尾張旭市で暮らしの提案をしているSUGICOの青山です。
みなさん、ドラフト会議はご覧になりましたか?
中日ドラゴンズの新監督、与田監督がまさか一位指名の
大阪桐蔭・根尾選手の交渉権を獲得するとは思わなかったので、
家族全員でとても盛り上がりました。
監督も変わりますし、選手の引退・入団がありチームもガラッと変わるので、
来シーズンこそはクライマックスシリーズに出場してほしいです。
先日開催された、住宅省エネルギー施工技術者講習会に参加しました。
日本では、温暖化問題や大地震をきっかけに、エネルギー問題が生じています。
そこで、低炭素社会を実現させるために、住宅の省エネルギー基準への適合が予定されています。
この講習では、省エネルギー住宅を建てるにはどうしたらよいか、
主に断熱の面での話がありました。
住宅は断熱をするのが普通という考えの方は多いと思いますが、
なぜ断熱をすると良いのか知っていますか?
断熱をするメリットには次のようなものがあります。
・冷暖房を付けても、少しの動力で快適な温度になる
・室内の温度むらが小さくなり、カビや結露が生じにくい
・インフラが途絶えたとき、温度の変化がしにくい
冷暖房をつけても少しの動力で快適な温度になるので、
快適で過ごしやすいだけでなく、電気代を節約することもできます。
また、冷暖房機器も小さな容量の物で賄えるので、
すごく高価な容量の大きな冷暖房機器を買う必要もあまりなくなります。
冬になると足元が冷え、天井付近が温かくなるという現象もなくなります。
室内の温度差が小さくなると暖房のエネルギー量も少しで済みます。
体感温度も上がります。
室温が20度の時、断熱が不十分の場合は体感温度が15度と低いですが、
断熱をしっかりすると、体感温度は19度にも上がるというデータがあります。
室温との差はほとんどありません。
これは、断熱をすることにより壁の表面温度も上がるからです。(体感温度≒(表面温度+室温)÷2)
温度に関わることだけでなく、結露を防止することもできます。
結露が発生すると、じめじめして不快なだけでなく、カビやダニの発生源となり、不衛生な環境を作り出してしまいます。
また、構造体が腐朽し劣化の原因にもなります。
ですので、結露を防止することによって、衛生的な環境づくりもできますし、長持ちする住宅にもなります。
弊社では、セルロースファイバーを使用した断熱を標準仕様としています。
セルロースファイバーとは、天然の木質繊維を使用した断熱材です。
繊維の中にある気泡に含まれる空気が、断熱性、吸音性を発揮し、
木質繊維なので、素材そのものに湿気を吸収、外へ放出する機能があります。
セルロースファイバーは、グラスウールの様に板状ではなく、バラバラの状態のものなので、
施工の際にはホースで壁の中に吹き込みます。
タイミングよく、講習会の次の日にセルロースファイバーを施工する現場があったので、
見に行ってきました。
この様に壁にシートを張り、壁とシートの隙間にセルロースファイバーを吹き込んでいきます。
写真を見ると、施工前と施工後ではシートの膨らみが全然違うことがわかります。
指で押してみても、全く凹みません。
こんなに吹き込んだらすごく温かくなるなあと思いました。
今回の講習を通して、自分の知識がこの半年間ですごく増えていると感じました。
学生の頃にこの講習を受けていても、きっと半分くらいしか理解できなかったと思います。
ですが、この半年間で教えていただいた知識や実際に現場で見て経験したことが多くあるので、
この講習会を困ることなく受けることができました。
断熱の大切さを知るための講習会でしたが、自分の成長も知ることのできた講習会になりました。