性能は、言葉だけでなく、数字で確かめる。

築32年の重量鉄骨住宅で、気密性能C値0.85を実測。

セルロースファイバー断熱と丁寧な気密施工で、鉄骨住宅の性能向上を目指す。

施工後の気密測定結果

C値 0.85 ㎠/㎡

  • 重量鉄骨造
  • セルロース
    ファイバー
  • 気密

築32年・重量鉄骨3階建て住宅|名古屋市北区

壁にセルロースファイバーを充填し、床を張り終えた鉄骨造住宅の室内
セルロースファイバーを充填し、床を張り終えた室内(名古屋市北区・重量鉄骨3階建て)

築32年の重量鉄骨住宅。断熱材を入れて終わりではなく、鉄骨造特有の隙間まで丁寧に施工し、完成後の気密性能を測定しました。その結果が、C値0.85。SOWAKAは、目に見えない住まいの性能にも、確かな根拠を持って向き合います。


実測で確認した、鉄骨住宅の気密性能C値0.85

名古屋市北区の築32年・重量鉄骨3階建て住宅で、性能向上リノベーションの完成時に気密測定を実施し、C値0.85㎠/㎡を実測しました。C値は住宅全体の隙間の大きさを示す数値で、小さいほど隙間が少ないことを表します。この数値が直接示すのは「完成後の気密性能」であり、断熱性能そのものや改修前からの改善幅を示すものではありません。

完成時の気密測定結果と測定条件

【画像差し替え:気密測定器の画面/測定報告書/測定中の写真(元ページに該当写真なし)】

C値0.85とは?住宅の隙間を示す数値

C値(相当隙間面積)は、住宅全体にある隙間の合計面積を延床面積で割った数値です。単位は㎠/㎡で、床面積1㎡あたりにどれだけの隙間があるかを示します。C値0.85は、床面積1㎡あたりの隙間が約0.85㎠ということ。たとえば延床面積100㎡の住宅なら、家全体の隙間を集めても約85㎠(はがき半分強ほど)に相当します。

延床100㎡の家の、すきまをぜんぶ1か所に集めると…

家じゅうのすきま約85㎠(延床100㎡の場合)ハガキ1枚 約148㎠(14.8×10cm)

たったハガキ半分ほどの大きさ

※C値0.85㎠/㎡×延床面積100㎡=約85㎠で試算した目安です。

従来の施工仕様C値1.6との比較

従来仕様の実績
1.60
今回の完成時実測値
0.85

単位:㎠/㎡(数値が小さいほど隙間が少ない)/目盛り 0〜1.8

※1.60はSOWAKAの別の施工仕様・実績における測定値であり、今回の住宅の改修前の数値ではありません。同一住宅の改修前後の比較ではない点にご注意ください。比較対象の測定条件:【要入力:建物種別・測定時期・測定方法】


なぜ鉄骨住宅は、夏暑く冬寒くなりやすいのか

鉄骨住宅が暑く寒くなりやすい主な理由は、「熱を伝えやすい鉄骨」と「構造上生じやすい隙間」の2つです。鉄は木材に比べて熱を非常に伝えやすく、柱や梁を通じて外の暑さ・寒さが室内に伝わります。さらに接合部や窓まわりには隙間が生じやすく、断熱材を入れるだけでは十分な効果が得られないことがあります。

鉄骨の柱・梁から熱が伝わる「熱橋」

鉄は木材の数百倍も熱を伝えやすい素材です。外壁に接する柱や梁が熱の通り道(熱橋=ヒートブリッジ)となり、冬は室内の熱が逃げ、夏は外の熱が入り込みます。鉄骨部分の表面温度が下がることで、結露の原因になることもあります。

断熱材を入れた壁の両側に、赤い鉄骨の柱と梁が見える室内
断熱材を充填した壁と、その両側に現れる鉄骨の柱・梁

鉄骨の接合部や窓まわりに生じる隙間

鉄骨造では、柱と梁の接合部、外壁パネルの継ぎ目、配管・配線の貫通部、サッシまわりなどに隙間が生じやすくなります。築年数を重ねた住宅では、こうした隙間から外気が入り込み、すきま風や足元の冷えにつながります。

断熱材を入れるだけでは解決できない理由

どれだけ性能の高い断熱材を使っても、隙間から空気が出入りすれば、暖めた・冷やした空気は外へ逃げてしまいます。鉄骨住宅の性能向上には、熱橋への配慮を含む断熱と、隙間をふさぐ気密施工の両方が欠かせません。

気密性能が高いと、暮らしにも次のようなメリットがあります。

  • 冷暖房の熱が逃げにくく、少ないエネルギーで室温を保ちやすくなる
  • 部屋ごとの温度差が小さくなり、冬の寒さや足元の冷えをやわらげやすい
  • 計画した換気が設計どおりに働き、室内の空気を入れ替えやすくなる
  • 湿気を含んだ空気が壁の中に入りにくくなり、壁内結露の抑制につながる
  • 外の音や花粉、排気ガスなどが入りにくくなる

セルロースファイバー断熱と気密施工を組み合わせた理由

今回の住宅では、断熱材にセルロースファイバーを採用し、それとは別に鉄骨造特有の隙間に対応する気密施工を行いました。断熱は「熱を伝えにくくする性能」、気密は「隙間をなくす性能」で、それぞれ役割が異なります。両方を組み合わせることで、鉄骨住宅でも快適な室内環境を目指せます。

断熱材にはセルロースファイバーを採用

セルロースファイバーは、新聞古紙などを原料とした木質繊維系の断熱材です。専用の機械で壁や天井に吹き込むため、鉄骨まわりの複雑な形状にも隙間なく充填しやすいのが特長です。調湿性や吸音性にも優れています。

断熱材には、現場で吹き付ける発泡ウレタンもよく使われます。セルロースファイバーとの違いは、おおむね次のとおりです。

発泡ウレタンセルロースファイバー
主な原料石油由来の化学原料新聞古紙などの古紙(防火・防虫処理)
施工方法現場で吹き付けると発泡して固まる専用の機械で繊維状の断熱材を吹き込む
気密の取りやすさ断熱材が隙間に密着するため、数値(C値)を出しやすい断熱材だけでは気密にならず、気密シート・テープの施工が別に必要
湿気との関係湿気を通しにくい湿気を吸ったり放したりする調湿性がある
音繊維系に比べると吸音性は控えめ繊維が音を吸収しやすく、静かな室内になりやすい

セルロースファイバーで気密が取りにくいといわれるのは、繊維の間に空気を含ませて熱を伝えにくくする素材で、空気そのものは繊維の間を通り抜けられるからです。また、吹き込んだ後も固まらず、下地に貼り付いて隙間をふさぐこともありません。そのため気密は、断熱材とは別に、気密シートを隙間なく張り、継ぎ目や配管などの貫通部を気密テープで一つずつふさぐ施工で確保します。

発泡ウレタンは、吹き付けた断熱材そのものが隙間に密着して固まるため、気密の数値(C値)を出しやすい断熱材です。一方、セルロースファイバーは断熱材だけでは気密になりません。それでもSOWAKAがセルロースファイバーにこだわるのは、湿気を吸ったり放したりする調湿性や高い吸音性、古紙を再利用する環境へのやさしさなど、数値には表れにくい住み心地を大切にしているからです。気密は施工の手間をかけて確保し、完成後の測定で確かめています。※上の比較は一般的な傾向で、製品や施工方法によって異なります。

セルロースファイバー断熱材の施工
セルロースファイバー断熱材の施工

断熱と気密は別の性能。だから気密施工も必要

断熱材を充填しただけでは、建物の気密性能は確保されません。SOWAKAでは、断熱工事とは別に、防湿・気密シートや気密テープ、発泡材などで隙間を処理する気密施工を行っています。【要確認:使用部材・工法を追記】

鉄骨造特有の隙間を一つひとつ確認・処理

柱・梁の接合部、ブレースの貫通部、配管・配線まわり、サッシとの取り合いなど、鉄骨造ならではの隙間を現場で一つずつ確認し、処理しました。

天井下地と気密シートを施工中の1階
天井下地と気密シートを施工中の1階
床に膝をつき、壁の下端の気密シートを確認するスタッフ
壁の下端の気密シートを確認する様子

名古屋市北区|築32年・重量鉄骨3階建て住宅の性能向上リノベーション

今回ご紹介するのは、名古屋市北区にある築32年・重量鉄骨3階建て住宅の性能向上リノベーションです。壁・天井・床・窓の断熱改修と、鉄骨造特有の隙間への気密処理を行い、完成時に気密測定を実施しました。

改修前の建物と工事概要

改修前の重量鉄骨造住宅の外観
改修前の外観
工事前の1階。木目の壁と古いフローリング、大きな掃き出し窓
工事前の1階

壁・天井・床・窓の断熱改修

  • 壁:【要入力:断熱材・厚み】
  • 天井:【要入力】
  • 床:【要入力】
  • 窓:【要入力:内窓・サッシ交換など】
床下地の間に断熱材を敷き込んだ床
床下地の間に断熱材を敷き込んだ床

施工中の気密処理と完成時の測定

施工中は、断熱材の充填と並行して気密処理を進め、完成時に気密測定を行いました。その結果、C値0.85㎠/㎡を確認しています。【要確認:工事中の中間測定の有無】【画像差し替え:測定時の写真(元ページに該当写真なし)】


性能は、施工して終わりではなく、測って確かめる

気密性能は、完成後には壁の中に隠れて見えなくなります。だからこそSOWAKAは、測定器を使って実際の数値を確認します。ただし、気密測定で分かるのは建物の隙間の量であり、断熱性能や室温の変化を直接示すものではありません。何が分かり、何が分からないのかを正しくお伝えすることも、私たちの責任だと考えています。

気密測定で分かること・分からないこと

分かること分からないこと(別の評価が必要)
測定時点での建物全体の隙間の量(C値)断熱性能そのもの(UA値などの計算・評価が必要)
気密施工が設計どおりにできているか改修前からの改善幅(改修前の測定が必要)
漏気が多い箇所の手がかり実際の室温や光熱費の変化(室温測定などが必要)

測定器を使った気密性能の確認

気密測定では、専用の送風機で室内の空気を外へ排出して室内外に気圧差をつくり、そのときの風量と圧力差から建物全体の隙間の量を算出します。【要確認:使用機器・測定者】

見えない隙間まで確認する現場の姿勢

測定時には、減圧した状態で漏気箇所を確認し、必要に応じて補修します。【画像差し替え:漏気箇所の確認写真(元ページに該当写真なし)】

窓際で職人さんと施工状況を確認するスタッフ
窓際で職人と施工状況を確認する様子

鉄骨住宅の性能向上リノベーションを年間5棟限定で受付

SOWAKAでは、一棟一棟の断熱・気密施工に十分な時間をかけるため、鉄骨住宅の性能向上リノベーションを年間5棟に限定して承っています。無料の現地調査で建物の状態を確認したうえで、最適な改修方法をご提案します。

こんな暑さ・寒さのお悩みはありませんか

  • 冬、暖房をつけても足元が冷える
  • 夏、2階・3階が暑くてエアコンが効きにくい
  • 窓や壁に結露が発生する
  • すきま風を感じる
  • 光熱費が高い
  • 「鉄骨の家だから仕方ない」と諦めている

対応する鉄骨住宅と工事内容

  • 対応構造:重量鉄骨造・軽量鉄骨造【要確認】
  • 対応エリア:名古屋市および周辺地域【要確認】
  • 工事内容:壁・天井・床の断熱改修、窓の断熱改修、気密施工、完成時の気密測定

無料現地調査からご相談までの流れ

  1. お問い合わせ
  2. 無料現地調査(建物の状態・お悩みの確認)
  3. 改修プランとお見積りのご提案
  4. ご契約・着工
  5. 完成・気密測定
  6. お引き渡し

鉄骨住宅の断熱・気密リノベーション よくある質問

鉄骨住宅の断熱リフォームや気密測定について、お客様からよくいただく質問にお答えします。

築30年以上の鉄骨住宅でも断熱改修できますか?

はい、可能です。今回ご紹介した住宅も築32年の重量鉄骨造です。ただし建物の状態によって最適な工法は異なるため、まずは無料現地調査で構造や劣化状況を確認したうえでご提案します。

気密性能C値0.85はどのくらいの水準ですか?

C値0.85㎠/㎡は、一般に高気密住宅の目安とされる1.0㎠/㎡を下回る数値です。既存の鉄骨住宅の改修で、完成時にこの水準を実測で確認できたことは、気密施工の丁寧さを示す一つの根拠になります。

セルロースファイバーでも高気密にできますか?

セルロースファイバーは断熱材であり、それ単体で気密性能を確保するものではありません。今回の住宅では、セルロースファイバーによる断熱と、鉄骨造の隙間に対応する気密施工を組み合わせることで、C値0.85を実測しました。発泡ウレタンのほうが数値は出しやすい面がありますが、SOWAKAは調湿性や吸音性を重視してセルロースファイバーを選び、気密施工と測定で性能を確かめています。

工事費用や工期はどのくらいですか?

建物の規模や状態、改修範囲によって大きく異なります。【要入力:費用・工期の目安】詳しくは無料現地調査のうえでお見積りいたします。

気密測定はすべての住宅で実施できますか?

【要確認:実施条件】部分的な改修や、建物の状態によっては測定が難しい場合があります。測定の可否は現地調査時にご説明します。


鉄骨の家だからと、暑さ・寒さを諦めないでください

株式会社SOWAKA 現場責任者 杉山 幸治
株式会社SOWAKA 現場責任者 杉山 幸治

【要入力:現場責任者のコメント】

鉄骨住宅でも、適切な断熱と丁寧な気密施工、そして測定による確認を積み重ねれば、住まいの性能は改善を目指せます。まずは無料現地調査で、お住まいの状態をお聞かせください。

関連記事:【要設定:既存の鉄骨造断熱リノベーション解説記事・施工事例へのリンク】