断熱リフォームの効果・費用・工事内容を専門家が解説【断熱完全ガイド2026年版】
執筆監修:杉山幸治(株式会社SOWAKA・一級建築施工管理技士)
執筆監修:杉山幸治(株式会社SOWAKA・一級建築施工管理技士)
断熱リフォームは「床・窓・天井」の順で進めると費用対効果が高く、築20年以上の住宅ほど効果を実感しやすいリフォームです。
近年は光熱費の上昇やヒートショック対策への関心から、断熱リフォームを検討する方が増えています。
この記事では、断熱リフォームの効果や費用、工事内容、補助金制度、断熱等級との関係まで、名古屋で断熱リノベーションを手掛けるSOWAKAが分かりやすく解説します。
- 1. 断熱リフォームとは?なぜ今必要なの?
- 1.1. なぜ断熱リフォームが必要なの?
- 1.2. 断熱リフォームにはどんな方法がある?
- 1.2.1. 内断熱リフォーム
- 1.2.2. 外断熱リフォーム
- 2. 断熱リフォームにはどんな効果がある?
- 2.1. 冬は暖かく、夏は涼しい住まいになる
- 2.2. 光熱費の削減につながる
- 2.3. 結露やカビの発生を抑えられる
- 2.4. ヒートショックなど健康リスクの軽減につながる
- 2.5. 防音性の向上も期待できる
- 3. 断熱リフォームはどこを工事すると効果的?
- 3.1. 床下断熱リフォーム|冬の足元の冷えを改善したい方におすすめ
- 3.2. 壁断熱リフォーム|住宅全体の断熱性能を高めたい場合に有効
- 3.3. 窓断熱|費用対効果の高い断熱改修
- 3.4. 屋根・天井断熱リフォーム|夏の2階の暑さ対策に効果的
- 4. 断熱リフォームはどこから始めるのがおすすめ?
- 5. 断熱等級とは?リフォームではどの等級を目指すべき?
- 5.1. 断熱等級4〜7の違い
- 5.2. リフォームでは断熱等級5〜6を目指すのがおすすめ
- 5.3. 築年数が古い住宅ほど断熱リフォームの効果を実感しやすい
- 6. 断熱リフォームはいくらかかる?
- 6.1. 床下断熱リフォームの費用相場
- 6.2. 窓断熱リフォームの費用相場
- 6.3. 住宅全体を断熱改修する場合の費用相場
- 7. 断熱リフォームで利用できる補助金はある?
- 7.1. 住宅省エネ2026キャンペーン
- 7.1.1. みらいエコ住宅2026事業
- 7.1.1.1. 対象住宅
- 7.1.1.2. 主な対象工事
- 7.1.1.3. 補助額
- 7.1.2. 先進的窓リノベ2026事業
- 7.1.2.1. 主な対象工事
- 7.1.2.2. 補助額
- 7.2. 自治体独自の補助金制度
- 7.2.1. 名古屋市の補助金制度はある?
- 7.2.1.1. 断熱窓改修の補助内容
- 7.2.1.2. 対象となる工事
- 7.2.1.3. 利用条件
- 7.2.1.4. 申請時期の注意点
- 7.3. 補助金を活用する際の注意点
- 8. 名古屋での断熱リフォーム実績
- 8.1. SOWAKAの実績とノウハウ
- 8.2. 名古屋の気候に適した断熱リフォーム
- 9. まとめ
断熱リフォームとは?なぜ今必要なの?

断熱リフォームとは、住宅の断熱性能を高めて、夏の暑さや冬の寒さを軽減するためのリフォーム工事です。
断熱性能が低い住宅では、エアコンや暖房を使っても室内の快適な温度が外へ逃げやすく、光熱費がかさむ原因になります。また、部屋ごとの温度差が大きくなり、結露やヒートショックのリスクが高まることもあります。
断熱リフォームを行うことで、室内の温度を一定に保ちやすくなり、一年を通して快適に過ごせる住まいを実現できます。
なぜ断熱リフォームが必要なの?
近年は電気代やガス代の上昇に伴い、住宅の省エネ性能への関心が高まっています。
そのため、新築住宅では断熱性能に関する基準が年々厳しくなっており、2025年より新築住宅には断熱等級4以上が義務化されました。
一方で、既存住宅の多くは現在の基準が整備される前に建てられており、十分な断熱性能を備えていないケースが少なくありません。
特に築20年以上の住宅では、
- 冬になると床や窓際が寒い
- 夏は2階が暑くて過ごしにくい
- 結露やカビが発生しやすい
- 光熱費が高い
といった悩みを抱えていることがあります。
こうした問題は、設備の交換だけでは改善できないことも多く、住宅そのものの断熱性能を見直すことで解決できる場合があります。
断熱リフォームにはどんな方法がある?
断熱リフォームには大きく分けて「内断熱」と「外断熱」の2つの方法があります。
どちらが適しているかは建物の構造や工事内容、予算によって異なるため、それぞれの特徴を理解しておくことが大切です。
内断熱リフォーム
- 外壁の内側(室内側)に断熱材を施工する方法で、リフォームでは最も一般的な方法。
- グラスウールやセルロースファイバー、ウレタンフォームを使用
- 比較的低コストで実施可能
- 柱や梁などの構造材を通して熱が伝わる「熱橋(ねっきょう)」が発生しやすいため、適切な設計と施工が重要
外断熱リフォーム
- 外壁の外側(屋外側)に断熱材を施工
- 建物全体を断熱材で包み込む工法
- 高い断熱効果が期待できるが、費用は高め
断熱リフォームにはどんな効果がある?
断熱リフォームを行うと、住宅の快適性が向上するだけでなく、光熱費の削減や健康リスクの軽減にもつながります。
特に築20年以上の住宅では、断熱性能が現在の基準より低いことが多く、リフォームによる効果を実感しやすい傾向があります。
ここでは、断熱リフォームによって得られる主なメリットを解説します。
冬は暖かく、夏は涼しい住まいになる

断熱リフォームの最大のメリットは、毎日の暮らしが快適になることです。
断熱性能が不足している住宅では、暖房をつけても足元が寒かったり、夏になると2階が暑くなったりすることがあります。
これは外気温の影響を受けやすく、室内の温度が安定しないことが原因です。
断熱リフォームを行うことで、外気温の影響を受けにくくなり、一年を通して快適な室温を保ちやすくなります。
また、
- リビングと廊下の温度差が小さくなる
- 朝起きた時の寒さがやわらぐ
- エアコンの効きが良くなる
- 冷暖房を止めても快適な時間が長く続く
といった効果も期待できます。
光熱費の削減につながる

断熱性能が低い住宅では、冬は暖房の熱が外へ逃げやすく、夏は外の熱が室内に入り込みやすいため、冷暖房の使用量が増えてしまいます。
断熱リフォームによって住宅の断熱性能を高めると、室内の快適な温度を維持しやすくなり、エアコンや暖房機器の負担を軽減できます。
一般的には、断熱性能の向上により次のような省エネ効果が期待できます。
| 断熱性能 | 省エネ効果の目安 |
|---|---|
| 断熱等級4 → 断熱等級5 | 約20% |
| 断熱等級4 → 断熱等級6 | 約30% |
| 断熱等級4 → 断熱等級7 | 約40% |
例えば年間の光熱費が24万円の住宅の場合、断熱等級5相当まで性能を向上できれば、年間で約4万8千円程度の光熱費削減につながる可能性があります。
電気代やガス代の上昇が続くなか、断熱リフォームは長期的なランニングコストの削減にも効果的です。
結露やカビの発生を抑えられる

冬場に窓や壁が結露しやすい住宅では、断熱性能の不足が原因になっていることがあります。
結露が発生すると、カビやダニが繁殖しやすくなり、住宅の劣化や健康被害につながる可能性があります。
断熱リフォームによって壁や窓の表面温度が下がりにくくなると、結露の発生を抑えやすくなります。
特に内窓の設置や窓交換は、結露対策としても非常に効果的です。
ヒートショックなど健康リスクの軽減につながる

住宅内の温度差が大きいと、身体に大きな負担がかかります。
例えば暖かいリビングから寒い脱衣室や浴室へ移動した際に、急激な温度変化によって血圧が大きく変動し、ヒートショックを引き起こすことがあります。
断熱リフォームによって住宅全体の温度差を小さくすることで、このような健康リスクの軽減が期待できます。
また、結露の抑制によるカビやダニの発生防止は、アレルギーや喘息などの予防にもつながります。
特に高齢者や小さなお子さまがいるご家庭では、断熱性能の向上が健康的な住環境づくりに役立ちます。
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断熱リフォームでヒートショック対策はできる?
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断熱リフォームはヒートショック対策として有効です。
ヒートショックは、暖かい部屋から寒い浴室やトイレへ移動した際の急激な温度変化によって血圧が大きく変動し、心筋梗塞や脳梗塞などを引き起こす現象です。
断熱リフォームによって住宅全体の断熱性能を高めると、リビングと浴室、脱衣室、トイレなどの温度差を小さくできるため、ヒートショックのリスク軽減につながります。
また、浴室暖房乾燥機や脱衣室暖房を併用することで、より効果的な対策が可能です。特に高齢者がいるご家庭では、断熱性能の向上を含めた住環境の見直しをおすすめします。
防音性の向上も期待できる
断熱材の種類によっては、防音性能の向上も期待できます。
例えばセルロースファイバーなどの繊維系断熱材は、熱だけでなく音も吸収しやすい特徴があります。
そのため、
- 外部の車の音が気になる
- 雨音が気になる
- 子どもの声や生活音が気になる
といった悩みの軽減につながる場合があります。
断熱リフォームの目的は温熱環境の改善ですが、結果として住まいの静かさや快適性の向上にもつながります。
断熱リフォームはどこを工事すると効果的?
断熱リフォームと一口に言っても、床・壁・窓・屋根など、工事を行う場所によって効果や費用は異なります。
また、住宅の状態やお悩みによって優先すべき工事も変わります。
ここでは、代表的な断熱リフォームの種類と特徴を解説します。
床下断熱リフォーム|冬の足元の冷えを改善したい方におすすめ

冬になると床が冷たく感じたり、暖房をつけても足元だけ寒かったりする場合は、床下断熱が不足している可能性があります。
床下断熱リフォームは、床下に断熱材を施工することで、冷気が室内へ伝わるのを抑える工事です。
特に築年数が古い住宅では断熱材が入っていないケースや、現在の基準と比べて性能が低いケースも少なくありません。
主な工事内容は次の通りです。
- 床材の撤去または床下からの施工
- 断熱材の設置・追加
- 床材の復旧または張り替え
また、床の張り替えや和室から洋室へのリフォームと同時に行うことで、工事費用を抑えやすくなります。
壁断熱リフォーム|住宅全体の断熱性能を高めたい場合に有効

壁は住宅の中でも面積が大きく、外気の影響を受けやすい部分です。
壁断熱リフォームでは、壁の内部に断熱材を追加したり、新しい断熱材に入れ替えたりすることで断熱性能を向上させます。
主な工事内容は、
- 壁の一部解体
- 断熱材の充填または追加
- 壁の復旧
となります。
壁断熱を行うことで、外気温の影響を受けにくくなり、室温が安定しやすくなります。
ただし、壁を解体する必要があるため、間取り変更やフルリノベーションとあわせて行うケースが一般的です。
窓断熱|費用対効果の高い断熱改修

住宅の熱の出入りは、窓から最も多く発生するといわれています。そのため、断熱リフォームの中でも特に効果を実感しやすいのが窓の断熱改修です。
代表的な方法が「内窓(インナーサッシ)」の設置。既存の窓の内側にもう一つ樹脂製の窓を取り付けることで、窓と窓の間に空気層が生まれ、断熱性能や気密性能が向上します。
内窓には次のようなメリットがあります。
- 冬の窓際の寒さを軽減できる
- 結露を抑えられる
- 冷暖房効率が向上する
- 防音効果も期待できる
- 比較的短期間で施工できる
一般的な腰窓(幅160cm×高さ90cm程度)の場合、費用の目安は1か所あたり8〜9万円程度です。
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ペアガラス交換と内窓設置はどちらがおすすめ?
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断熱性を高める方法としてペアガラスへの交換もありますが、多くの場合は内窓設置の方が高い効果を期待できます。
なぜなら、ペアガラスに交換しても既存サッシがアルミ製の場合は、サッシ部分から熱が伝わりやすいためです。
一方、内窓を設置すると窓全体の気密性も向上するため、断熱性・防音性の両面で効果を実感しやすくなります。
屋根・天井断熱リフォーム|夏の2階の暑さ対策に効果的

夏になると2階や屋根裏が暑くて過ごしにくい場合は、屋根や天井から熱が伝わっている可能性があります。
屋根・天井断熱リフォームは、屋根や天井裏に断熱材を施工して、太陽の熱が室内へ伝わるのを抑える工事です。
主な工事内容は、
- 天井裏への断熱材の追加
- 屋根断熱材の施工
- 通気層の確保
などがあります。
特に名古屋のような夏の暑さが厳しい地域では、屋根や天井の断熱性能を高めることで、2階の室温上昇を大きく抑えられる場合があります。
また、冷房効率の向上にもつながるため、夏場の快適性を重視する方にはおすすめの断熱リフォームです。
断熱リフォームはどこから始めるのがおすすめ?

結論からいうと、断熱リフォームは「床 → 窓 → 天井・屋根 → 壁」の順番で検討するのが一般的です。
まずは冬の足元の冷えを改善しやすく、比較的費用対効果の高い床下断熱がおすすめ。次に、熱の出入りが最も大きい窓を改善することで、冷暖房効率や結露対策の効果が期待できます。
また、夏の2階の暑さが気になる場合は屋根・天井断熱が有効です。一方、壁断熱は高い効果が期待できるものの、壁を解体する必要があるため、フルリノベーションや間取り変更、耐震改修などと同時に行うのがおすすめです。
断熱リフォームは一度にすべて行う必要はありません。まずは床や窓など効果を実感しやすい部分から始め、予算やライフスタイルに合わせて段階的に進める方法も有効です。
もちろん住宅の状態によって最適な方法は異なりますので、ご自身の住まいはどこに重点を置くべきなのか、相談しながら進めていただくのが良いですね。
断熱等級とは?リフォームではどの等級を目指すべき?

断熱等級とは、住宅の断熱性能を表す国の基準です。数字が大きいほど断熱性能が高くなり、冬は暖かく、夏は涼しい住まいになります。
現在は断熱性能の重要性が高まっており、新築住宅では一定以上の断熱性能が求められるようになっています。
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リフォームではどの等級を目指すべき?
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リフォームの場合は必ずしも最高等級を目指す必要はありません。大切なのは、予算や住宅の状態に合わせて無理のない範囲で性能を向上させることです。
断熱等級4〜7の違い
| 断熱等級 | 性能の目安 | 特徴 |
|---|---|---|
| 断熱等級4 | 現在の最低基準 | 築20〜30年以上の住宅と比べると快適性は向上 |
| 断熱等級5 | ZEH水準 | 光熱費と快適性のバランスが良い |
| 断熱等級6 | HEAT20 G2相当 | 冬でも暖かく快適に過ごしやすい |
| 断熱等級7 | HEAT20 G3相当 | 国内最高レベルの断熱性能 |
断熱等級が上がるほど冷暖房効率が向上し、光熱費の削減効果も期待できます。
リフォームでは断熱等級5〜6を目指すのがおすすめ
断熱リフォームを行う場合、多くの住宅では断熱等級5〜6程度を目標にするケースが一般的です。
断熱等級5は、快適性とコストのバランスが良く、現在の省エネ住宅の基準としても広く採用されています。
さらに快適性を重視する場合は、断熱等級6を目指すことで、冬場の室温低下を抑えやすくなります。
一方で、断熱等級7は非常に高い性能を実現できますが、工事費用も大きくなるため、建物の構造や予算とのバランスを考えることが大切です。
築年数が古い住宅ほど断熱リフォームの効果を実感しやすい
現在の断熱基準が整備される前に建てられた住宅では、断熱材が十分に入っていなかったり、窓の性能が低かったりすることがあります。
そのため、築20年以上の住宅では、断熱等級5程度まで性能を向上させるだけでも、
- 冬の寒さがやわらぐ
- 夏の暑さを軽減できる
- 光熱費を抑えられる
- 結露を減らせる
などの効果を実感しやすくなります。
断熱リフォームはいくらかかる?

断熱リフォームの費用は、工事を行う場所や断熱性能の目標によって大きく異なります。
例えば、窓だけの断熱改修であれば数万円から始められますが、住宅全体の断熱性能を向上させる場合は数百万円規模になることもあります。
そのため、「まずはどこを改善したいのか」を明確にしてから予算を考えることが大切です。
ここでは、代表的な断熱リフォームの費用相場をご紹介します。
床下断熱リフォームの費用相場
床下断熱は、比較的費用対効果が高い断熱リフォームのひとつです。特にフローリングの張り替えや和室から洋室へのリフォームと同時に施工すると、工事を効率よく進めることができます。
例えば、床下断熱材としてよく採用される断熱パネルの場合、
- 45mm厚の断熱材:標準仕様として採用されることが多い
- 90mm厚の断熱材:6畳あたり約2万円程度の追加費用が目安
となります。
また、断熱材を厚くする場合でも、工期は1日程度延びる程度で済むケースが一般的です。
窓断熱リフォームの費用相場
窓は住宅の中でも熱の出入りが最も大きい場所のひとつです。そのため、断熱リフォームの中でも費用対効果を実感しやすい工事といえます。
特に人気なのが内窓(インナーサッシ)の設置です。
一般的な腰窓(幅160cm×高さ90cm程度)の場合、費用の目安は1か所あたり8〜9万円程度です。
住宅全体の窓を断熱改修する場合は、
- 部分的な設置:10〜30万円程度
- 全窓改修:50〜150万円程度
が目安になります。
また、窓の断熱改修は補助金の対象になることが多く、実際の自己負担額を抑えられる可能性があります。
住宅全体を断熱改修する場合の費用相場
床・壁・窓・屋根を含めて住宅全体の断熱性能を向上させる場合は、工事規模に応じて費用も大きく変わります。特にフルリノベーションとあわせて断熱改修を行う場合は、目標とする断熱性能によって追加費用が変わります。
一般的な目安としては、以下の表のようになります。【新築基準比較】
| 目標とする断熱性能 | 追加費用の目安 |
|---|---|
| 断熱等級4相当 | 基準仕様 |
| 断熱等級5相当 | 約30〜50万円 |
| 断熱等級6相当 | 約150〜250万円 |
| 断熱等級7相当 | 約300〜400万円 |
ただし、建物の大きさや構造、採用する断熱材や窓の性能によって費用は大きく変わるため、あくまで目安として考えるとよいでしょう。
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費用を抑えて断熱リフォームする方法は?
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断熱リフォームは必ずしも住宅全体を一度に行う必要はありません。
例えば、
- 床下断熱から始める
- 内窓を設置する
- リフォーム工事と同時に断熱改修を行う
- 補助金を活用する
といった方法で、費用を抑えながら断熱性能を向上させることも可能です。
特に築20年以上の住宅では、床下断熱や窓断熱だけでも快適性が大きく改善するケースが少なくありません。
断熱リフォームで利用できる補助金はある?

断熱リフォームは国や自治体の補助金制度を利用できる場合があります。
特に窓の断熱改修や床・壁・天井の断熱工事は補助対象になることが多く、工事内容によっては数十万円から100万円以上の補助を受けられるケースもあります。
ただし、補助金は年度ごとに内容が変更されるため、工事を検討する際は最新情報を確認することが大切です。
住宅省エネ2026キャンペーン
「住宅省エネ2026キャンペーン」は、住宅の省エネリフォームを支援する国の補助金制度です。
その中でも、リフォームで特に活用しやすいのが、
- みらいエコ住宅2026事業
- 先進的窓リノベ2026事業
の2つです。工事内容によっては、併用も可能です。
みらいエコ住宅2026事業
断熱改修や省エネ設備の導入など、住宅全体の省エネ性能を高めるリフォームを支援する制度です。
対象住宅
- 2016年12月31日以前に新築された住宅
- 戸建て・マンションともに対象
- 持ち家、賃貸住宅も対象
主な対象工事
- 外壁・屋根・天井・床の断熱改修
- 高効率給湯器の設置
- 節水型トイレの設置
- 高断熱浴槽の設置
- 節湯水栓の設置
- 換気設備の設置
- 窓・ドアの断熱改修(※一部対象外あり)
補助額
- 1戸あたり最大40万~100万円
- 補助額の下限は5万円以上
※住宅の築年数や工事内容によって上限額が異なります。
先進的窓リノベ2026事業
窓やドアの断熱改修に特化した補助金制度です。
住まいの熱の出入りは、約半分以上が窓からといわれており、光熱費削減や結露対策に高い効果が期待できます。
主な対象工事
- 内窓の設置
- 外窓交換
- ガラス交換
- 玄関ドアの交換(窓の改修と同時に行う場合)
補助額
- 1戸あたり最大100万円
- 補助額の下限は5万円以上
補助額は、窓のサイズや性能によって異なります。
例えば、内窓設置では1カ所あたり2.2万円~15.2万円程度、外窓交換では2.9万円~30.2万円程度が補助されます。
自治体独自の補助金制度
国の補助金以外にも、自治体が独自に省エネリフォームや断熱改修に対する補助制度を設けている場合があります。
補助内容や条件は自治体によって異なるため、お住まいの市区町村のホームページや施工会社へ確認することをおすすめします。
名古屋市の補助金制度はある?
「住宅等の脱炭素化促進補助金」があり、その中の「断熱窓改修」の補助制度を利用できる可能性があります。
断熱窓改修の補助内容
- 補助額:対象工事費の3分の1
- 補助上限:10万円/戸
例えば、補助対象となる工事費が30万円なら、10万円の補助を受けられます。
対象となる工事
以下のような窓の断熱リフォームが対象です。
- 内窓の設置
- 外窓の交換
- ガラス交換
※新築や増築に伴う工事は対象外です。既存住宅のリフォームが対象となります。
利用条件
主な条件は次のとおりです。
- 名古屋市内の住宅で行う工事
- 2026年度の国のリフォーム補助金と併用すること
- 国の補助対象製品として登録された窓やガラスを使用すること
- 改修後の窓の断熱性能が基準を満たすこと(熱貫流率2.3W/㎡・K以下)
申請時期の注意点
2026年度からは、工事前申請ではなく「工事完了後の申請」に変更されています。
受付開始は2026年7月1日です。予算には限りがあるため、早めの申請がおすすめです。
また、この補助金は、国の「住宅省エネ2026キャンペーン」の「先進的窓リノベ2026」と併用できるため、組み合わせることでさらにお得に窓リフォームを進められます。
補助金を活用する際の注意点
補助金は予算に達すると受付が終了する場合があります。
また、
- 工事着工前の申請が必要
- 対象製品が指定されている
- 登録事業者による施工が必要
などの条件が設けられていることも少なくありません。
そのため、補助金の利用を検討している場合は、リフォーム計画の早い段階で施工会社へ相談することが大切です。
名古屋での断熱リフォーム実績

SOWAKAでは、名古屋エリアで長年にわたり断熱リフォームを手がけてきました。
SOWAKAの実績とノウハウ
新築での実績
- 2012年から長期優良住宅でセルロースファイバー断熱を採用 (2025年基準の断熱等級5相当をクリア)
- 2012年に混構造でRC部分を発泡ウレタン断熱、木造部分をセルロースファイバー断熱を採用
- 2013年に木造2階建て新築住宅でネオマフォームを床下、外周部に採用 コストが高いため以降はセルロースファイバーを再採用
- 2024年に2025年基準を見据えた木造2階建て新築住宅で断熱等級5相当をクリアした外周部と屋根断熱をセルロースファイバー、床下断熱をフクフォームECOを採用、サッシやガラスはアルミニウムと樹脂の複合サッシにLOW-Eアルゴンガス入りガラスを採用
- 12年間の断熱技術開発
リフォーム・リノベーションでの実績
- 2009年の設立時から旭ファイバーグラスのアクリアを断熱材の標準として使用
- 2012年から床下断熱材をフクフォームECOを標準として使用開始(現在も断熱等級5をクリアできるため採用している)
- 2016年から鉄骨造のリノベーションにもセルロースファイバーを使用開始
- 2019年に木造と重量鉄骨造、軽量鉄骨造のリノベーションでセルロースファイバー断熱と床下断熱としてフクフォームECO、サッシやガラスはアルミニウムと樹脂の複合サッシにLOW-Eアルゴンガス入りガラスを採用を標準化
名古屋の気候に適した断熱リフォーム
名古屋の気候特性(高温多湿の夏、寒い冬)に対応した断熱リフォームプランを提案しています。
当社ショールーム兼事務所もセルロースファイバー断熱材を使用しているため、いつでも体験可能!!
まとめ
断熱リフォームは、快適性向上と光熱費削減を同時に実現できる効果的な投資です。特に築20年以上の住宅では、現在の断熱基準との差が大きく、リフォーム効果を実感しやすいでしょう。
断熱リフォーム成功のポイント
- 床下断熱から始めて段階的に実施
- 他のリフォーム工事と同時施工でコスト削減
- 補助金制度の活用
- 信頼できる施工業者の選定
名古屋でリフォーム・リノベーションをお考えの方は、断熱性能の向上も含めた総合的なプランニングをおすすめします。
この記事の監修者

杉山幸治
杉山幸治(株式会社SOWAKA)
・保有資格: 一級建築施工管理技士、第二種電気工事士、石綿含有建材調査者
・実績: 業界歴27年以上。名古屋を中心に数百件の鉄骨造・RC造リノベーションを監督。
・一言アドバイス: 鉄骨造は『骨組み』が命です。見えない部分のサビや断熱をどう処理するかで、20年後の住み心地が変わります。名古屋で鉄骨造リノベーションをお考えでしたら、是非一度ご相談下さい。
名古屋でリノベーションをするならSOWAKA
私たちSOWAKAは、リノベーションを専門に手掛けています。
「こんな家に住みたい」、「こんな暮らしがしたい」
そんなたくさんの思いを聞いた上で、最適な家のプランをご提案させていただきます。
木造、軽量鉄骨造、重量鉄骨造の戸建てやマンションのリノベーションを数多く手がけてきた実績のあるSOWAKAならでは提案力で、あなたの夢を叶えるお手伝いをいたします。


