名古屋市東区|重量鉄骨造フルリノベーション事例|空き家の実家を再生した、吹き抜けとストリップ階段のある家

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西塚邸
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DATA

家族構成
ご夫婦+愛犬2匹
構造
3階重量鉄骨造
築年数
38年
竣工金額
約2,000万円
施工期間
約5か月

名古屋市東区にある、空き家となっていた、ご主人のご実家である戸建て住宅。 一度は売却も頭に浮かびながらも、「もう一度住みたい」というご夫婦の想いからフルリノベーションをして生まれ変わりました。 重量鉄鋼造のメリットを生かし、1階から3階まで大胆につながる吹き抜けをつくり、ストリップ階段を架け替え。家全体に光が降り注ぐ空間になりました。白で統一した空間に黒のコントラストが映え、心地よい風も家中を通り抜けます。 家族の愛犬2匹にとっても最高の空間で暮らせるよう、LDKを広くとり、床材など随所に工夫を凝らした住まいになりました。

Before/After

Before

After

重量鉄骨造 × 実家リノベーション

重量鉄骨造は、しっかりとした構造体で建物を支えているため、リノベーションをする際も暮らしに合わせて間取りを大きく変更できるメリットがあります。

長い間、ご家族の暮らしを支えてきた重量鉄骨造のご実家も、時が経つにつれて空き家となっていました。

一度は売却も考えられたそうですが、それでもご夫婦が選んだのは、「もう一度この家に住みたい」という想いを叶えること。

1階から3階までつながる吹き抜けをつくり、ストリップ階段を架け替えることで、家の中にはたっぷりの光が差し込むように。

これまで家族の暮らしを支えてきた場所が、今度はご夫婦の新しい暮らしを支える住まいへと生まれ変わりました。

思い出のある家を残しながら、暮らしを新しくする。

重量鉄骨造の実家だからこそできた、これからの暮らしのためのリノベーションです。

吹抜けとストリップ階段で実現した明るい空間

今回の実家リノベーションで、最大の課題となったのが「家全体が暗い」ということでした。

そこで、1階から3階までを大胆につなぐ吹き抜けをつくり、3階から入る光を家の奥まで届ける計画に。さらに、その吹き抜けを活かすために、1階から3階まで続くストリップ階段を新しく設置しました。

1階まで大胆に繋がる吹抜け
上の窓からは明るい光が降り注ぎます

上から差し込む自然の光が吹き抜けを通って1階まで届きます。これまで暗かった場所にも光が入り、家全体が明るく開放的な空間へと生まれ変わりました。

さらに、吹き抜けを通して上下階の空気もつながるため、窓から入った風が家の中を気持ちよく通り抜けます。

階段には光を取り込みつつ、デザイン性も抜群なストリップ階段を採用した点もポイント。

ストリップ階段とは?

ストリップ階段』とは、『スケルトン階段』とも言われ、日本家屋でよく目にする壁に囲まれた箱型の階段ではなく、骨組みと階段の板のみで作られている階段のことです。

段の隙間から光を取り込むだけでなく、デザイン性も高く閉塞感を感じさせないストリップ階段。

インテリアとしての存在感もあるので、お部屋のアクセントにもなり、一層モダンな雰囲気を造り上げることができます。

光が抜けるスケルトン階段
3階へと繋がります

吹き抜けの一番上には、ガラスをはめ込んだ手すりを設置しました。

透明なガラスは光をさえぎることなく、吹き抜けの広さや明るさをそのまま感じることができます。

白と黒のコントラストでまとめた吹き抜けに、透明なガラスが加わることで、空間に軽やかさが生まれ、よりシャープですっきりとした印象に仕上がりました。

吹き抜けって寒くない?

吹き抜けにすると、「冬は寒くなりそう」「空調の機器が悪くなりそう」と思う方も多いのではないでしょうか。

たしかに、吹き抜けは上下の空間がつながるため、暖かい空気が上にたまりやすく、断熱性能が低い家では寒さを感じることがあります。

そのため、このお住まいでも単に吹き抜けをつくるだけではなく、断熱や窓、空気の流れまでを考えながら計画しています。

溝に収納できるロールスクリーン

さらに今回は、空気の流れを必要に応じて区切れるよう、階段にロールスクリーンを設置しました。

階段の登り口の天井には、ロールスクリーンがすっきりと納まる溝をあらかじめ設けています。使わないときはスクリーンが目立たず、吹き抜けのデザインを邪魔しないように細かなところまで工夫しました。

吹き抜けの開放感はそのままに、暮らしやすさもしっかり考える。

そんな考えから生まれた、リノベーションならではの工夫です。

愛犬とのびのび暮らせる、広々とした2階LDK

今回のお住まいでは、2階にキッチンを設置し、LDKとパントリー、トイレだけのシンプルな間取りにしました。

これは、お客様の「愛犬とのびのび暮らしたい」という想いから、できるだけ広いLDKを確保するための工夫です。

キッチンとダイニングテーブルを横に並べて配置することで、料理を運んだり、食器を片付けたりする動きもスムーズに。キッチンとダイニングの間に余分なスペースをつくらないことで、リビングをより広く使えるようにしています。

大容量のパントリーが魅力のキッチン

シルバーのペンダントライトが、近代的でスマートな印象を演出してくれるキッチン。

キッチンの奥には、ウォークインタイプの大容量パントリーを設けました。食品や飲み物のストックはもちろん、洗剤や日用品などの生活雑貨までまとめて収納できるため、キッチンまわりをいつもすっきりと保つことができます。

キッチンと隣り合う大容量パントリー
棚は可動式で使いやすさ抜群

必要なものを一か所にまとめておけば、「どこに何があるのか」が分かりやすくなり、買い忘れや在庫の重複も防ぎやすくなります。毎日の料理や片付けのときにも必要なものをすぐに取り出せるので、家事の負担を少し減らしてくれる、頼もしい収納スペースです。

さらに、パントリーの棚は高さを自由に変えられる可動式を採用。大きな箱や家電、細かな食品など、収納するものが変わっても、その時々に合わせて棚の位置を変えられるため、無駄なく使うことができます。

導線上の手元にはスイッチ

スイッチの位置ひとつにもこだわり

キッチン台の横にあるスイッチは、キッチンへ向かう動きの中で、自然に手が届く場所に設置しました。

キッチンは1日に何度も行き来する場所だからこそ、スイッチを探したり、わざわざ手を伸ばしたりすることなく、いつもの動きの中でスムーズに照明をつけたり消したりできます。

スイッチやコンセントは小さなものですが、毎日使うものだからこそ、少し位置が違うだけでも「なんだか使いにくい」というプチストレスにつながります。

だからこそSOWAKAでは、間取りやデザインだけでなく、お客様が家の中でどのように動き、どんなふうに暮らすのかまで一緒に考えながら、ひとつひとつの位置を決めていくことを大切にしています。

キッチンにお気に入りを飾る、小さな楽しみ

キッチンの背面には、手洗いからつながる長い棚を設けました。

収納として使うだけでなく、お気に入りの雑貨や季節を感じる小物を飾る「見せる収納」として楽しめるスペースです。

料理をしたり、家事をしたりするたびに目に入る場所だからこそ、好きなものを並べておけば、何気ない毎日の中にも小さな楽しみが生まれます。

季節に合わせて飾るものを変えたり、その日の気分でディスプレイを変えたりと、暮らしながら少しずつ自分らしい空間をつくっていける場所になっています。

2匹の愛犬との暮らしを考えた、こだわりの洗面スペース

ご夫婦が大切にしている2匹の愛犬のお世話がしやすいよう、洗面台にも工夫を取り入れました。シャンプーの後にブラッシングをしたり、お手入れをしたりできるよう、ゆったりとした作業台を造作しています。

洗面台の一部には、落ち着いたブルーグリーンのタイルを一枚ずつ表情が変わるように並べました。タイルは水に強く、汚れも落としやすいため、水を使う洗面まわりにもぴったりの素材です。落ち着いた色合いの中にタイルの表情が加わり、シンプルな洗面スペースのアクセントになっています。

タイルが洗面台のアクセントに
シンプルだけれど存在感がある、電球タイプのライトをセレクト

もっと見たい!暮らしを豊かにする住まいの工夫

白で統一した部屋は、明るく広々とした空間に

個室は白をベースにシンプルにまとめました。白い壁や天井は光を反射してくれるため、部屋の中が明るく感じられるだけでなく、空間をより広く見せてくれます。

また、シンプルな色でまとめた部屋は、家具やカーテン、好きなインテリアとも合わせやすいのが魅力です。その時々の好みに合わせて家具や飾りを選びながら、自分らしい空間を自由に楽しんでいただけます。

日当たりの良い3階には広々としたフリールーム

家全体の光を取り込む要ともなっている3階の窓。

たっぷりと光が入る明るい空間は、決まった使い方をしないフリールームとして、暮らしに合わせて自由に使えるようにしています。

ご主人の趣味であるトレーニング機器を置いて、好きな時間に体を動かす場所として使うこともできますし、仕事部屋のすぐ隣にあるため、在宅ワークの合間に気分転換をする場所としてもぴったりです。

その時々の暮らしに合わせて使い方を変えられる、明るさとゆとりを活かした、これからの楽しみが広がるフリールームです。

たっぷりの収納で、家全体をすっきりと

毎日の暮らしの中では、洋服や日用品など、どうしても少しずつ物が増えていきます。だからこそ、収納する場所をしっかり確保しておくことは、すっきりとした家を保つための大切なポイントです。

壁一面の収納もホワイトの扉でスッキリ
オープン棚も高さを変えてカスタマイズ可能です

今回のお住まいでは、たっぷりの収納スペースを各所に設け、物をしまいやすく、片付けやすい住まいにしました。収納場所がきちんと決まっていれば、使った物も戻しやすく、部屋を広々と使うことができます。

トイレの外に設けた、使いやすい手洗いカウンター

手洗いはトイレの中に設けることが多いですが、今回はあえてトイレの外に手洗いカウンターを設置しました。トイレを使ったときだけでなく、帰宅したときや少し手を洗いたい時など、必要なタイミングにいつでも気軽に手を洗えるのがポイントです。

トイレの中に入らなくても手洗いができるため、家族みんなが使いやすく、毎日の暮らしの中でも自然と手洗いの習慣を続けやすくなります。

暮らしやすさと清潔さを両立した手洗いスペースに仕上げました。

どうなってるの?重量鉄骨造の断熱対策

重量鉄骨造でも、断熱をしっかりすれば快適に

今回ご紹介している事例のお住まいは、重量鉄骨造の建物です。

鉄骨造と聞くと、「冬は底冷えしそう」「夏は暑くなりそう」「外の暑さや寒さが家の中まで伝わりそう」といったイメージを持つ方もいるかもしれません。

確かに、鉄は木材などに比べて熱を伝えやすい性質があります。そのため、断熱対策が十分でない場合は、外の暑さや寒さが室内に伝わりやすく、夏は暑く、冬は寒い家になってしまうことがあります。また、室内と外の温度差が大きくなることで、窓や壁の中に結露が起こり、カビや建物の傷みにつながることも。

だからこそ、重量鉄骨造のリノベーションでは、断熱性能をしっかり高めることが大切です。

鉄骨造だから寒い、暑いというわけではありません。断熱材や窓などを適切に選び、家全体の断熱性能を高めることで、重量鉄骨造でも一年を通して快適に過ごせる住まいをつくることができます。

今回のリノベーションでも、もともとの重量鉄骨造の強さを活かしながら、これからの暮らしに必要な断熱性能もしっかり考えて計画しています。

ポイント1:重量鉄骨造の窓をインプラス(内窓)で断熱・防音対策

今回のリノベーションでは、大きな窓から入る暑さや寒さを抑えるため、既存の窓の内側に「インプラス」という内窓を取り付けました。

窓が2枚あるのがわかりますね!

インプラスとは、今ある窓はそのまま残し、その内側にもう一枚窓を取り付けて、窓を二重にする方法です。2枚の窓の間に空気の層ができることで、外の暑さや寒さが室内に伝わりにくくなり、冷暖房の効きもよくなります。

さらに、結露を抑えたり、外からの音を軽減したりする効果も期待できるため、「夏は暑い、冬は寒い」という鉄骨造のイメージを変えるためにも効果的な方法です。

既存の窓を取り替えるのではなく、そのまま活かして内側に窓を追加するため、窓そのものを交換するよりも工事の負担を抑えやすいのもメリット。今ある住まいを活かしながら、断熱性や快適さを高められるリノベーションの工夫です。

ポイント2:壁や天井の断熱材には『セルロースファイバー』を採用

壁や天井の断熱材には、「セルロースファイバー」を採用しました。

セルロースファイバーとは、新聞紙などをリサイクルしてつくられる断熱材。細かな繊維を壁や天井の中に吹き込むことで、外の暑さや寒さが室内に伝わりにくくなり、夏は涼しく、冬は暖かく過ごしやすい住まいをつくります。

セルロースファイバー吹込み後の様子
パンパンに断熱材が詰まっているのが分かります

セルロースファイバーの良いところは、断熱だけではありません。外からの音を伝わりにくくする効果が期待できるほか、湿気を吸ったり放出したりする働きがあるため、室内の湿度にも配慮することができます。

セルロースファイバーの特徴とは?

  • 高い断熱効果がある
  • 地球や人に優しいエコな素材
  • 吸湿性が良く、快適な湿度を保つことができる上、結露やカビ予防もできる
  • シロアリやゴキブリなどの害虫予防が可能
  • 高い防音性と防火性能があり、安心できる

また、セルロースファイバーは細かな繊維を壁や天井のすき間に吹き込んで施工するため、すき間ができにくいのも特徴です。しっかり施工することで、断熱性能を高めやすくなります。

今回のような重量鉄骨造の住まいも、もともとの丈夫な構造を活かしながら、断熱をしっかり行うことで、より快適な住まいへと生まれ変わらせることができます。

SOWAKA中根

SOWAKAでは、建物の状態や暮らし方に合わせて、快適に過ごせる断熱リノベーションをご提案しています!

中でも『セルロースファイバー』を標準仕様として提案しており、施工経験も多くありますので、気になる方は一度お問い合わせください。

注目を集めている実家リノベーション

物価上昇が続く昨今、中古住宅を購入してリノベーションする住まい方や、思い出の詰まった実家を活かす「実家リノベーション」にも注目が集まっています。

生まれ育った家には、新しく建てた家にはないものがあります。

子どもの頃に過ごした部屋。
家族で囲んだ食卓。
何気なく眺めていた景色。

長い年月を過ごしてきたからこそ、その家には家族の記憶が刻まれています。

古くなったからといって壊してしまうのではなく、今の暮らしに合わせて住まいをつくり直すという選択肢があります。

実家リノベーションのメリットは?

  • 思い出のある家や慣れ親しんだ地域で、新しい暮らしを始めりことができる
  • すでに建物があるため、新築よりも費用を抑えられる場合がある
  • 建物の状態や工事内容によっては、補助金や減税制度を活用できる
  • 間取りや断熱性能、バリアフリーなど、今の暮らしに合わせて住まいをつくり直せる

もちろん、すべての実家がそのままリノベーションできるとは限りません。

築年数や建物の構造、耐震性、断熱性能、現在の家族構成などを確認したうえで、「残すもの」と「変えるもの」を見極めることも大切です。

思い出を残しながら、暮らしを新しくする。

そんな実家リノベーションの可能性を、ぜひ今回の施工事例から感じていただけたらと思います。

間取りのBefore/After

1階

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After

2階

Before

After

3階

Before

After

現場レポート

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断熱工事や解体、造作、仕上げなど、普段なかなか見ることのできない リノベーションの現場の様子をレポート形式でご紹介します。

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