みなさんこんにちは。
尾張旭市で想いに添った暮らしの提案をしている、
SUGICOの青山です。
先回のブログでは
サッシの結露対策についてのお話をしました。
今回はサッシの種類について
少しご紹介したいと思います。
サッシの種類
弊社では、以下の5つの種類のサッシを
主に使用しています。
■引違い窓
最近の住宅では少しずつ減りつつありますが、
一番馴染みのあるサッシではないでしょうか。
2枚以上のガラスが交互にレールにはまっていて、
右も左もどちらでも開けることのできる窓です。
弊社では庭やバルコニーなどへ出るための
掃き出しサッシとしてよく使用します。
掃き出しではなく外へ出られない物は
腰窓と呼ばれます。
■ルーバー窓
こちらは何枚ものガラスが
ブラインドの様に連なっていて、
ハンドルを回すと
その1枚1枚が回転して
これもまたブラインドの様に開くサッシです。
例えば、洗面室では部屋干しもするというお客様には
こちらのルーバー窓をご提案しています。
引違い窓は窓を開けていると
雨が降ってきたときに
部屋の中へ振り込んでしまいますが、
ルーバー窓はガラスを
室外に向かって下向きの斜めの角度にして
開けることもできるため、
豪雨でない限りは
室内へ雨が降り込みにくいです。
そのため、梅雨時や急な雨の時でも
部屋干しを続けることができます。
■FIX窓
このサッシのことを建設業界では
はめごろし窓とも呼びます。
少し物騒ですね。
このサッシは開閉ができないサッシです。
窓枠にはめられたガラスが、
本来の窓の仕事である開閉する
ということができなくなっていることから、
はめごろし窓と呼ばれるようになったようです。
私は学生時代から
はめごろし窓の方の名称で勉強をしていたので、
こちらの方が馴染み深い言葉ですが、
外で使う時には少し躊躇します。
この窓は採風機能がないため、
明かりだけが採れれば十分
というようなときに使用します。
例えば、階段上の手の届かないようなところや吹抜けなど、
場所の問題で開閉することが
できないような場所にも使用します。
引違い窓と違い、
縦に桟が入らないこともこのサッシの利点の一つです。
■横辷り窓、縦辷り窓
こちらの窓は1ヵ所を軸にして開くサッシです。
開き方についてのご説明は文章だと
かなり難しいのですが、
外に向かって角度を付けて開きます。
横辷り窓の場合はサッシの上辺を軸に開き、
縦辷り窓の場合は
縦の左右どちらかを軸にして外向きに開きます。
最近の住宅では縦長や横長の
細い窓をよく見かけますか、
それらはこの横辷り窓、縦辷り窓がほとんどです。
見た目がかなりスタイリッシュになるため、
デザイン性はあがりますが、
引違い窓などに比べると採光の機能では弱くなります。
(サイズの大きな辷り窓もあります。)
用途に合わせてサッシを使い分ける
この様にサッシにはそれぞれの特徴やメリットがあります。
サッシの用途を考えて、
その用途に1番適したサッシを採用されると
より良いお家づくりができるのではないでしょうか。
建築基準法では採光・採風のできるサッシの
必要な数量が決められているので
そちらにも十分注意してください。