【瀬戸市】Y・Y様邸 床の骨組み(床下地)工事
Y・Y様邸は築28年の大和(ダイワ)ハウスの建物です。
今回のリノベーションでは新たに断熱材を敷設するため既存の床材は撤去し、既存の鋼製束と鋼製大引のみになりました。

ハウスメーカーが建てた軽量鉄骨住宅は、「冬は床が氷のように冷たく、スリッパなしでは歩けない」 などのお悩みが多く寄せられます。
その理由のひとつは、床を支える骨組み(大引)が鋼製のため、木に比べて熱を伝えやすく(熱伝導率が高い)、外気の冷たさが床下から室内へと伝わりやすくなってしまうことにあります。
鋼製材は防蟻処理や湿気対策の面でも優れてはいますが、 今回のリノベで鋼製床からの底冷えを断つために、鋼製床の上に、熱を伝えにくい木材で新たに下地を組み、鋼材と居住空間を「縁切り」するための床下地を作っていきます。
床下地(大引き)の高さを水平に直しながら、既存の大引きに根太を取り付けていきます。



新設するキッチンはダウンフロアのキッチンにする予定なので、ダウンフロア用に床下地も造作していきます。

新設した木製の下地には防蟻処理を行います。

この記事を書いた人

坂本真由
坂本真由(株式会社SOWAKA)
代表取締役
1984年、熊本県天草市生まれ。
田舎ならではの独特な世界観や価値観に刺激を受けながら育ち、「自分らしく生きる」という人生のテーマを教えてくれた、大好きな地元が私の原点です。
そんな地元を離れたのは、「建築とデザイン」を本格的に学びたかったから。新しい刺激を求めて飛び込んだ専門学校では、建築の基礎から空間づくり、そしてデザインの楽しさを2年間夢中になって学びました。
卒業後は名古屋のビルダーに就職し、現場での経験を重ねながら、より実践的な建築の世界を体感。地元で培った感性と、愛知での学びや経験が、今の私の仕事にしっかりと息づいています。


