【瀬戸市】Y・Y様邸 塗り壁 仕上げ作業

瀬戸市Y・Y様邸は、お客様の念願の想いから、LDKの壁仕上げは塗り壁を採用しました。

前回のレポートでは、下地作業についてお伝えしました。

【瀬戸市】Y・Y様邸 塗り壁 下地処理作業

瀬戸市Y・Y様邸は、お客様の念願の想いから、LDKの壁仕上げは塗り壁を採用しました。 塗り壁は、見た目の美しさだけでなく、調湿性・消臭性などといった機能面にも優れた…

今回はいよいよ仕上げ作業。空間の表情を決定づける、大切な工程です。

仕上げに入る前に、建具枠や窓枠まわりはしっかりと養生を行います。

けいそう土がつくり出す漆喰壁のようなフラットな空間

採用したのは、四国化成建材(株)けいそうモダンコート フラットです。上品さと機能性を合わせ持った高品位な内装材で、平滑な仕上がりながら塗り壁のもつ存在感と高級感で落ち着きのある空間演出が楽しめるもの。

珪藻土と漆喰の違いについて

内装仕上げを塗り壁にしたいと考えた時「珪藻土」と「漆喰」を検討される方も多いと感じます。どちらも自然素材ですが、性質や見た目には、少し違いがあるのです。

イメージしやすい例でいうと、珪藻土は吸水性の高さが特徴です。高い吸水効果を利用して、近年はコースターやバスマットなどにも幅広く商品化されています。珪藻バスマットは使われている方も多いのではないでしょうか。

一方、漆喰は水に強く耐久性に優れているのが特徴の一つです。お城や蔵など、外壁にも使われてきた歴史があり、長く使い続けられる素材として親しまれてきました。

質感に目を向けると、珪藻土はややザラっとしたマットな仕上がりが特徴的。それに比べて漆喰はつるんとツヤ感があります。コテ跡など、模様がはっきり出ている壁は、漆喰が使われているケースが多いかもしれません。

今回、珪藻土を選んだ理由

選べるカラーの多さという点では、珪藻土はとても選びやすい素材です。微妙な色味の違いや、空間に合わせたトーン調整がしやすく、インテリア全体とのバランスを取りやすいのも魅力のひとつ。

今回は、コテ跡をあえて残さず、フラットで整った仕上がりを目指したため、珪藻土を選択しました。
塗り壁の素材感は感じつつも、主張しすぎない表情にすることで、家具や照明、空間全体のデザインが引き立つ仕上がりを意識しています。

素材の特性と仕上げの方向性を丁寧にすり合わせながら選ぶこと。
そのひとつひとつの判断が、心地よい空間づくりにつながっていきます。

仕上げでは、下地の状態を最終確認しながら、漆喰を均一に塗り広げていきます。

また、乾燥の進み具合を見極めながら作業を進めることで、ひび割れやムラを防止。
時間と手間を惜しまないことで、長く心地よく使える壁へと仕上げていきます。

自然素材ならではの質感と、職人の手仕事が感じられる漆喰壁。仕上げが入ることで、空間全体が一気に引き締まり、完成形が見えてきました。

このあとも、一つひとつの工程を大切に進めていきます。

この記事を書いた人

坂本真由

坂本真由(株式会社SOWAKA)

代表取締役

1984年、熊本県天草市生まれ。
田舎ならではの独特な世界観や価値観に刺激を受けながら育ち、「自分らしく生きる」という人生のテーマを教えてくれた、大好きな地元が私の原点です。

そんな地元を離れたのは、「建築とデザイン」を本格的に学びたかったから。新しい刺激を求めて飛び込んだ専門学校では、建築の基礎から空間づくり、そしてデザインの楽しさを2年間夢中になって学びました。

卒業後は名古屋のビルダーに就職し、現場での経験を重ねながら、より実践的な建築の世界を体感。地元で培った感性と、愛知での学びや経験が、今の私の仕事にしっかりと息づいています。