【瀬戸市】リノベーション現場レポート 造作工事
瀬戸市、2階建て軽量鉄骨造のリノベーション工事は、造作工事が進んでいます。
造作工事

こちらは玄関から見たホール部分です。曲線が印象的な壁が出来上がりました!こちらにクロスを貼って仕上げをします。
この曲線を出すために、曲げ合板と言われる「曲げることができる板」を使っています。
通常は、強度を上げるために木の繊維が縦方向の板と、横方向の板が合わさって、曲がらない合板になっています。
しかし、この曲げ合板は、木の繊維が同じ方向同士が合わさっているため、繊維に沿って曲げることができます!
この曲げ合板がなかった時代、木の板を水に浸して柔らかくしたところを縄で縛って曲線を作っていたそうです。
その手間を考えると、当時この曲げ合板はとても画期的な存在だったのではないでしょうか!
ちなみにこの曲げ合板、こんにゃくのように曲げられることから、別名「こんにゃくベニヤ」とも呼ばれています!

曲線の壁の方が直角の壁よりも柔らかく優しい印象になりますね!

こちらはキッチン横の収納部分、パントリーの入り口です。
特徴的な形の入り口になっていますが、それはなぜだか分かりますか?
それは、パントリーの上が階段となっており、その下のスペースを活かした収納になっているからです!

元々同じ場所に収納があり、赤い点線のところまでが入口になっていますが、少し入りづらい印象でした。
そこで、階段部分を考慮しつつもできるだけ間口を広くし、使いやすくなるように工夫しています。

そして、いよいよ建具の取り付けも進んでおり、各部屋のドア枠が取り付けられています。
ドア枠が付くだけでも、一体の空間からそれぞれの部屋の形がみえてくるような感じがして、ますます完成が楽しみです!
新たに断熱材が吹き込まれた壁には、下地となる石膏ボードが貼られて、クロスの仕上げができる状態になっています。
次回からは仕上げ工事の様子をお伝えいたします。
どんな仕上がりになっていくのか、また次回の現場レポートをお楽しみに!
この記事のライター

中根真子
中根真子(株式会社SOWAKA・コーディネーター)
岐阜県恵那市出身。自然に囲まれた田舎でのびのび育ち、今は愛知での田舎暮らしを楽しんでいます。
結婚を機に家づくりを経験し、理想と不安が入り混じる気持ちを痛感しました。その経験を活かし、お打合せではお客様の想いをじっくりお伺いし、「楽しい家づくりだった」と思っていただけることを大切にしています。
住んでみて分かったリアルな目線で、理想の住まいづくりを全力でサポートします。まずはあなたの想いを聞かせてください!