愛知県名古屋市、尾張旭市周辺でリノベーションを通して暮らしの提案をしている、SUGICO、
杉工建設の松本です。
今よりもいい環境の場所へ引越したい
広いところに住みたい
一軒家に住みたい
様々な理由から『新たな住まい』を考えた時、
家を新しくする選択肢の一つに”リノベーション”が出てきます。
選択肢の一つとしてのリノベーション
既存住宅を新たに購入することもあれば、実家などの持ち家を一新することもあり、
その理由もお客様によって異なります。
既存住宅の利用という点で、日本の住宅問題の一つでもある”空き家”の活用にもなるため、
未来のために「再生」や「資源」について考えていかなければいけない私たちにとっても、
既存住宅の活用という点ではいいことです。
実際工事を行う場合は100%再利用しているのではなく、”再活用”になりますが、
そのまま放置されてしまうことを考えれば、利用できる物は利用していきたいです。
住設機器の金額
家の中にはトイレやお風呂、キッチンなどの「住設機器」と言われる、
家に取り付けられている機器があります。
リノベーションを行う際の解体工事、内装工事は触る規模によっても変動はしますが、
触る範囲が同じであれば大きく金額の差は出ません。
ですが、「住設機器」。
こちらは商品がピンキリ。
金額をおさえようと思えばおさえる事はできるが、
グレードを上げようと思えばどこ迄も上げてしまえます。
あの機能も、この機能もと選んでいると、いつの間にか予算オーバーになってしまうことも。
間取りを変え、古いトイレや浴室は新しい物へ取り替える事が多いですが、
キッチンは既存の物をリメイクして使用する事もあります。
使える部分は残して活用したり、他の場所に移設したり工夫することで選択肢も増えてきます。
キッチンの水栓でもノーマルの物とグレードの高いものでは、
定価で8万円くらい金額が異なることもあり、
あれもこれもと選んでいると、いつの間にか想像していたよりもトータルで高額になってしまうことも。
工事の規模でも金額は異なりますが、選ぶ商品で金額をコントロールする事が出来ます。
ショールームへ行ったり、SNSを見ているとグレードの高い物がお洒落に置かれていたりするので、
ハイグレードな物が通常のような感覚になってしまう恐れもあります。
もちろんグレードの高い物は金額だけではなく質もいいですが、
必要以上の機能を設ける必要がない場合の機器選びも大切です。
簡素すぎても使用に支障が出るのであれば、ある程度の内容は必要で、
毎日料理をし、趣味も料理だという方にスモールキッチンは力不足です。
憧れの暮らしを目指す上で、
憧れだけで終わらず実際に使っていける内容、予算との兼ね合いの両方で機器を考える必要はあります。
フルカスタム、リノベーション、オプション
リノベーションの際、扉の大きさが今の基準よりも小さかったりサイズが合わない、
ただ単純に入れ替えるだけでは施工出来ない箇所が出てきます。
お風呂も在来工法と言われる、家の壁や床にタイルなどが貼ってあり家と一体化している物の場合、
いわゆる[UB]ユニットバスという天井床扉浴槽水栓のお風呂セットではないため、
新しく入れたい製品のサイズと合わないこともあり、
サイズの調整が利く商品にすることもあれば、間取りを変える上で別の場所に動かすこともあります。
時代も地域も、元々の施工会社も異なる家々をリノベーションするので、
その物件ごとに施工内容は異なるので、
リノベーションは基本的にはオーダーメイドと考えて頂けると良いのではないでしょうか。
ある程度建物の構造上制約はあっても、間取りを変えたり配線や配管を変えたりして、
自分たちの暮らしに合わせたカタチにする事が可能です。
ですが反面、細かいところまで考える必要があり、打ち合わせの回数も必要です。
逆に言えば細かいところをお任せいただける場合は打ち合わせの回数を減らす事も可能。
まずは工事の規模を考え決める必要はありますが、
そこからご希望の金額を伺いご提案をさせていただいています。
大規模なリノベーションはどうしても金額がかかります。
そのお金を支払っていくのはお客様なので予算もとても大切です。
理想とする暮らしのための手段としてリノベーションを選ばれた場合、
その理想を実現させるための実際の生活の事を考えていくことも大切です。