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見た目だけで判断しない

2019.11.27 - BLOG

見た目だけで判断しない

 

みなさんこんにちは。

尾張旭市で想いに添った暮らしの提案をしている、SUGICOの青山です。

 

気温が低くなり、紅葉シーズンがやってきました。

ここ尾張旭からは、たくさんの山々が見えるので、

いつも遠くから紅葉を見て楽しむだけで、わざわざ見に行くことはしなかったのですが、

先日初めて近くまで紅葉を見に行きました。

ライトアップの時間帯を狙って行ったので、

昼間とはまた違った雰囲気の紅葉を楽しみました。

 

 

 

目指すもの

リノベーションに限らず、みなさんはどの様な部屋作りを目指していますか?

和調な部屋、カントリー調の部屋、モノトーンな部屋。

テイストにこだわらず自分の好きな物を好きなだけ集める。

ライフスタイルは、そこで暮らす人によって様々ですが、

多くのお客様が目指すポイントは、”生活感を隠す”ということです。

SNSなどを見ていても、”生活感を隠す〇〇”という写真付きの記事をたくさん見かけます。

 

 

 

生活感を隠す

生活感を隠すというのは、言葉の通り、生活している様子をあまり表へ出さないということ。

例えば、家電製品やWi-Fiのルーターなどの配線を隠すという方法。

確かに、配線が見えていては生活感も出ますし、何より見た目があまりよくありません。

リノベーションをする利点は、このような配線の類を予め隠すことができるということ。

この部屋のこの位置にこの家電製品を置く予定という情報がいただければ、

その位置にコンセントを設置します。

 

他にも、靴を玄関に置いたままにしないよう、シューズクロークを設けたり。

キッチンの上に調味料や調理器具を置いたままにしないようパントリーを設けたり。

机の上がいつでも綺麗に整頓できるように専用の収納棚を作ったり。

様々な生活感の隠し方があります。

 

リノベーションで生活感を隠すだけでなく、

今あるもの、簡単に手に入るものを使って生活感を隠すこともできます。

リビングやダイニングで使う小物を決まった収納場所へ片づけるという方法。

机や床に物が置かれていないだけで生活感を隠すことができます。

キッチン家電やプリンターなどの大きな家電は収納することが難しいですが、

お気に入りの柄の布をかぶせて隠すという方法もあります。

 

 

注意すること

この生活感を隠すという方法は確かにオシャレに過ごす一つのポイントではありますが、

生活感を隠すことによって注意しなければいけないこともあります。

 

1.隠しすぎてどこに何があるかわからない

目につかないところへ収納することも重要ではありますが、

使いたいものをどこへ収納したのかわからなくなってしまうこともあります。

普段、適当なところへ物を置いてしまうこともありますが、

その物を再び使う時になると、丁度良い場所にあるな~と思うことはありませんか?

隠されていないからこそ使いやすい場合もたくさんあるので、

全てを収納してしまうと少し生活しづらいかもしれません。

物の管理もしにくく、買い物に行ったときに同じものを購入してしまう可能性もあります。

 

2.ひと手間かかる

物を隠して収納するということは、その物を使うときにこれまでよりも1つ動作が増えるということです。

テレビを見たいとき、ただリモコンのスイッチを押すだけでなく、

その前に収納を開けてリモコンを取り出すという動作が加わります。

そしてまた収納を開けてリモコンをしまう。

使用頻度の少ない物を使う時には困りませんが、

よく使う物の場合はその動作が億劫になってしまうかもしれません。

 

例えば、料理をする時。

全ての調味料がパントリーに収納されていると、

味を付ける度にパントリーへ調味料を取りに行ったり、

もしくは料理を始める前に調味料をキッチンへ持って来なければいけません。

料理が終わった後はそれを片付け、キッチンを綺麗に拭き上げます。

これが週に数回、月に数回であれば苦ではないかもしれませんが、

1日3食を毎日作っている方の場合は、手間が増えて面倒ではないでしょうか。

 

 

 

見た目だけで判断しない

毎日物の散らかっていない綺麗な部屋で過ごすのも一つのライフスタイルですが、

それではいつか疲れてしまいます。

 

私たちがお客様とおこなっていくのは、ショールームの様な完璧に綺麗な建物作りではなく、

お客様が暮らしていくための空間作りです。

もちろん、デザイン性も大切なことの1つですが、

それよりも大切なことは、お客様が無理なく自然体で暮らせる空間づくりです。

 

毎日毎日、綺麗にしなければいけないと思いながら過ごすのは、

自分の家にいても体も心も休めることができません。

どこかで、ここはさぼろう、という”さぼるポイント”を作りませんか?

あまり目につかない場所や、習慣的に使用するものについては、

無理をせずにほどよい生活感を残した空間づくりも、1つの方法です。

 

 

住宅というのは暮らしを続けていくための場所です。

生活感が出てしまうのも当然のこと。

最初の写真に写っているキッチンは、サンワカンパニーというメーカーのキッチンですが、

綺麗で生活感が全くなく、オシャレに見えませんか?

デザイン性としてはとてもオシャレですが、生活感が感じられないのは、

このキッチンが本当に生活の一部として使われていないからです。

 

ビジュアルなどの視覚的な要素だけで物事を判断することは簡単ですが、

人を見た目だけで判断してはいけないと言う様に、

暮らしの面でも同じことが言えます。

このキッチン、実際にみなさんが使ったときにどのようなことを感じるのでしょうか?

 

デザイン性は良いけれど、果たして機能面はどうなのか、

暮らしの中でどのような問題が出てくるのか。

視覚的な情報だけでなく、他の情報からも判断する要素を作ってみてください。

 

 

 

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