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サッシの計画はガラス選びも慎重に

2021.03.03 - BLOG

サッシの計画はガラス選びも慎重に

みなさんこんにちは。

尾張旭市で想いに添った暮らしの提案をしている、SUGICOの青山です。

 

住居には必須な窓について、以前はサッシの種類(開閉方法)についてご紹介しましたが、今回はガラスについての種類を少しご紹介したいと思います。

 

サッシの種類についてはこちらから↓

 

ガラス選びの重要性

先日ニュースで、ガラスの選定はとても重要だと改めて思う記事がありました。

 

長野県にある市民館図書室についての記事です。

この図書室は、『交流』をコンセプトにしているため、外からも中からも互いの様子がわかるように全面ガラス張りで設計されています。

ですが今回ニュースになってしまった原因はこのガラス張りでした。

 

全面ガラス張りのため、図書室内へ大量の紫外線が入り込み、本の背表紙が青色に焼けてしまったのです。

 

こちらの図書室ではその後の対策としてUVカットのガラスフィルムを貼ったり、ロールスクリーンを設置したりしているようですが、標高が約800mの高所にあるため紫外線がとても強く、対策しきれていない状況の様です。

 

図書室だけでなく、店舗を計画している方や、住宅の建築を計画されている方など、全ての方に共通でガラス選びがとても大切です。

 

ガラスの種類

ガラスの種類には様々な物があり、用途や費用によって使い分けることが重要です。

 

Low-E複層ガラス

こちらのLow-Eガラスは、断熱性能の高いガラスです。

ガラス表面に特殊なコーティングがされていて、このコーティングが太陽の光や室内の暖気を反射したり、吸収したりします。

その結果、夏の暑さを和らげたり、冬の暖房効率を上げたりします。

複層ガラスの場合は、ガラス同士の間隔があいていて空気層が設けられるため、その効果がより高まります。

 

Low-Eガラスにはクリアとグリーンがあり、日射を抑えたい場合はグリーンガラス、日射を採り入れたい場合はクリアガラスを使用します。

名称の通りグリーンガラスは外から見たときにガラスが少し緑色に見えます。

 

このガラスは機能性が高い分、費用も上がってしまいます。

 

一般複層ガラス

名称通り、一般的な複層ガラスです。

 

Low-Eガラスの様にガラスの特殊なコーティングはありませんが、ガラスが複層になっているため、ガラスの間に設けられた空気層によって熱の損失を抑えたり、結露を防止することができます。

 

防犯効果を上げたい場合には防犯合わせガラスをオプションで追加することができます。

ガラスの中に特殊な中間膜を挟み込んだ合わせガラスを使用しているため、耐貫通性に優れていてこじ破りやうち破り対策に有効的です。

 

型板ガラスやフロストガラス

ガラス自体の機能面の種類だけでなく、ガラスのデザインにも様々なものがあります。

模様の入った型板ガラスや、乳白色のフロストガラス、すりガラスなど、特に型板ガラスについては様々な柄の商品があります。

部屋の中を外から見られないようにしたい場合や、デザイン性を持たせたサッシにしたい場合に使用します。

 

ガラス選びも重要

サッシの計画をする際には、サッシの位置やサイズ、開閉方法などに考えがいきがちですが、実はガラスの選定もとても重要です。

どれだけ外壁の断熱を高性能で高価な物にしても、サッシの断熱性能が全くないものにしてしまうと、そこから室内の熱は逃げて行ってしまいます。

サッシの計画をする際にはガラス選定についてもよく考えてみてください。

 

 

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