リノベーション事例をこだわりポイント別に徹底解説!愛知県小牧市の重量鉄骨戸建て・断熱リノベーション
執筆:はちとり(株式会社SOWAKA・スタッフ)
執筆:はちとり(株式会社SOWAKA・スタッフ)
重量鉄骨造×断熱リノベーション
当社が手掛けたリノベーション案件のなかから、リノベーション事例をこだわりポイント別に徹底解説する人気シリーズ。
今回ご紹介する事例は、重量鉄骨造の断熱リノベーション施工事例です。
いくつかのリノベーション会社に相談をしていく中で、デザインや間取りなど外見ばかりが先行していることに疑問を抱いていたお客様。
当社『株式会社SOWAKA』が標準仕様として採用している断熱材「セルロースファイバー」に共感いただき、断熱に重点を置きながらのリノベーションを行いました。
- 1. フルリノベーションに向いている重量鉄骨造の住まい
- 2. まるで水族館!アクアリウムをメインにした明るい玄関
- 3. ブルーのアクセントクロスが目を引くリビング空間
- 3.1. 耐力壁を活用した壁掛けテレビコーナー
- 3.2. オリジナルの壁面収納
- 3.3. 誰もが憧れのワークスペース
- 3.4. 目を引くアーチ型のおしゃれなニッチ
- 4. リビングと一体感がある木目調のキッチン
- 5. もっと見たい!こだわりの空間
- 6. 重量鉄骨造の断熱リノベーション
- 6.1. なぜ鉄骨造は外気温の影響を受けやすいの?
- 6.2. 『セルロースファイバー』を採用した断熱リノベーション
- 7. 重量鉄骨造のリノベーションは株式会社SOWAKAへ
- 7.1. SOWAKAの強み ~得意としていること~
- 7.2. SOWAKAのリノベーションはこんなお客様に喜ばれています
- 7.3. SOWAKAのリノベーション概算費用
フルリノベーションに向いている重量鉄骨造の住まい
今回ご紹介する物件は、鉄骨造の中でも6mm以上の鉄骨を使用している『重量鉄骨造』に区分されます。
この『重量鉄骨造』には、フルリノベーションに向いている特徴があります。
なぜ『重量鉄骨造』はフルリノベーション向きの構造なの?
- 厚みのある鉄骨自体に強度があり、しっかりとメンテナンスを行っている物件であれば、リノベーションを行った後も長い年月に渡って耐久性を保つことができる。
- 柱や梁の数が少ない為、間取りの自由度が高く、大空間や吹き抜けなども作ることができる。
- 建て替えをするよりも低コストで新しい住まいを手にすることができる。
ただし、重量鉄骨造には独特の構造様式があり、リノベーションの中でも特に専門的知識が多く必要になる構造でもあります。
リノベーションを検討する際には、重量鉄骨造の知識と経験を多く持つリノベーション会社に依頼することがおすすめです。
まるで水族館!アクアリウムをメインにした明るい玄関
ご夫婦の趣味でもあるアクアリウム水槽を、一番目立つ玄関に計画してインテリアの一部に。
家の顔として来客時のおもてなしとしてはもちろんのこと、ご家族が帰宅した際にはいつも優しく迎え入れてくれます。
「アクアリウムインテリア」がより映えるために、玄関の内装はホワイトで統一し、そこから続く廊下は漆喰塗りで落ちついた雰囲気に。
匂いが気になる玄関には調湿効果があるエコカラットの壁を採用し、日常の快適さも考慮しました。
ここがpoint
実は置き型の水槽!?お手入れのしやすさを考えたアクアリウムの魅せ方
アクアリウムの管理は、水を入れ替えたり定期的な掃除をしたりと意外と手間がかかるもの。
一見外からは埋め込み式に見える水槽ですが・・・実は裏から見ると置き型水槽を置けるように計画しています。
水槽の裏側から日々の手入れを簡単にできるよう、玄関の動線を考えながら、アクアリウムのご要望を実現することができました。
アーチ状の入口をくぐった奥は、通り抜けができる便利なウォークスルークローゼット。
明るい光が入り込み、クローゼットとは思えないほどの解放感がありますね。
ここがpoint
可動式の棚は、収納する物に合わせて自由にカスタマイズできる優れもの!
手前のポールには、上着やレインコートをかけたまま保管できる便利アイテムです。
ブルーのアクセントクロスが目を引くリビング空間
ブルー、イエロー、グレー・・・
アクセントクロスを効果的に使ったリビングダイニング空間には、お客様と何度も打ち合わせを重ねて形にした、こだわりがたくさん詰まっています。
ここがpoint
耐力壁と柱を有効活用させて、お部屋のアクセントとして利用
空間の自由度が高いと言われる重量鉄骨造ですが、構造上どうしても必要で、柱や壁をなくすことができない場合があります。
今回の事例もそのひとつ。
このお住まいでは耐力壁を有効活用させ、壁付けのテレビを設置しました。
また、写真右側に見える柱も取り払うことが難しかったため、あえて目立つブラックに塗装して、お部屋のアクセントとして使用しています。
耐力壁を活用した壁掛けテレビコーナー
重量鉄骨造の耐力壁を有効活用した、壁掛けテレビコーナー。
テレビ下の収納部分は、壁の横幅にピッタリ合わせて造作したオリジナルのテレビラックです。
ここがpoint
階段の1段目を広く設計し、リビングフロアとのつながりをが緩やかに
階段のファーストステップ(1段目)を縦長に広く設計することで、急に階段が現れるのではなく、リビングフロアから緩やかにステップへと繋げることができました。
リビング空間に広がりができ、良いアクセントにもなっています。
ファーストステップに続くテレビ裏を覗くと、小さなスペースが現れます。お子さんの秘密基地としても重宝しそう。
階段下のデッドスペースを上手く活用した小さな収納ボックスも嬉しいですね。
オリジナルの壁面収納
リビングダイニングの壁一面に造作した棚は、一つ一つのサイズが違う棚を組み合わせることで実現した、「ディスプレイ × 収納」の完全オリジナル棚。
右上のボックスはエアコンに合わせて大きさを設計したため、どうしても生活感が出てしまう家電も、なんだかオブジェのように感じることができませんか?
本棚として使用する際も、本の大きさに合わせてボックスを分けていただくことで、有効に空間を利用していただけます。
フルオープンなディスプレイ棚は、お気に入りの雑貨や季節を感じるインテリアを飾って、見せる収納としても楽しんでいただけそうですね。
誰もが憧れのワークスペース
誰もが欲しい!憧れのワークスペースはキッチン横のスペースに配置。
生活動線に馴染みやすい場所なので、小さなお子さんの宿題スペースとして利用いただいたり、アイロンがけなどの家事スペースとしても利用しやすい場所です。
また家族の気配を常に感じることができる心地いい生活感が、居心地の良さをさらに高くしてくれますね。
ワークスペースの隣には、パントリーとしても使える収納場所も確保しました。
ここがpoint
スプリットコンプリメンタリーカラー
キッチン背面に使用している発色のいいブルーのアクセントクロスと、ワークスペースのオレンジイエローは、スプリットコンプリメンタリーという色関係になります。
これはお互いの色を引き立てる組み合わせとなっており、今回の住まいでも、空間をおしゃれに調和させてくれる役割を担ってくれています。
目を引くアーチ型のおしゃれなニッチ
ワークスペースとテレビの間に設けたニッチ(飾り棚)。
形をアーチ型にすることでおしゃれ感が増し、空間をより雰囲気良くまとめてくれています。
存在感のある形なのでこのままシンプルに使っていただいても良いですし、お気に入りの雑貨を飾って楽しんでいただくのもおすすめです。
下半分は有孔ボードになっているので、さらにディスプレイの幅が広がりそうですね。
リビングと一体感がある木目調のキッチン
リビングダイニングはもちろん、玄関までまるっと一望できるキッチンからの眺め。
ここがpoint
キッチン横にも小さなニッチを造作。キッチンライトのスイッチも一緒に設置しています。
ただの壁面にするのではなく、小さなニッチを付けたこだわりの部分。一緒にキッチンライトのスイッチも手元の位置に付けました。
小さなことですが、キッチン動線にスイッチを付けることで無駄な動きが少なくなり、プチストレスもなく家事をスムーズに進めることができます。
キッチンの引き出しは、壁面の棚に合わせて木目調のデザインをセレクト。
空間全体の統一感が増すのと同時に、木のぬくもりを感じるキッチンになりました。
シンクの足元のスペースには、リビングから見えない位置にゴミ箱を設置することも可能です。生活感が出るアイテムをリビング目線からうまく隠すことができる、要チェックポイントです。
ここがpoint
・キッチン後ろの棚は、収納に合わせてサイズを設計したオリジナルの造作棚
・キッチン床にはコルク材を採用し、足腰に負担がかからない工夫をしました。
もっと見たい!こだわりの空間
ここがpoint
スモーキーカラーが美しい洗面ボウルと壁掛けミラー
スモーキーカラーの洗面ボウルと壁掛けミラーに、スタイリッシュな水栓と、少しレトロ感の漂うタイル壁。
シンプルながらも存在感のある手洗いコーナーになりました。
お客様を招待する際にも、おしゃれな手洗いコーナーをスムーズに案内することができます。
ここがpoint
お客様こだわり!それぞれ違うデザインの装飾ガラスを使用
目線が気になる高さの室内窓には、お客様こだわりの装飾ガラスを3種類使用しました。
あえて1枚1枚ごとに違うガラスを取り入れたことで、それぞれ違う風合いを見て楽しみながら、明るい光も取り入れることができます。
ここがpoint
動線にこだわって、毎日の家事をスムーズに
玄関ホール ⇆LDK ⇆ 洗面所 ⇆ キッチンの回遊性を設け、家事動線をより楽にスムーズにできるように設計。
家族がみんなで暮らす毎日はもちろん、来客時にも混み合わずに使用することができます。
洗面所・脱衣所・ランドリールームを一体化し広くすることで、洗濯だけでなく、家事全般を行うことができる『家事スペース』としての役割も持たせました。
ここがpoint
個性的なクロスを使ったトイレは、まるで別空間のよう!
トイレの床と壁には、遊び心を入れて個性的なクロスをセレクト。
タンクレストイレを設置したことで、よりスッキリと見え、アクセントクロスが映える空間になりました。
また扉に引き戸を採用したため、扉を開いた先で人にぶつかる心配をすることなく、ストレスなく生活することができます。
ここがpoint
セルフカラーの扉が、さらに暮らしに彩りを与えてくれる住まいに
(左)1階の扉はダークグレーでまとめて落ち着いた雰囲気
(右)2階は、お子様が選んだパステルのセルフカラーの扉
それぞれに選んだカラーが、より住まいへの愛着を与えてくれ、これからの生活に彩りを与えてくれそうですね。
重量鉄骨造の断熱リノベーション
今回のリノベーションを計画するにあたり、お客様が改善したい1番のポイントは、「暗くて、寒い」ことでした。
『暗い』という問題は、間取りの変更をして、光を取り入れることで解決することができます。
一方『寒い』という点を改善するためには、しっかりと専門家に相談しながら断熱対策を計画していく必要があります。
なぜ鉄骨造は外気温の影響を受けやすいの?
鉄骨の特徴のひとつに、熱伝導率が高いという点があります。
『熱伝導率』とは、熱の伝わりやすさを数値化したもので、鉄骨は木材に比べて熱を伝えやすい物質であるといえます。
そのため、鉄骨造の住まいでは、骨組みとなる鉄骨が外気温を屋内にまで伝えてしまい、夏は暑く・冬は寒くなってしまうのです。
また、室内と屋外との温度差が生じやすいことから、結露が発生してカビの原因になったり、さらには建物の劣化を早めてしまうこともあります。
けれど心配しなくても大丈夫。鉄骨造の建物でも、しっかりと断熱性能を高めれば、快適な住まいにすることができます!
『セルロースファイバー』を採用した断熱リノベーション
今回ご紹介した物件の壁や天井の断熱には、『セルロースファイバー』という断熱材を採用させていただきました。
セルロースファイバーとは、新聞紙をリサイクルした天然紙(パルプ)からできていて、地球環境にも住む人にも優しい素材です。
それを内壁と外壁の間に吹き込むことで、断熱効果を発揮します。
さらに断熱効果が強いだけではなく、以下のような優れた特徴も持っています。
また、セルロースファイバーは細かい断熱材を壁の空洞に大量に詰め込んでいくため、隙間を作らず高密度に施工することができます。
現在日本の住居で最も広く使われている『グラスウール』と比較しても、優れた断熱材だと言えるでしょう。
株式会社SOWAKAは、この『セルロースファイバー』を標準仕様として提案しています。施工経験も多くありますので、気になる方は一度お問い合わせください。
重量鉄骨造のリノベーションは株式会社SOWAKAへ
株式会社SOWAKAは愛知県内で数多くのリノベーション案件を手掛けており、重量鉄骨造はもちろん木造住宅や軽量鉄骨造住宅、鉄筋コンクリートのマンションなど、様々な構造体のリノベーション実績があります。
「こんな家に住みたい」、「こんな暮らしがしたい」と言ったご要望に加えて、ご予算も含めたたくさんの思いをお伺いした上で、最適な家のプランをご提案させていただきます。
お客様のご要望を限定することなく、どんな用途や構造体にも適切に対応ができるSOWAKAならでは提案力で、あなたの夢を叶えるお手伝いをいたします。
重量鉄骨造の現場レポートを読んでみる
SOWAKAの強み ~得意としていること~
SOWAKAは重量鉄骨造だけでなく、在来木造、軽量鉄骨造、鉄筋コンクリートなど、どんな構造でもリノベーションすることができる強みがあります。
各構造にはそれぞれ専門的知識が必要不可欠である中、幅広く奥深く多くの知識と経験を持っているからこそできる、構造を限定しないリノベーション。
また、建物内部を全て取り払って新しい住まい方の提案や断熱性能を高めた省エネ改修が得意です。
建設分野では新築よりも改修の方が計画をすることや実際に工事を行うことが技術や知識、実績が必要でコストもかかると言われていますが、当社では、あえて難しいリノベーションをメイン事業として挑戦し続けています。
SOWAKAのリノベーションはこんなお客様に喜ばれています
- 家族が増えたり、子どもが独立をして生活が変わった
- 中古住宅を購入して新しい生活を始める
- 実家を相続した
- 実家に戻ることになったから二世帯住宅にしたい
- 建て替えや新築も考えたけど資金が足りない
- 家族や自分の今後に備えたい
SOWAKAのリノベーション概算費用
改修床面積 × 12万円~17万円(内部リノベーションの場合)
- 改修床面積80平方メートルのマンションだと 960万円~1,360万円
- 改修床面積120平方メートルの戸建てだと1,140万円~2,040万円
価格は、土地の形状や環境、建物の築年数や構造、状態、希望する間取りや仕上げ材によって異なりますので、あくまで当社標準仕様で計算をした場合となります。
リノベーション事例
名古屋市内を中心に、愛知県全域で多数のリノベーションの事例があります。
是非ご覧ください。
株式会社SOWAKA
〒488-0830 愛知県尾張旭市東印場町2丁目3番地8
TEL : 0561-76-5428
営業時間 9:00 - 18:00(水・日定休)