〚現場レポート〛店舗/事務所リノベーション|障がい者福祉施設
介護や医療ケアが必要な人たちと、そのご家族が安心して過ごせる場所をつくりたい。そんな想いから始まった、今回の施設リノベーション。
利用者の毎日が少しでも快適になり、ご家族やスタッフの負担もやわらぐよう、使いやすさや安全性に配慮しながら計画を進めました。施設内には、多目的室から浴室までスムーズに移動できる天井走行リフトを設置し、介護やケアがしやすい環境を整えています。
また、地域の人たちとも自然につながれるよう、交流の場となるトレーラーハウスや、晴れた日に食事や会話を楽しめるウッドデッキも整備。
2026年4月の開所に向け進められた、リノベーション現場の様子をご紹介します。
01:リノベ着手

「子どもと親の夢を叶える」多機能型通所施設として、身体介護や医療ケアが必要な子どもとその家族が安心して過ごせる居場所を作りたいという要望で始まったこのプロジェクト。
もともと、地域に根差した施設として10周年を迎えたことを機に、「次の物語」に進むためにパワーアップした新事業所を作るというもの。
障がいを持った利用者が施設内を自由に動き回ることができるように「天井走行リフト」が設置されたり、
地域交流の拠点となるキッチンスペースでもある「トレーラーハウス」が設置され、晴れた日はウッドデッキのうえで昼食をとりカフェの様な雰囲気を楽しむことができる施設。
室内の「天井走行リフト」は多目的室から直通で浴室まで移動ができ、「あつまり」「つながり」「笑いあう」をコンセプトに介護やケアができるように細かな動線や安全を意識して設計を行いました。
2026年1月末までに内部、外部が完成し、4月より開所するべく工事が進んでいきます。
02:解体工事スタート
先日リノベーション工事が始まり、足場の組み立てが完了した現場は、現在解体工事が進められています。
元々が個人病院だった建物なので、あらゆるところに病院らしい名残が見られます。


床と壁から全て取り外され、新しい空間へと生まれ変わります。
今までは病気の方々を治療して助けてきた建物が、今度は障がい者施設としてご本人やご家族の生活を助ける施設へと。
この巡りあわせは偶然ではありますが、建物にある想いも繋がっていくようで、なんだか嬉しい気持ちになります。

写真左上の壁に、『処分』『再利用』と文字が書かれているのが見ていただけますね。
これは職人さんの誰が見ても、一目で分かるようにしている、いわばメモ書きのような物。
リノベーションの現場を初めて見た時は、『こんなに大胆に書いても良いの!?』と驚いたものです。
(今後新しくする部分に書いているのでご安心を!)

一度壊してしまったら元には戻らない。
万が一のミスを防ぐための大切な大切なメモです。
建て替えとなると、解体は重機を使って一気に行ってしまいますが、リノベーションの現場では少しづつ手作業で行っていきます。
今ある建物の良い部分や使える部分を活かしながら、価値を新しく生み出していく、リノベーション現場だからこその景色ですね。
03:現場外観の様子

重度障がい者施設にこまる様の現場の外観は、現在こんな感じ。
大きな道路に面している今回の現場。
2026年春の施設開所後スムーズに運営ができるようにと、看板やスタッフ募集のお知らせも設置させていただいております。
赤いカラーが目に飛び込んでくるので、もしかしたら通りすがりにみなさまにもご覧いただいているかもしれませんね。
SOWAKAは建築事業のほか、クリエイティブ事業として店舗の看板や名刺・ロゴデザイン等も承ることができます。
店舗リノベーションをご検討の方は、総合的にサポートさせていただくことも可能です!気になるオーナー様はぜひ一度ご相談下さいね。

さて話が逸れてしまいましたが、こちらは看板設置前の写真。
建物全体をぐるっと囲むように足場が組み立てられています。
次に建物が現れる時には、どのような姿になっているのか、今から楽しみです!
04 : 天井走行リフトのために梁補強

施設天井には走行リフトが設置されるため、天井裏の梁を補強しはじめました。
この赤丸の部分なのですが、まだ梁を入れ始めたばかりなので見えづらいのですが、
身体を動かすことのできない利用者さんが施設内を動き回ることができる魔法の様な設備です。
「完成したら機器チェックと称して僕も乗ってみようかな。」と監督。笑
05 : 外部解体作業

解体作業は、外部も進んでいます。
既設建物の特徴的なポイントにもなっているポーチ部分。
建物を設計する時、見た目と機能とコストを考えながら作成していくのですが、もともとの庇がカマボコ型をしていたのでどうしても形状変更をしたいという要望がありました。

また、リフト付きのワンボックスから利用者が入館することになるのですが、雨の日だと濡れてしまう。
そこで、カマボコ型をスクエアに形状変更して少しだけ庇を伸ばす工事を行っていきます。
庇の骨組みが鉄骨で造られていたため形状変更が容易。
・・・・・
ん~ 容易ではないかも。
既設の鉄骨を利用してフレーム(骨組み)を再構築して雨にも風にも負けない丈夫な庇を作り替えていきます。
雨の日には雨避けに、暑い日には日陰にもなってくれる場所は、きっと利用者さんに喜ばれるポイントとなること間違いなしですね。
外観(ファサード)も入口の雰囲気が変わるだけで別の建物になった感じとなるので楽しみです。
06 : 間取り変更の工事

現場は解体作業が少しずつ完了し、次の工程に進みつつあります。
写真の左側に見える、木材が格子状になっている部分は、元々は奥の部屋への出入口になっていた部分。
今回のリノベーションでは、別方向(写真右側)に新しく出入口を設ける計画をしています。

こちらが工事前の写真。比べていただくと分かりやすいですね。
元々はCT・レントゲン室だったそうで、重厚な鉄製の扉が付けられていました。
壁の下地になるよう、かつて扉があって空洞だった部分には木枠を設置。
この後木板とクロスが張られると、以前は扉だったのが信じられないような壁面になる予定です。

お客様からもよく「間取りの変更はできるの?」とお問合せいただくことがありますが、
このような方法で出入口の場所を変更したり、間取りそのものを変更していくことができます。
既にある建物を、いかに使いやすい物にしていくのか。
リノベーションをご提案する中で一番大切な部分であり、腕の見せ所でもあります。
ただ、場所によっては構造や耐震の関係で難しい場合もありますので、一緒にご相談しながら進めさせて下さいね。
07 : 造作工事

少しづつ造作作業も進んでいて、新しい建物の骨組みが見えてきています。
こちらは介助浴室前の、多目的室に造作されたカウンター。
素材には、耐久性の高いタモ材を使用しています。
スタッフさんが介助をしながら、物を置くのに丁度良い高さを、オーナー様と相談させていただきました。

こちらは以前のレポートで見ていただいた、間取り変更をしてできた壁面部分に設置したカウンター。
この後はカウンターの上にシンクと水栓が付けられて、手洗い場になっていきます。
新しい空間の姿が見えてきて、さらに完成に向けてワクワクしてくるタイミングです!
08 : 扉の移設
元々が病院施設なので、入口の扉は2枚あり、”風除室”と呼ばれる空間がありました。
飲食店などでも、入口の扉の内側にもう1枚扉がある店舗が多いですよね。
これは特に雨や風の強い日に、外の砂やホコリが室内に入ってくるのを防ぐ、衛生的な役割があるんです。

元々は写真の奥側、外扉に近い部分にあった扉ですが、今回のリノベーションでは少し室内側に扉をまるごと移設。
扉と扉の間が広くなり、空間に余裕が生まれました。
障がい者施設なので、ご家族やスタッフさんの待合も多くなるはず。風除室が広くなることで、出入り口の混み合いも緩和されるのではと思います。
現場を知っているオーナー様だからこそ生まれるアイディアと配慮ですね。
09 : 外壁クリーニング

計画の後半で、一部外壁の塗り替えを行っていく予定がありますが、そのまま利用する場所は高圧洗浄機でクリーニングを。
屋外にあり、常に雨や風にさらされている外壁は、どうしても汚れが溜まっていきますね。
※外壁によっては、高圧洗浄機を使うと塗装が取れてしまう物が多いので、ご注意下さい!

実は株式会社SOWAKAでは、外壁に関わらず、お引渡しの際にはスタッフが直接クリーニングをしています。
まるごとリノベーションの際には、隅から隅まで。
部分リノベーションの際にも、施工を承った部分だけでなく、出入りさせていただくスペースは全て綺麗にしてお引渡しをします。
”私たちに任せていただいた感謝と、これから心地良い暮らしがスタートしますように。”
お客様と直接相談して、工事を進めているからこそ思えること。
いちスタッフとしても、当社を押せるポイントのひとつです。
10 : ポーチ部分の拡張工事

以前ポーチ部分の解体をする様子をお伝えしましたが、現在はポーチの庇を広く拡張する工事が進んでいます。
右側に見える、建物に対して垂直になっている鉄骨(黄色の矢印)は、従来のポーチ部分。
左側の建物と並行している鉄骨(青色の矢印)は、今回のリノベーションで庇を広くするために新たに取り付けられた部分です。

遠くから見るとこんな感じに!
既設の鉄骨を有効に使いながら、それを補強する形で庇を広げていきます。
建物の骨組みとなる鉄骨はとても丈夫!
中でも今回のような厚みのある重量鉄骨は、しっかりと防水耐水加工をしてメンテナンス管理がされた状態であれば、通常の住宅なら50~60年は充分に使用できると言われています。
このポーチの鉄骨もまだまだ現役!これからの施設の顏になってくれます。
11 : 配管工事

リノベーション現場の内部では、配管工事も進んでいます。
配管部分は、建物ができあがってしまうと隠れてしまう事が多いので、ここまでまるっと見れるのは少なく貴重なタイミングです。
グレーの管が使用後の水を流す為の排水管、オレンジの管は水道管から水を通して水栓に繋がっていく予定です。

間取りの変更をご依頼いただくことも多いリノベーション。
特にキッチンやトイレ、洗面台など水廻りの設備を変更する場合には、見える設備部分はもちろんのこと、見えない部分で新しく配管を伸ばしたり、今までの配管と上手く繋げたりをしていく必要があります。
配管が上手くいかないと、もちろん新しい住宅設備は使うことができませんし、場合によっては水漏れやガス漏れなど、危険を伴う状態にもなり得ます。
そう考えると配管工事は、私たちの安全で快適な暮らしを支える基盤になっているんですね。
12 : 新しい配管の増設
洗面台の配管増設

今回のレポートは、前回の配管工事に続き、新しく洗面台を設置する為の配管増設工事をご紹介。
元々の施設では、待合ホールから診察室に向かう入口に当たる、このように角が削られたような形の壁面。
今回はここに新しくミラタップの水栓が設置されます。


浴室の配管増設
こちらは新たに浴室を作るために、床のコンクリート部分に新しく配管を通していく様子。


見えない部分だからこそ大切に、確実に。
みなさんの住まいも、実は見えないところにたくさんの工夫やこだわり、職人さんだからこそできる技術が隠されているはずですよ。
13 : 建物内部のリノベーション工事の様子
玄関周辺

こちらは移設した玄関の扉付近の様子です。
扉を取り外した際にあらわになってデコボコしていた床のコンクリート部分ですが、しっかりと埋められ平らな床面に。
この後は、風除室から室内にかけて、新しくフロアタイルが張られていく予定です。
多目的室

こちらは以前もご紹介した、多目的室に作られたカウンター。
以前は骨組みだけの作りでしたが、横の側面にもボードが張られ、しっかりとした形になってきています。
浮いているコンセントは、クロスが張られた後にしっかりと設置されていきます。
廊下

施設内の導線部分となる廊下は、新たに扉を作る部分と、今までの出入口を塞ぐ部分とが混在しています。
左手前に見えるグレーのボード部分は、今まで出入口があった所。
この後上からクロスを貼れば、元々出入口があったとは想像できない程、自然な壁面になっていきます。
右側中央の出入口がある部分は、以前は壁だった部分。
今後は相談室にするため、個室用の扉が取り付けられる予定です。
14 : 天井走行リフトのレール取付

リノベーションの目玉のひとつである『天井走行リフト』は、いよいよレールを取り付ける作業が始まりました!
以前のレポートでご紹介した天井補強をした部分に、ボルトを使って金具を取り付け、そこにレールをはめ込んでいきます。

身体を動かすことのできない利用者さんが、ベッドに寝たまま移動するための物なので、地面と水平であるか、高さは大丈夫かなど、安全面でもしっかりと確認が必要になってきます。
緩急のあるジェットコースターのようになってしまっては大変なので、このようにしっかりと現場で確認。
機能面だけでなく、見た目もスマートで美しくなるように。
現場では監督と職人で、ミリ単位の調整が行われていきます。
15 : ポーチのリノベーション工事

いよいよ新しい施設の顏となる、玄関ポーチの姿が見えてきました。
以前ご説明した鉄骨部分を基礎の骨組みとして、それを覆うようにボードを設置しています。
特徴的だった”かまぼこ型”のボードもすっかり取り払われ、スタイリッシュなシルエットが見えてきましたね。

上から見るとこのような形。
L字に広くなったポーチは依然の倍以上。
この軒下にピッタリと送迎用の車が停車し、雨の日でも利用者さんが濡れることなく室内に入れるようになります。
屋外の部分になるので、この後はしっかりと防水処理を行っていきます!
16 : 入口カウンター造作

施設入口付近では、移設した扉に合わせて、カウンターの造作が始まっています。
カウンターと聞くと、前に突き出した形を思い浮かべますが、今回のリノベーションでは内側にくぼみを作ったデザインを計画しました。
その分施設内の空間を大きく広く取ることができると同時に、角が内側にくる事で安全面も向上することが可能。
L字型のスマートなカウンターは、施設内と事務スペースをしっかり区切ってくれる大切な役割も担ってくれます。


17 : 外壁の足場が外れました

先日外壁の塗装工事が完了し、いよいよ建物を囲んでいた足場が外されました。
今まで隠れていた全貌が見えると、いよいよ完成に近づいてきているんだと、ワクワクしてきますね!
現場レポートでもご紹介してきた入口のポーチ部分は、対照的な濃いネイビーをセレクト。建物の印象をぐっと引き締めるポイントになっています。

無機質感が特徴的だった建物ですが、リノベーションでホワイトをベースにした、明るくカジュアルな雰囲気の建物になりました。
以前からホワイトだった壁面部分も、クリア塗装をし直したのでツヤツヤです。


18 : 建物内部の様子
天井走行リフト

天井走行リフトは、レールの設置が完成。レール周りの天井も板が張られた状態にまで工事が進んでいます。
梁を補強して、がっちりと天井に取り付けられたレールは、完成直前に可動式の設備が付けられる予定です。
楽しみです!
入口の吹抜け空間

施設入口を入った吹抜けの広い空間には、新しく室内用の足場が組まれました。
天井が高い部分なので、これから高所の設備調整やクロスの張り替えを行っていきます。
19 : トレーラーハウス搬入
この日は朝からソワソワしていたスタッフですが、ついに牽引車に引っ張られながら到着!
今回のリノベーションのポイントにもなっている”トレーラーハウス”です!
なんだか家が公道を走っているように見えますね。笑
きっと周りの視線を一挙に集めながら走ってきたのではないでしょうか。
この後は何度も何度も切り返しをしながら、計画した場所へと移動させていきます。
牽引している車をバックさせて、微調整をしながら動かしていく。
”この角度でバックすると、トレーラーハウスがこの方向に動く”と計算しながら行うのは、やはり経験があるからこそですね。
間近で見ていると、やはり餅は餅屋だなぁと思い知らされます。

無事に搬入が済み、外から見るとこんな感じに納まりました。
早速、トレーラーハウスと建物の間をつなぐ作業も進められていきます。
入口ポーチのカラーと合わせたネイビーの壁面に、オレンジのロゴが映えますね!
木目部分もナチュラルで優しい雰囲気が出ていて、目を惹きます。
これからこのトレーラーハウスはどのような形になっていくのでしょうか。お楽しみに!
近年は、コンテナを小さな店舗にしたり、倉庫として利用したりと、街を歩いていても目にすることが増えたように感じます。
コンテナハウスに関しては、こちらのコラムもぜひ読んでみて下さいね!
20 : トレーラーハウス連結工事

先日搬入されたトレーラーハウスと建物の間を、簡易的に繋げる工事が進められています。
写真の手前側が建物、奥側がトレーラーハウス。
トレーラーハウスへ行き来する時に、屋外に出なくても済むよう、廊下となる部分を施工しているところです。

トレーラーハウスと繋がる部分は、元々は建物の壁面だった場所。
今回のリノベーションで壁の一部を取り壊し、新たに間口を作りました。
接続のための廊下と言えども、断熱材を入れ込んで暑さ寒さに対応できるようにしていきます。
いくら建物本体がしっかりしていても、一部断熱の弱い部分があるだけでそこから熱が行き来してしまうので、こういった細かな部分こそ大切な場所なんですね。
21 : コンクリートスロープ打設
建物の外側に新しく作られたコンクリートスロープ打設の様子をレポートします!
今回のリノベーションで、建物の壁面に添わせた新しいスロープと、入口横のスロープを広くする計画をしています。
まずはブロックを積み上げて、スロープの土台となる部分を作っていきます。
内部には鉄骨を入れこんで、強度もしっかりと!



土台がしっかりと乾いて安定したら、いよいよコンクリートを流し込んでいきます。
表面がまっすぐなめらかになるよう、丁寧にコンクリートを均していきます。
実はコンクリートは時間との勝負。
コンクリート工場で練り混ぜられてから、○分以内に現場に到着して打設をしなければならないというルールが細かく決まっています。
時間が経つにつれてコンクリートは固まってきてしまうのはもちろん、それに伴って品質も落ちてきてしまうんです。
だから、その時間を少しでも遅らせるようにと、運搬も専用の”コンクリートミキサー車”で、コンクリートをかき混ぜながら運んでいるんですね。

完成後は数日間、しっかりと乾燥させます。
猫ちゃんがうっかり通りませんように!
22 : 床の張り替え
本日は、新しく張り替えられた床の様子をご紹介。
リノベーション最初の解体のタイミングで、元々のフロアシートは取り払われ、コンクリートがむき出しの状態で工事が進められていました。



リノベーションも最終段階ということで、コンクリート土台の上に、新しくシートが張られていきます。
中心部分の少し色が濃くなっている部分は、下地の補修がされた部分。
割れや歪みを直しながら、一枚一枚丁寧にフロアシートを貼っていきます。ピタっと合うのが気持ち良いです。

木目調の床になったことで、無機質な雰囲気からガラッと変わり、温かみのある優しい空間になりましたね。
縦に伸びるラインの効果で、奥行き感も演出できます。
23 : 壁と天井のクロス貼り
壁と床のクロスも、新しい物へと張り替えられ、現場の雰囲気が一気に完成後の姿へと近づきました!
個室の様子


天井レール周りの様子


コンテナハウス出入口の様子


コンテナハウスと建物床との大きな段差がありましたが、階段を新たに作り、出入りがしやすいようになっています。
真っ白でシンプルな壁に、シャープで四角の出入口が生まれました。
元々が普通の壁だったとは思えないような仕上がり。
BEFORE→AFTERが楽しめるのも、リノベーションならではと言えますね。
24 : シンボルフラッグ

本日は施工担当杉山のこだわりポイントを少しだけご紹介。
「・・・電柱?」と思われる方が多いですよね。
良く見ると、てっぺんに棒状の部品が付けられていて、そこから紐が延びています。
実は、この電柱は施設のシンボルフラッグにもなる旗を付けるための支柱となっているんです。
よく式典で、国歌の”君が代”に合わせて旗を高く昇らせていく「国旗掲揚」、身近な所では運動会などの学校行事でも「校旗掲揚」が行われますが、そんなイメージ。

元々が病院施設だったので、レントゲン設備などのために、別で大容量の電気を引き込んでいた名残の電柱。
それを今回撤去するのではなく、シンボルフラッグの支柱として新しい役割を吹き込みました。
担当杉山は、初詣で神社の旗の造りをまじまじと見ながらイメージを進めていたそうですよ。
この写真を撮ったタイミングは、綺麗な青空と夕日が見える日でした。
完成後にシンボルの旗がはためいて、明るい日差しを集める日が待ち遠しくなってきましたね!
25 : ウッドデッキ設置



以前のレポートでご紹介した屋外のスロープは、このウッドデッキに繋げるための物だったんですね。
車いすでも安心して通ることができるように、コーナーの部分も角度を付けて広く設計されています。

障がい者施設も数多くありますが、今回の施設は特に重度の障がいを持った方が多く利用されます。中にはベッドに横になったまま日常生活をされている方も。
どうしてもお出かけに制限がかかってしまったり、お出かけ自体が大変な方も多い中、
「利用者の方にもカフェやピクニックに来たような気分を味わってほしい。」
そんなオーナー様のあたたかな想いが形になった、特別な空間です。
26 : トレーラー内部の様子
本日のレポートでは、今回のリノベーションで一番に目を惹く、トレーラーハウスの内部を公開していきます!

こちらはトレーラーハウス搬入直後の写真です。
奥に見えるグレーのカウンターは、この後キッチンを付ける際に仕切りにもなるカウンター。キッチンに合わせて幅や通路の間隔を計算した状態で設置しています。
床と天井は木目調のものをセレクトしているので、あたたかみがあり、普通の家の中のよう。
天井の梁も良い雰囲気です。

反対側から見ると、こんな感じ。
トレーラーハウスは、扉やエアコンが付いた状態で運ばれて来るのですね!
ロッカーが見える奥の部分は、施設の建物内です。
今回はトレーラーハウスと建物の間を、外に出ることなく内部で行き来できるように、計画を行っています。

トレーラーハウスの現在は、コンパクトなキッチンが搬入されています。
この写真だけ見ると、下にタイヤが付いているトレーラーだとは思えないような空間にできあがってきています。
障がいを持った利用者様と地域が、自然と繋がれるような有意義な空間になることを願っています。
27 : 浴室のバスパネル貼付

重度の障がいを持っている方の為の施設なので、入浴介助のしやすさも、リノベーションで大切にした部分です。
元々、CT・レントゲン室として使用されていた部屋を浴室へと変更。
まず出入口の場所を変更するところからスタートし、給水・排水用の配管がない部分だったため、新しく配管を伸ばす大掛かりな作業を行っていきました。

この日は、浴室用のバスパネルを貼る作業が行われていました。
浴室は、どうしても湿気が溜まりやすい場所なので、通常の壁のようにはどうしても難しい場所になります。
今回使用したバスパネルは、防水性・耐水性が高く、壁内部への水の侵入を防いでくれるので、カビや腐食が起こりにくい特徴があります。
壁の下部分は優しいカラーの木目調、上部分は清潔感のあるホワイトをセレクト。
どうしても殺風景になりがちな浴室ですが、まるで腰壁を付けたような空間になっています。
28 : ラジオ出演をしました!
本日は現場を少しだけ離れて、番組出演のレポートです!
現在SOWAKAでリノベーションを進めさせていただいている、重度障がい者施設のオーナー様と、当社施工担当の杉山が
ラジオサンキュー様の番組に出演させていただきました。

出演させていただいた番組は、林ともみさんがパーソナリティーを務める”ともみとともに”。
《ともみとともに》
ラジオサンキュー(FM84.5)毎週月曜日10時~放送
福祉、介護などに関わる方をスタジオに迎えて、「心のバリアフリー」を伝えて下さっている番組です。
番組の中では、オーナー様と杉山が意気投合するまでの話や、今回のリノベーションでこだわった部分、普段仕事をする中での大切にしている想いなどをお話しさせていただいています。
30分ほどのインタビューの中で、特にオーナー様が、
「地域の中に開放することで、障がいを持った子たちの居場所が広がる。障がいは持っているけど”普通だね”と感じてもらえる場所になれば。」
とお話されていた言葉が印象的でした。
身近に障がいを持っている方がいないと、「どうやって接したらよいのか分からない」、「何かあったら心配・・・」という想いを持たれる方も多いのではないでしょうか。
それが、今回のリノベーションされた新しい施設で、少しでもその垣根が低くなり、お互いに良い時間や繋がりが生まれていく場所になるとよいなぁと、改めて思いました。
施設の現場レポートはもう少しだけ続きますが、来月には内覧会、そして4月の開所へと進んでいきます。
ご興味のある方は、ぜひ一般内覧会へも足をお運びいただけたら嬉しいです!
29 : 天井レールの取付

いよいよ天井にリフト用の大きなレールが取り付けられました!
これだけの太いレールに人の重量が加わるとなると、これまでの下地補強工事がどれだけ大切なものであるかが分かります。
このレールに沿って、利用者の方は自由に部屋の中を行き来できるようになります。
先日のラジオ出演では、「まるでピーターパンにように」という言葉が交わされていましたね!


介護において、清潔を保つための入浴は大切なことですが、利用者の方の身体が大きくなるにつれて、介護する側の負担はどうしても大きくなってしまう部分です。
このリフトに乗っていただきレールに沿って動かすと、そのまま浴槽にチャポンと浸かってもらうことができます。
リフトが活用できる場面は入浴以外にも、ベッドから車椅子への移りかえ、食事やトイレ、リハビリなど様々。
障がいを持った方とそのご家族・サポートするスタッフが、お互い無理なく、共に助け合って暮らしていく為のひとつのアイテムになるのではないでしょうか。
30 : 建具の取付作業

リノベーションを行った箇所の調整を行い、ついに最終段階の建具の取付作業へ進んでいます。
建具が入ると、部屋の空間がしっかりと区切られ、完成へグッと近づいた印象も感じることができますね。
-
そもそも建具とはどんな物のことを言うの?
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建具とは、建物の開口部に取り付けてある、ドアや窓、襖などのことを言います。
空間を仕切ったり、人や物の出入りをしやすくしたりするために使われます。
また、光や風を取り入れたり、逆に外からの光や風を遮ったりする役割もあります。
-
扉は引き戸と開き戸、どちらがいいですか?
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どちらが便利なのかは使う場所によって異なります。生活スタイルに合わせて選ぶのがおすすめ。
- 開き戸 → 気密性が高く音漏れしにくいが、扉が開く分のスペースが必要。
- 引き戸 → 省スペースで動線が良いが、気密性や音漏れに関しては機能が落ちることも。
今回のような介護施設では、車いすで移動される方も多いため、引き戸をメインに選ばれるのがベスト。
開け閉めに手間がかからず、スライドするだけで室内の行き来が出来るようになります。
近年では、レールが上部にあるタイプの引戸も多いので、床の小さな段差もなくすことができますし、掃除などもしやすくなりますね。

リノベーションのために一度取り外していた家具や棚なども取り付けられて、完成へのラストスパートです!
30 : 天井レール完成!

今回のリノベーションの大きなポイントとなる天井走行レールがついに完成!
本日はその試運転へと同行させていただきました。
ベッドの上から繋がって、横方向に行き来できるようにレールが取り付けられています。

オーナー様が介護される側の立場になって、実際に試乗していただいています。
天井走行リフトがあると、介護する側の足腰にかかる身体的負担が軽くなるのは想像いただけるかと思います。
けれどそれだけではなく、介助される側が落下や転倒の心配なく、安定・安心した状態で移動ができるようになるというお互いのメリットがあるそう。
介護はその日だけではなく、日常のなかで続いていくものなので、少しでもお互いの不安が取り除けると良いですよね。
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普通の住居にも天井レールを取り付けることはできるの?
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一般的な住宅でも、天井部分に補強をすれば設置可能です。
ただし、梁の位置を確認したり、下地を補強する工事が必要になるケースがほとんどのため、リノベーションと一緒に計画することで、無理なく安全に設置しやすくなります。
マンションの場合は、構造に加えて管理規約の確認が重要。天井への工事が認められているか、コンクリートに固定できるかを事前にチェックする必要があります。
条件によっては設置が難しい場合もあり、その際は工事不要の据置型リフトで対応することが一般的です。
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天井レールの設置で注意するポイントは?
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自宅に導入する際は、「付けられるか」だけでなく使いやすく安全に使えるかがとても重要。
天井の強度を確認するのはもちろんですが、その他にも以下の点を検討していただくと良いですね。
- 動線(レール計画)をしっかり考える
- 照明・エアコン、扉、間仕切りとの干渉に注意
- 水・湿気への対応が必要なので、浴室まわりは慎重に
- 導線だけではなく介助スペースも確保
- 介護度が変わる可能性もあるので、将来の変化も見据える
31 : 看板設置

いよいよ建物に看板が取り付けられました!
建物の目印にもなる看板が見えると、雰囲気もぐっと引き締まります!
白×ネイビーのツートンカラーをベースにした建物に、ビビッドなオレンジ色が差し色となっていますね。

このオレンジは、実はトレーラーハウス部分にもロゴとして使用されています。
お好みの色を入れ込んでポップなイメージにするのも良いですが、
色を限定してセレクトしていただくと、建物全体にも統一感が出てきますよ。
看板が設置された後は、利用者様や関係者の方々に向けた内覧会も開催されたそう。
2026.04.01
いよいよ新しい施設がOPENです!
32 : いよいよ施設OPEN!

尾張旭市で行っている、重度障がい者施設にこまる様のリノベーション。
4/1に遂にオープンを迎えました。
おめでとうございます!
これからこの施設を拠点のひとつとして、障がい者の方々とご家族が、社会の中で安心して過ごしていける場所になっていくと良いなぁと感じます。
本日のレポートは最終号として、今回行ったリノベーションのポイントをまとめてご覧いただきたいと思います。
外観


元々個人病院だった建物を、障がい者施設へとリニューアル!
建物そのものの形はほとんど変わっていませんが、入口ポーチを拡張し、雨の日でも出入りしやすい形に。送迎車からの乗り降りもスムーズにできるように、コンクリートスロープの高さも細かく設計を行いました。
外壁は塗り替えを行ったので、明るい雰囲気へと生まれ変わりましたね!
施設入口インフォメーション周辺


入口のインフォメーション周辺は、カーブを描いていたカウンターがなくなり、すっきりとした印象になりました。
床も石目調の床から木目調に貼り替えを行っているので、温かみも感じることができますね。
実はこの入口部分は、扉位置を移動させるという大掛かりな工事を行っています。写真を比べていただくと、扉の位置が室内方向に入り込んでいるのが分かっていただけるのではないでしょうか。
また、新しく廊下部分に出入口を増やしているので、扉の数もひとつ増えています。
天井走行リフト


天井走行リフトは、何度も現場レポートでご紹介をさせていただいてきました。
体を動かせない利用者様でも、天井リフトを使うことで移動がスムーズにでき、介護をする側の身体的負担も減らすことができます。
このリフトは、設置する為に一度天井を剥がし、天井裏の梁部分に補強をして設置をしています。
今回大規模にリノベーションを行ったからこそ、実現することができた設備とも言えますね。
トレーラーハウス


トレーラーハウスは、「障がいを持った利用者さんと地域の方々が、気軽に触れ合える場所を作りたい」というオーナー様の想いからカタチになった空間。
スロープから続くウッドデッキは、見ているだけでも気持ちが良さそうです。
これからこの場所がどのように使われていくのか楽しみですね!
リノベーションを通じて福祉との架け橋に
身近に障がいを持った方がいないと、「こういった福祉施設は少し別の世界の話。」、「どんな人がどうやって利用しているかよくわからない。」そんな想いを持つ方も多いのではないでしょうか。
私たちSOWAKAスタッフもそうでした。
けれどこうやってリノベーションを通じて、利用者さん、そのご家族、介護に関わっている方々と関わってみると、そこにはみなさんにとっての日常が広がっているのを感じます。
オーナー様の、”「障がいを持ってるだけで、意外と普通だね」って思って欲しい”という言葉が、とても心に染みました。
今回の施設が、障がいを持っている方と、そうでない方とのひとつの架け橋になっていけば良いなぁと、スタッフ一同願っています。
この記事のライター

はちとり(株式会社SOWAKA・広報)
◆保有資格:リノベーションコーディネーター
子ども3人を持つママスタッフ。10年程前にハウスメーカーで建てた住まいで賑やかに暮らしています。
ナチュラルな風合いや、古民家のようなアンティークの雰囲気が大好物。いつか自宅をリノベーションして、趣味や仕事を心おきなく楽しめる自分だけの空間を作るのが夢です!
SOWAKAでは、みなさまに有益な情報をお伝えできるよう、日々勉強中。これから住まいづくりを考えている方、一緒にイメージを膨らませていきましょう!
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