも設置する事ができ、スペースが限られている物件でも導入しやすい
  • キッチン自体の価格が比較的安く、設置費も抑えられることから、リーズナブルに導入できる

I型キッチンのデメリット

  • 調理時に左右の移動が多く、動線が悪く感じられることもある

セミオープン型キッチンを採用したリノベーション事例

もう一度住みたい実家 | 重量鉄骨造 フルリノベーション

対面キッチンとダイニングテーブルを横並びに配置することで、配膳や片付けも楽になり、リビングとの間にも無駄なスペースがなくなるメリットも

Ⅱ型キッチン

Ⅱ型キッチンは、シンクとコンロ台が両サイドに分離した状態で配置されており、「Ⅱ」の形状である事からⅡ型キッチンと呼ばれています。メーカーによっては、セパレートキッチンと呼ぶこともあります。

Ⅱ型キッチンを採用したリノベーション事例

家族のこれからを考えた暮らしやすい住まい | 木造住宅リノベーション

「家族の顔を見ながら料理をしたい」という奥様のご希望を叶えるため、セパレートキッチンをご提案しました。限られた間口を考慮し、シンクのみを対面にすることで実現可能に。

L型キッチン

写真引用:LIXIL

L型キッチンとはキャビネットをL字型に配置したスタイルのことで、基本的にコンロとシンクが90度で向かい合うように設置されることが多いです。

L型キッチンのメリット

  • キッチン内での作業動線が良く、効率的に作業を行える
  • 作業スペースを広く取ることができる

L型キッチンのデメリット

  • コーナー部分の奥行きが深くなるため、デッドスペースになりやすい
  • 設置のためにスペースが必要となるため、間取りによっては設置できない場合がある

U型

写真引用:LIXIL

U型キッチンとはキッチンの中央を囲むように、͡Uの字にコンロやシンクのキャビネットが配置されているタイプのキッチンです。

U型キッチンのメリット

  • キッチン内での作業動線が良く、効率的に作業を行える
  • 作業スペースを広く取ることができる
  • 大容量の収納を確保できる

U型キッチンのデメリット

  • キャビネットを3つ配置するため、キッチン型の中では最も広いスペースを必要とする
  • キッチン本体の価格自体が高く、設置費も他の型と比較すると高額になりがち
SOWAKA代表
坂本真由

当社では、これまでに様々な間取り、デザイン、型のキッチンリノベーションを手掛けた実績があります。
じっくりとご要望をお聞きしてベストなご提案をさせていただいていますので、キッチンについてお悩みの方は、お気軽にご相談下さい。

まとめ

この記事では、マンションリノベーションに際して知っておきたいキッチンの間取り・レイアウト・型の詳細や、それぞれのメリット・デメリットなどを詳しく解説しました。

家の中でも、毎日必ず使う場所のひとつとなるキッチン。そんなキッチンが、快適で過ごしやすい空間になるように、しっかりと専門家に想いを伝え、相談を重ねながら理想の我が家を作っていって下さい。

株式会社SOWAKAでは、尾張旭市内の本社オフィス内にグラフテクトのキッチンを設置しており、実際に見て触っていただく事が可能です。

リノベーションをお考えの方はお気軽にお問い合わせください。

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