こんにちは。
名古屋近郊、尾張旭でリフォーム、リノベーションの提案をしている杉工建設の坂本です。
先日美容院に行って心が温まる出来事があり、今日はそのエピソードを書きたいと思います。
私は傷んでいた髪の毛の手入れをしに最近通っている美容院に行きました。
そこではいつもカラーのみの施術ですので、カラー担当のお兄さんが相談から施術までしてくれます。
そのお兄さんは一見恐そうな雰囲気のお兄さん。
初めてカラーをしてもらった時は、ちょっと見た目が恐くてびっくりしたのを覚えています。
私が知っている美容師さんは話し上手な人が多く、プライベートの話も沢山されますが、時には答えに困ってしまうことも正直ありました。
一見恐そうなお兄さんはというと、ほとんど話しはせず、集中してカラーを施術する姿がとても印象的。
たまたまなのかなと初めて行った時は思ったのですが、毎回そうなんです。
見た目は恐そうなお兄さん。
仕事への目つきが真剣そのものなのは、鏡越しにお兄さんを見ているとすぐに分かりました。
もちろんカラーの相談をする時は、ニコッと笑ってくれ真剣に答えてくれます。
ですが、施術に入ると会話はほんの少しだけ。
そんなお兄さんに今回はカラーをすべてお任せしました。
要望は「髪が傷んでいるからキレイにしてほしくてアッシュ系のカラーを入れたい」
そんな要望に、お兄さんはグラデーションカラーを提案してくれました。
「髪が全体的に傷んでいるので、全体を少し暗めに染めて、毛先に向かってグラデーションのアッシュ系グリーンを入れませんか?」
カラーの見本を見ながらそう説明してくれたお兄さんに私はお任せしますと伝えました。
いつも通り無口に近い状態で黙々と施術してくれるお兄さん。
染め終わった待っ後の待ち時間にも何回か見に来て髪の毛をチェックしていました。
待ち時間も終わり、シャンプーをして髪を乾かします。
いつも無口に近いお兄さんがその時はすごく話しかけてくるのに対して、あれ?今日は口数が多い?と心の中で驚いていました。
そんな時に「このカラーどうですか?」と聞かれ、「とても気に入りました」と答えた私に、お兄さんが一言。
「今日来ていただいた時の髪の状態から、この仕上がりにするには正直とても難しいんです」
「ですが、今日はその技術よりも僕の気持ちが勝ちました。良かったです。」
そんなお兄さんの一言にとても感動した私。
そんな気持ちで仕事をしてくれた事にとても嬉しくなりました。
終わりがけに口数がいつもより多かったのは、お兄さんもうまくできたという喜びからだったのかもしれません。
私も日々建築に関わる仕事をしていて、経験不足なところもあります。
そんな時は代表の杉山にサポートしてもらいながら進めることも多くあります。
一つ一つ経験を積んでも積んでも奥が深い建築の世界。
お客様と出会いや笑顔を楽しみに毎日勉強していますが、実際は何度も壁にぶつかります。
そんな時、経験以上の気持ちを大切に頑張ろうと、とても考えさせられました。
「経験よりも実現するんだという想いが勝つ」
そんな言葉のようにまた日々努力していこうと改めて思った出来事。
一つの言葉や行動で沢山の喜びを生む毎日がとても楽しくなります。
また明日からの出会いを楽しみに頑張ろうと思います。