こんにちは。
住宅の性能を考え、省エネリフォーム・省エネリノベーションの提案をしているSUGICOの笹岡です。
10月も半ばを過ぎ、今年も残り2か月半となりました。
「年齢を重ねるほど時間の流れが速く感じる」とよく言われますが、最近はそれをより実感するようになりました。
一日一日があっという間に過ぎていきます。
なぜ年を重ねると時間の流れが速くなるのか?
こんな実験結果があるそうです。
4歳から82歳の約3500人を対象として自分が「3分」と感じた時点でボタンを押してもらったところ、年齢が高くなるほど実際の3分より長くなる傾向がみられ、70歳代でほぼ一割増しの3分18秒経っていたそうです。
自分の感じる時間の進み方(心的時計)と実際の時間の進み方(物理的時計)との間に差があり、年を重ねるほど心的時計の進み方が物理的時計の進み方より遅くなるからと考えられているそうですが、なぜそうなるのか。
調べてみると、その理由を説明するための考え方に「ジャネーの法則」と呼ばれるものがありました。
19世紀の哲学者ポール・ジャネが発案し、主観的に記憶される年月の長さは年少者にはより長く、年長者にはより短く評価されるという現象を心理学的に説明したもので、ジャネーの法則では、時間の心理的長さは年齢に反比例するそうです。
この法則にあてはめて考えると10歳の1年に比べて30歳の1年は3倍速く感じることに。
そんなに違うの⁈なんて思いつつも納得できるような気もします。
ただこの説には、科学的な根拠はない為否定的な意見も多いそうです。
また、こんな考え方もあるそうです。
新鮮な経験が多いほど時間の経過は長く感じ、同じことを繰り返す日常では短く感じるというものです。
子どもの頃は見るもの聞くもの未経験のことが多く、その分たくさんの出来事があって、時間の経過が長いと感じ、大人になるとそれまでの経験によって処理できる事が多くなり、その分新鮮さや印象が薄くなり、出来事の数が少なく時間が短いと感じるという説です。
これもなるほど。
他にも、身体的代謝が活性化している時には心的時計が早く進むという代謝説や、
加齢に伴って神経生理学的に情報処理の効率や速度が低下するからなどいろいろな説があるようですが、
集中して何かをしていたら時間が短く感じるパターンと
ダラダラ過ごしていたら何もしないうちに時間が過ぎ、時間が短く感じるパターン。
反対に、作業がテキパキ進み思った以上に多くのことができ、時間が長く感じるパターンと
やることがなく、早く時間が過ぎないかなと時間が長く感じるパターン。
結局は時間を「長く感じる」か「短く感じる」かよりも、中身を充実させることが大事。
という意見に一番納得させられました。
慌ただしく、ただただ過ぎてく時間ですが、充実した時間をより多く過ごせるようにしたいと思います。
さて、すっかり秋らしい気候となり、我が家ではエコキュートの給湯の設定を変更しました。
安価な深夜電力でお湯を沸かすエコキュート。
築10年が過ぎた我が家のエコキュート、給湯の設定は4種類。
沸き上げ温度は60℃と80℃の2種類なのですが、この20℃の違いで電気代が変わります。
夏場は60℃設定で問題ないのですが、深夜に沸き上げて、日中タンク内のお湯の温度は徐々に下がります。
日中の気温が下がるとタンク内の湯の温度もより下がってしまうので夜の入浴に支障がでます。
そうなるのは困るし、単価の高い昼間に沸き増しをすることは避けたいと思うのですが、電気代を上げたくないのでいつもギリギリまで粘ろうと思い、いつ給湯設定を変更しようか迷います。
今年は、日中の気温が高い日が続いたのでまだいいかなとも思っていたのですが、日中の気温も下がり、さすがに今後は秋が深まり季節がどんどん進みそうなので設定の変更をしました。
エコキュートの温度設定もですが、
蓄熱暖房機を使用している知人の間ではいつスイッチを入れようか迷うという話を聞きます。
冬に基礎部分の換気口のダンパーを閉める工法のお家もあります。
衣服の衣替えをした後は、住まいも冬支度だなと感じました。