こんにちは。
SUGICOの青山です。
ワールドカップが盛り上がっていますね。
私はサッカーについてはあまり興味がなく、試合も見ていないのですが、
そんな私ですら結果がわかるくらいどこのテレビ局でもサッカーのニュースが取り上げられていますね。
先日のポーランド対日本の試合は、惜しかったです。
この先のベルギーとの試合には勝って欲しいところですね。
さて、前回の現場レポートに続いて、三回目の現場レポートをしていきたいと思います。
前回のレポートでは、新しく張った2階の床についての紹介をしました。
今回は増築部分についての話もしていきたいです。
この物件は、既存の建物を綺麗に改修するだけでなく、1階部分を増築する計画です。
建物を建てる際に、重要となってくるのが地盤と基礎です。
どれだけしっかりした構造で建物を組み立てていても、地盤や基礎が弱ければ建物は簡単に崩れてしまいます。
基礎とは、建物の力を地盤へ伝える役割を持っていて、ベタ基礎、布基礎、独立基礎などの種類があります。
そして、この基礎の上に土台が乗ってきますが、その前に、とても大切な部材を入れます。
それは、基礎パッキンと呼ばれるものです。
皆さん、基礎パッキンとは何かご存じですか?
基礎パッキンというのは、床下に風を通す製品です。
今はこの基礎パッキンが主流になっていますが、少し前までは違う方法で施工をしていました。
床下換気口を見たことはありますか?
窓の下のあたりによくありますが、基礎に穴が開いていて、金属の網で覆われているものが床下換気口です。
今までは基礎に穴を開けて換気をするという方法が普通でしたが、最近では基礎パッキンをよく使います。
この土台の下にひかれている黒い物が基礎パッキンです。
樹脂製の製品で、写真のように穴がたくさん開いています。
床下換気口を設ける場合は、土台の全周ではなく部分的にですが、
基礎パッキンの場合は全周に設けるので、換気量が多くなります。
そのおかげで、湿気の吸収が減り、建物の耐久性が上がります。
このように、あまり目に付かない部分が実はとても重要な部材の一部なのです。
そして、土台の上に柱、柱の上に屋根という流れで作業は進んでいき、家らしい見た目になりました。
これまでの学校生活の中で、自分で家を設計して図面を引くという作業は何度もしてきましたが、
自分で引いた図面がこうして実際に建っていくというのは、初めての経験です。
完成はまだ先の話になりますが、すでに感動しています。
図面を引く人がいて、それを実際に形にできる人がいて、そこに住む人がいる。
この3ヶ月間、忙しさのあまり忘れていましたが、改めて建築の楽しさ、建築が好きだと実感することができました。