壁をおしゃれに見せるテクニック&アイデア事例集

「壁」は、お部屋の中に占める面積の比率が高く、お部屋全体のイメージを大きく左右する重要な部分です。

最近では、一部分にアクセントクロスやカラークロスを取り入れたり、壁面収納棚を取り付けたりと、「壁」を活用しておしゃれなインテリアを実現される方も多くいらっしゃいます。

この記事では、そんな「壁」をおしゃれに飾るための様々なアイデアやテクニックを、事例とともにご紹介します。

アクセントクロスを取り入れた事例

デザイン性の高いアクセントクロスは、お部屋の雰囲気全体をランクアップさせてくれます。

数年前までは、壁紙と言えばホワイトやアイボリーが定番でしたが、ここ数年はグレーの壁紙が人気を集めています。一口にグレーと言っても、様々な色味やニュアンスの壁紙があります。そして、それぞれの壁紙に合うインテリアも異なります。

ニュアンスのあるアクセントクロス

この画像に写っているような、コンクリート調のグレーでニュアンスのある質感の壁紙は、ここ数年のトレンドにおいて人気が高まっています。やや濃い色味で少し無機質な雰囲気のある壁紙だと、アイアンを使ったインテリアや黒ベースのインテリアと合わせると、シックで都会的な雰囲気になります。

このような壁面は、写真で見られるように温かみのある木製家具との相性も抜群で、冷たすぎず温かすぎない絶妙なバランスを生み出します。特に、ナチュラルウッドの質感やレザーの温もりが、グレーの壁が洗練された印象を和らげ、居心地のよい空間を演出しています。

一方、ライトグレーの壁紙にベビーピンクやアイボリー、ナチュラルテイストの家具を合わせると柔らかい雰囲気が演出できます。グレーは中性色のため、どんな色とも調和しやすく、インテリアのベースカラーとして非常に使い勝手がいいんです。

そして、照明選びも重要なポイントで、この事例のような温かみのあるペンダントライトは、無機質になりがちなグレーの壁に温かみを加え、空間全体を包み込むような心地よい光を演出します。また、観葉植物を配置することで、都会的要素もありながら人間らしい温もりのある住環境を実現できます。

まずは面積の大きい壁の色味や質感を決めて、そこからどんなインテリアを取り入れていくのかを考えるのも家づくりの楽しさだと言えますよね。壁は空間の印象を大きく左右する要素だからこそ、じっくりと検討し、理想のライフスタイルに合った選択をすることが、快適な住まいづくりの第一歩となるはずです。

ツートンカラーの壁

ちょっとユニークな事例として、壁紙の色をツートンにするというテクニックもご紹介します。この画像のように、上半分を清潔感のあるホワイト、下半分を落ち着いたセージグリーンにすることで、空間に奥行きと個性を与えることができます。壁をツートンカラーにすると、それだけで遊び心とセンスが両立したおしゃれな部屋になります。

ツートンカラーの壁は、単色の壁では表現できない視覚的な面白さを生み出します。特に天井の高い空間では、このような横分割のデザインが空間をより広く感じさせる効果もあります。色の境界線がちょうど目線の高さになるように設計することで、自然で心地よい空間バランスを実現できます。

ホワイトとカラークロスの比重を変えてみたり、ツートンのクロスであることを活用してアート作品を飾ったりと、色々な楽しみ方ができる点も魅力です。例えば、カラー部分にだけアクセントとなる小物を配置したり、境界線を利用してシェルフや照明を効果的に配置することで、より洗練された印象を演出できます。

また、写真で見られるような観葉植物の配置も、ツートンカラーの壁との相性を考慮した絶妙なバランスです。グリーンの壁色と植物の緑が調和しながらも、白い鉢やアイアンスタンドがアクセントとなり、空間全体に統一感と変化を同時にもたらしています。

照明選びにおいても、ツートンカラーの壁は新たな可能性を広げます。ペンダントライトの色や形を工夫することで、それぞれの色エリアに異なる表情を与えることができ、時間帯や用途に応じて空間の印象を変化させることも可能です。

お部屋ごとに壁の色味とインテリアのテイストをコーディネートしていくのも楽しいですよ。リビングでは落ち着いたトーン、寝室では安らぎを感じる色合い、書斎では集中力を高める色彩というように、それぞれの空間の役割に応じた色選びをすることで、住まい全体に一貫したテーマを持たせながらも、各部屋に個性を与えることができるのです。

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ニッチや飾り棚を取り入れた事例

壁に設置されたくぼみの事をニッチと呼びます。ニッチは、ちょっとした小物を置いたりインテリアのアクセントにしたりするだけでなく、壁掛けテレビを設置する際にもニッチを設ける場合があります。

ニッチ×アクセントクロス

変形のニッチにアクセントクロスを貼るという、上級者テクニックを取り入れた事例です。

個性的で、一見すると難易度が高そうに感じられるかもしれませんが、アクセントクロスの色味や質感を床材とマッチさせることでインテリアにまとまりを持たせることが可能です。

事例のように、テイストを合わせたグリーンや家具を組み合わせれば、ホテルライクな空間を演出することも可能です。

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ニッチ×雑貨

こちらは、ホワイトベースのお部屋に設置されたニッチを活用して、すっきりとしたインテリアでまとめた事例です。

ニッチのそばに棚や椅子といった、ちょっとした家具を配置する事で空間にリズムが出て、よりおしゃれな印象が演出されています。また、ナチュラルテイストなグリーンや家具、照明を選ぶと、爽やかですっきりとした印象のインテリアを演出することができます。

高所に設けたニッチ×グリーン×間接照明

こちらは、あえて天井近くに設けたニッチが印象的な事例です。

キッチンやダイニングテーブルと色味を合わせた飾り棚は、お部屋全体に高級感を加える重要な要素になっています。さらに、ニッチ部分に間接照明を取り付けることで、ディスプレイ棚としての役割も果たし、お部屋をおしゃれに演出するのに一役買っています。

壁面設置の飾り棚+窓

こちらは、壁面に飾り棚が据え付けられた事例です。

カウンター横のスペースに2段の棚を取り付けて、グリーンやインテリアを置くことで、とてもおしゃれな印象のお部屋にまとまっています。また、キッチン奥の壁やカウンターにはアクセントクロスを取り入れるなど、おしゃれなインテリアの上級者として様々な工夫がちりばめられた事例です。

複数の要素を取り入れても、トーンを合わせることでまとまりのある空間を造ることができるのが素敵!

壁面収納を取り入れた事例

壁の全面または一部に収納棚を設置し、お店のディスプレイのように飾ることでおしゃれな空間を演出する事も可能です。

壁一面にディスプレイ棚を造作

こちらは、壁一面を本棚兼ディスプレイ棚として造作した事例です。

壁一面という大きいスペースをまるごと棚にする事で、空間を活かしたインテリアを楽しむことができそうですね。飾るアイテムの色味やテイストを統一させることが、おしゃれさを保つコツです。

壁一面にデザイン性のある棚を造作

こちらは、壁一面にランダムなボックス状の収納棚を造作した事例です。

棚自体にデザイン性があり、何も入っていない状態でも個性的でおしゃれなインテリアとして成立していますが、この棚に好きなものを飾ることで『ここに暮らす人たちらしさ』が生み出されていきます。

まとめ

この記事では、壁をおしゃれに見せるテクニック&アイデア実例集をご紹介しました。

  • デザインクロスやアクセントクロス、カラークロスを活用する
  • ニッチや飾り棚を活用する
  • 壁面に棚を設置する

という3種類の方法で、様々な事例を写真付きでご紹介しましたが、参考になる情報はありましたか?

株式会社SOWAKAでは、一番最後にご紹介したランダムボックスの壁面棚をショールーム内に設置しています。ご興味をお持ちいただけたら、ぜひ尾張旭にある当社に実物を見に来てみてください!

また、「リフォームに興味があるので、ついでにおしゃれな壁紙などについて話を聞いてみたい」とか、「ニッチって簡単に設置できるの?」というようなご質問やお問合せがありましたら、お電話もしくはフォームからお気軽にお問い合わせください。

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