【瀬戸市】Y・Y様邸 キッチンのダウンフロア工事

築28年のダイワハウスの住まい。
今回のリノベーションの大きな見どころのひとつが、コンクリートのキッチンです。

Y様がリノベーションを決められたきっかけは、「いつかコンクリートのキッチンにしたい」という長年の想い。そして弊社の施工事例をご覧になり、「こんなキッチン、素敵すぎる…!」と感じてくださったことが、SOWAKAへのご相談につながりました。

リノベーションは“こう暮らしたい”という願いを一つひとつ形にしていく作業です。


今回のコンクリートキッチンは、まさにY様のこだわりと、空間への想いが詰まった特別なプロジェクトとなっています。

事例紹介|豊田市のマンションリノベーション事例《とことん好きを追求》

ギャラリー とことん ”好き” を追求した住まい 限られた予算の中でお客様のブレのない “好き” を実現。LDKから玄関までを中心に部分リノベーションのご提案をしました。 …

そんなY様のこだわりをカタチにするため、現場では少しずつ準備が進んでいきます。ここからは、コンクリートキッチンができるまでの工程を順番にレポートしていきます。

まず最初に行うのが、“ダウンフロア”と呼ばれる一段下がった床の施工です。

このダウンフロアが必要な理由は、キッチンの作業台の高さと、カウンターで食事をする際の椅子の高さ。その両方を無理なく両立させるため。

キッチンの高さが通常のままでカウンターで食事をしようとすると、座面の低い一般的な椅子では高さが合わず、どうしてもハイチェアが必要になってしまいます。

逆に、一般的な椅子に合わせてカウンターの高さを設定してしまうと、今度は料理をする際のキッチンの作業高さが低くなり、使い勝手が悪くなるという問題が出てきます。

こちらは参考画像です

これらの設計条件を踏まえたうえで、「今使っているダイニングチェアをそのまま使いたい」というY様のご希望を叶えるために、今回のダウンフロアプランが採用されました。

この工夫で、キッチンに立つ人と座る人の目線が同じようになります。この設計意図が仕上がりの高さやキッチン全体のバランスに直結するため、とても重要な工程でもあります。

ダウンフロアにするため、新しく大引きなどの床の土台部分を組んでいきます
この上にコンクリートのキッチンが乗るため、通常の木下地よりもしっかりとした強度が必要になります。そのため今回は、コンクリートの重さを十分に考慮し、耐荷重を確保した専用の床下地を造作しています。

ダウンフロアが完成したら、いよいよ次はコンクリートキッチンの型枠づくり
ここからキッチンの“形”が少しずつ見えてくる工程へと進んでいきます。

次のレポートをお楽しみに!

2年越しの想いをかたちに。瀬戸市リノベーションが始動しました。|坂本真由

愛知県を拠点に、“暮らしを豊かに”をテーマにリノベーションを提案しているSOWAKAの坂本真由です。“好き”をかたちにする空間づくり。その過程にある想いやストーリーを、n…

この記事を書いた人

坂本真由

坂本真由(株式会社SOWAKA)

代表取締役

1984年、熊本県天草市生まれ。
田舎ならではの独特な世界観や価値観に刺激を受けながら育ち、「自分らしく生きる」という人生のテーマを教えてくれた、大好きな地元が私の原点です。

そんな地元を離れたのは、「建築とデザイン」を本格的に学びたかったから。新しい刺激を求めて飛び込んだ専門学校では、建築の基礎から空間づくり、そしてデザインの楽しさを2年間夢中になって学びました。

卒業後は名古屋のビルダーに就職し、現場での経験を重ねながら、より実践的な建築の世界を体感。地元で培った感性と、愛知での学びや経験が、今の私の仕事にしっかりと息づいています。