こんにちは。
名古屋市や尾張旭市でリノベーションを通じて暮らしの提案をしている杉工建設の杉山です。
10月から工事をしていた「名古屋市守山区の戸建てリノベーション」を先週末にお引渡ししました。
近隣にお住まいの方々には、工事の騒音などでご迷惑をお掛けしているにもかかわらず、駐車スペースを貸していただいたりご理解をくださいまして有難うございました。
わたし達のしごと
わたし達のしごとは物質的に建物を作ること。
お客さま自身が、中古物件を購入し、リノベーション会社を選んで、工事後に引越しをする・・・・実は大忙し。
中古物件はすぐに見つかる場合もあれば、１年探していても全く見つからないこともある。
そして、いいなーと思っても予算オーバーだったりでなかなか決まらない。
だからこそ、条件に合った物件を見つけると、意を決して不動産会社に連絡をするものです。
この時点で、
購入できるのか？
実際はどんな家なのか？
など、不安と期待でいっぱいいっぱいになる。
不動産屋さんにアポを取って、いよいよ内覧見学の日。
いいねーいいねーと夫婦で話し合いながら、部屋を次々に見ていく。
そこへ不動産屋さん
「この物件を仮申し込みしますか？？」
と聞いてきます。
きた！人生で大きな選択と判断！！
その後、物件も仮押さえして、リノベーション会社の選択へとやる事が移行していく流れ。
実は、内覧見学で物件をちゃんと見ることができた方ってほとんどいないのです(汗)
それもそのはず。 やっとたどり着いた物件だから舞い上がってしまうのは当然です。
だからこそ、物件調査から私たちがご一緒して、物件を適正にチェックする必要があるのです。
ここでポイント！
物件の目安が無いと間取り図などを私たちも描けないので、仮申し込み位のタイミングからしか関われないことが多い。だからこそなるべく早い段階で話し合いをスタートしておけば住宅ローンと家賃の２重払い期間が少なくて済みます。
この物件、いいなって思ってからのスピードがとても早い！ 実際はあまり考える時間は無いのかもしれない状況が多い。
そんな判断を迫られている中でリノベーション会社をどこにしようか・・・ どんな暮らしをしようか・・・
引越し先のご近所さんと上手く付き合えるかなぁ・・ どんな人たちが住んでいるんだろう・・
土地、建物が気に入って中古物件を選ぶことはできても、ご近所さんまでは選ぶことはできないですよね。
だから、お客様の内心はドキドキなはずです。
わたし達の第一の仕事は、物質的に作る為のお客さまサポート。
わたし達の第二のしごと
たまーーに変わったご近所さんもいますが、だいたいは良い人ばかり。
ただ、工事期間中に横着行動や近隣の方々とのコミュニケーション不足からトラブルを起こしてしまうと、建物だけでなくトラブルまで一緒に引き渡してしまう。
逆に、工事業者が良ければ近隣の方も引っ越してくる人への抵抗はある程度減ると考えています。これがわたし達の第二の仕事。
ただの業者ではあるものの、自分たちが住んでいるつもりでマナーを守り、挨拶や少しの会話をして近隣の方々へ誠意ある行動をすることで安心をしてもらえる様に心掛けている。
完成して引越しをするお客様が、早く地域に溶け込んでくれることを願っています。
わたし達の第三のしごと
第三の仕事はお客様の要望に応える。
なぜ、弊社を選んでくれたのかを自問自答していく。
守山区のお客様は比較的築年数が新しい物件を購入されたのですが、建物の総点検をして悪くなっている部分の把握と修理をして長く大切にしたいと希望していました。
ほとんどのお客様がそう希望します(笑)
弊社が工事期間中に撮影する現場写真は、４ヶ月位かかる工事でおよそ500枚～800枚。
工事記録としては多過ぎですが、見えなくなる部分を確認して記録をしておく。
工事が着手した日、外部に足場を建てた次の日、内部解体をした日などは現場でありとあらゆる部分の調査を行います。１日に50枚位撮影する日もあり、厳選しながらお客様へ報告をしています。
知らずに購入してしまったとショックを受けるお客様もいますが、私は直るものばかりなので現状を正確に伝えている。
それに、専門家といえ見えないものは見えていない。 だから調査をして的確に直す方法を考える。
的確というのはコスト削減でもある。
これが第三の仕事。
お客様の今日、明日だけではなく、１０年後も考えるのがプロかな・・・と。
お客様の想いがどこにあって、どんなことなのか。わたし達の仕事って１～３まで普通にこなしてやっと引き渡せる。そして、引渡してからが本当のお付き合いになる。
奥が深く難しくもあり、楽しい仕事です。
