【丸の内】弁護士事務所様|事務所改修

今回ご紹介するのは、ウッドワン空間デザインアワード2025で優秀賞をいただいた、弁護士事務所の改修工事。すでに工事は完了していますが、完成までの過程にはたくさんのドラマがありました。

そこで現場レポートをシリーズでお届けしていきたいと思います。

第一弾は、すべての始まりとなった「現地調査」について。

空間づくりの第一歩は「現地を知ること」から

リノベーションで大切なのは、図面を眺めるだけでは見えてこない“現場のリアル”を掴むこと。
特に今回は、働く方だけでなく、来所されるお客様にとっても安心感が求められる場所です。

現地調査では、サイズを測るだけではありません。“今の困りごと”と、“これからの理想”を確かめる時間でもあります。

  • 今の何が使いにくいのか
  • どんな動線が“無意識にストレス”になっているのか
  • 移転先でどんな日常をつくりたいのか
  • どんな空間なら、安心して相談してもらえるのか

現場で感じた空気感ごと、ひとつずつ拾い集めていきます。

打合せ場所:たくさんの書籍が並んでいます
とにかく本がたくさん!今までの裁判の事例が載っているらしい
建築も書籍が多い分野ではありますが、弁護士さんも毎日勉強!勉強!勉強!

ヒアリングで見えてきた「叶えたい理想」

現場で必ず行うのが、使う人の声を聞くこと。
今回も、先生(スタッフの皆様)が抱えていた課題や理想を伺う中で、空間に必要な方向性が見えてきました。

今回のご依頼は、事務所の移転に伴う改修工事
現地調査では、まず現在の事務所を確認し、日々の使い方や課題を整理。そのうえで、移転先となる新しい物件の状況を把握しながら、これからの空間づくりの方向性を固めていきます。

現在の事務所では、業務の流れや来客対応の動線など、日常の中で生まれている“ちょっとした使いにくさ”が少しずつ積み重なっていました。一方で移転先では、これからの働き方に合わせて、よりスムーズで安心感のある空間に整えていける可能性があります。

「どこを整えるべきか」
「何を優先すべきか」
その答えを探るために、現場とヒアリングを行き来しながら、丁寧に計画を組み立てていきました。

移転先は丸の内のビルのテナント区画
保険会社が入っていました

ここで掴んだ感覚が、このあと設計の軸となり、完成した空間の細部につながっていきました。