ペットとの暮らしを豊かにするリノベーションのアイデア|名古屋の事例を交えてご紹介
執筆:はちとり(株式会社SOWAKA・スタッフ)
執筆:はちとり(株式会社SOWAKA・スタッフ)
わんちゃんや猫ちゃんと暮らしている方にとって、ペットは大切な家族の一員。
リノベーションを計画するうえで、住まいをペットにとっても快適な空間にすることを重視される方もたくさんいらっしゃいます。
この記事では実際の施工事例を交えながら、ペットと人が共に暮らす住まいの工夫やアイデアをご紹介します。
- 1. 滑らない床材を採用する
- 1.1. ペット対応床材のご紹介
- 1.2. リノベーション事例:愛犬が暮らしやすいよう床にタイルを採用した住まい
- 2. 臭いや傷・汚れに強い壁紙を採用する
- 2.1. ペット対応壁材のご紹介
- 3. 安全に暮らせるようにゾーニングをする
- 3.1. ペットゲートのご紹介
- 4. ペット用ドアを設置する
- 4.1. ペットドアのご紹介
- 5. キャットウォークやドッグランを設置する
- 5.1. リノベーション事例:キャットウォークがある住まい
- 6. ペットにも優しい断熱リノベーション
- 7. お世話をしやすくするための工夫
- 7.1. 《リノベーション事例》愛犬のお世話がしやすい広い洗面台を造作
- 8. ペット用品の収納場所を考える
- 9. 名古屋でリノベーションをするならSOWAKA
滑らない床材を採用する
ペットとの暮らしを考える中で、まずはペットが家の中で安全に過ごせることが大切です。
一般的な家庭で広く用いられているフローリングですが、わんちゃんや猫ちゃんにとって実は非常に滑りやすい素材。転倒して怪我をしてしまう危険性や、負担がかかって足腰を痛めてしまう可能性もあります。
リノベーションする際には、床材に柔らかくて滑りにくい材質のものを選んでいただくことがベスト。クッションフロアやタイルに張り替えたり、最近ではペット専用のフローリングもあるので、そちらを採用するのも良いですね。
ペット対応床材のご紹介
リノベーション事例:愛犬が暮らしやすいよう床にタイルを採用した住まい
名古屋市天白区のマンションリノベーション事例
「愛犬のレトリーバーのために、滑りにくく汚れにくい床材を使いたい」とのご要望から、多くのショールームをまわって決定した床材は、リクシルのASTIクリエホワイトT。
肌ざわりがとても自然で、肉球がキュッと止まります。広いベランダも同じタイル張りで仕上げをしました。
リビングからベランダまでが一体化し、窓を開ければ広々とした解放的な空間に。
臭いや傷・汚れに強い壁紙を採用する
ペットと一緒に暮らすと、どうしても気になるのが体臭・排泄物の臭いや汚れ。また、元気なわんちゃんが部屋を走り回ったり、ネコちゃんが爪を研いだりと、家のあちこちに傷が付くことも多くなってしまいます。
せっかくのリノベーションですから、ぜひ対策をしていきましょう。
床に関しては、前述のようなタイルやクッションフロア、またペット専用のフローリング素材をセレクトすると、汚れが浸み込みにくく、お手入れも拭くだけである程度の汚れが取れるので掃除がしやすいです。
壁に関しては、消臭・脱臭効果のあるクロスがありますので、そちらを選んでいただくことがオススメ。
ただクロスは傷がつきやすいというデメリットもありますので、気になる方はタイルやLIXILのエコカラットなどを候補にいれていただくのも良いですね。
珪藻土や漆喰も消臭調湿効果が高いので、ペットがいるご家庭でも人気があります。
ペット対応壁材のご紹介
安全に暮らせるようにゾーニングをする
コンロの火・熱湯、刃物などの危険物を扱うキッチンのように、家の中にはペットにとって危ない場所があります。洗面所やお風呂などの水廻りも、水を溜めている間に溺れてしまう危険があるので要注意。また、少しの隙間からヒョイっと外に出ることができてしまうため、ペットが迷子になってしまったり、万が一事故に遭ってしまう可能性もあります。
そうならないためにも、ペットに入って欲しくない場所に、柵やガードを設けるなど、ペット遠ざける工夫をする必要があります。
現在はご自身で設置できるゲートが多くあるので、リノベーションを計画する際に「どこの壁に付けようか?」と考えておくとスムーズな導入が可能になります。一戸建ての場合には、外構を相談する際に、門扉を設置するのも安心ですね。
ペットゲートのご紹介
ペット用ドアを設置する
わんちゃんや猫ちゃんは、自分で扉やドアを開けることができません。家の中を自由に行き来させてあげたい所ですが、冷暖房の効きや防犯面も考えると、ドアや扉を開けっぱなしにすることは避けたいところ。
そんな場合には、ペット用の小さな扉が付いているドアを採用するのがおすすめです。
小さな扉を通して自由に出入りすることができますし、部屋に入って欲しくない時にはロック機能が付いている物もあります。
ペットドアのご紹介
キャットウォークやドッグランを設置する
猫と暮らしているご家庭でのリノベーションでは、キャットウォークが非常に人気があります。高い所や上下運動が好きな猫にとって、家の中にキャットウォークがあると良い遊び場所になります。人が登れないような高い場所に自分だけのテリトリーがあることで、安心して過ごすこともできますね。
また、敷地や予算に余裕があれば、わんちゃんのためにドッグランやバルコニーを作ってあげるのもおすすめです。普段お散歩に行くわんちゃんも、家の中でリフレッシュできる場所があると嬉しいですよね。
リノベーション事例:キャットウォークがある住まい
愛知県愛西市の木造戸建てリノベーション事例
ご夫婦の要望は、「のんびり暮らす」ということと、「愛猫との暮らしを楽しむ」ということ。
リビングの天井を吹き抜けにして2階とつなげ、リビング上部の2階の個室を「猫の部屋」とし、猫がのびのびくつろげるスペースをご提案。
吹抜けには、螺旋状のキャットタワーと、壁に不規則に配置されたキャットウォークを造り、猫たちが自由に行き来できるように設計を行いました。
「猫の部屋」の隣には、お世話がしやすいよう水場を設置。その間の壁は猫型にくり抜く遊び心も。
ペットにも優しい断熱リノベーション
「夏涼しく、冬暖かい」住まいを実現させる断熱リノベーションは、人にとってはもちろん、ペットにとっても快適な環境を作り出してくれます。特に冬場は冷気が下に溜まりやすく、床からの底冷えもするので、小さなペット達には寒い環境であるといえます。床断熱をしっかりとすることで、冬でも暖かい空間で過ごすことができますね。
また、昨今の夏は非常に暑く、ペットがいるご家庭では留守の間も1日中エアコンをつけっぱなしにするという方も多いのではないでしょうか。断熱リノベーションをすることで、効率よく涼しさを保つことができるので、光熱費の節約にもつながります。
お世話をしやすくするための工夫
毎日のお世話のしやすさも、リノベーションでは大切なポイント。例えば、玄関の近くに水栓があると、お散歩帰りにそのまま足を洗うことができるので便利です。
また、小型犬や猫を飼っているのなら、洗面台でシャンプーができるように計画するのもおすすめ。一般的にお風呂場でシャンプーをする方が多いと思いますが、立ったりかがんだりと意外と重労働。洗面ボウルを大型にして、シャワーを設置することで、立ったままシャンプーができるようになるので、足腰に負担もかかりません。
《リノベーション事例》愛犬のお世話がしやすい広い洗面台を造作
愛知県愛西市の木造リノベーション
家族の愛犬2匹にとっても最高の空間で暮らせるよう、LDKを広くとり、床材など随所に工夫を凝らした住まい。
1階から3階まで大胆につながる吹き抜けをつくり、ストリップ階段を架け替えることで、家全体に光が降り注ぐ空間に。白で統一した空間に黒のコントラストが映え、人にとってもペットにとっても心地よい風が家中を通り抜けます。
洗面台ではわんちゃんのシャンプーやブラッシングなどのお世話ができるよう、作業台を広くとった作りになっています。
ペット用品の収納場所を考える
わんちゃんや猫ちゃんによっては、ご飯やトイレを決まった場所でしたいという子がいます。住まいのどこにトイレとご飯を置くのが良いか、リノベーションを計画する段階で決めておくと、動線がスッキリします。
また、来客時のために室内ゲージを置きたい方や、ペット専用のクッションやベッドがある場合もあります。ペットグッズは意外と場所を取る物。リノベーションを考えていく中で、どこに置くか、どこに収納するのかをしっかりと考えながら進めていただくと、新しくなった住まいでも物が溢れずにストレスなく生活していただけます。
ペットと一緒にどのように暮らしていくのか、じっくりと想像していただくことがペットと暮らすリノベーション成功へのポイントです。
名古屋でリノベーションをするならSOWAKA
株式会社SOWAKAは、名古屋市を中心に数多くのリノベーションを手掛けてきました。
リノベーションは建物の状況、お客様のご希望、タイミング等によって、ひとつとして同じものはありません。
お客様に降り添いながら、様々な建物の構造にも適切に対応ができるSOWAKAならでは提案力で、リノベーションを通じてお客様の夢を叶えるお手伝いをいたします。
リノベーション事例
名古屋市内を中心に、愛知県全域で多数のリノベーションの事例があります。
是非ご覧ください。
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