尾張旭や名古屋で建物を通して暮らしの提案を行っているSUGICOの大岩です。
先週初めに起きた近畿地方での地震。
今もなお被害にあわれた方々の生活は平常とはいかず、不便と恐怖を感じながら過ごされているかと思います。
地震の後、大阪に住んでいる叔母と連絡を取り無事を確認。
避難勧告が出たのでぐちゃぐちゃになった部屋の片付けもできないまま家を離れ安全な場所へ移動していたようです。
すぐ近くの場所で、非日常な出来事が起こっている。
改めて考えさせられることが多い出来事です。
防災グッズの再確認、子供たちのかばんに緊急連絡先を書いたカードを入れ、災害時の対応方法をしっかりと話しました。
事が起きる前にやっておけることを。それが自分たちを守ることにつながると思います。
みなさんは普段の生活の中で自分へご褒美をあげることはありますか?
美味しいものを食べたり、好きな服を買ったり、音楽を聴いたり、だれにも邪魔されず寝たいだけ寝る!
人それぞれに自分が感じる欲への満足を得る方法は様々と思いますが
満たされた生活を送るうえでこのご褒美は大切なことではないでしょうか。
私にとってのご褒美は、ひとりで本屋巡りをすること。
ネットで何でも買える時代ですが、自分で本屋という空間に足を踏み入れて自分の好きな本を選ぶことが「ちょっと特別なことをしてちょっと満足する」ご褒美なのです。
本のタイトルやデザインを見てワクワクしながら、表紙を開いてペラペラめくり読み進めていくアナログ感覚が充実した気持ちになります。
便利なものを生活に取り入れていくことに何の抵抗もなくむしろ積極的な私ですが、なぜか本だけは電子的なものに違和感を覚えてしまい距離を置いています。
絵本の読み聞かせも子供とのコミュニケーションの一つとして大切にしています。
夜寝る前に子供と子供の間に入り好きな絵本を1冊づつ読む。
何度も読んでいるからページをめくる前に次の台詞が分かってしまうほど。
自分が好きな本、子供に読んであげたい本、手に取って選べる本屋での時間は至福の時間です。
先日見つけて購入した本は d design travel の愛知版。いわゆる観光ガイドブックですが
この本はその土地に秘められた個性を手がかりに具体的にその土地に行くためのデザインの目線を持った観光ガイドになっています。
いまさら愛知のガイドブックを買って何の意味があるのか。
本の中で紹介されている場所・もの・こと・ひとは他のガイドブックでは見かけないものも多く、コア層向けのセレクトを思わせるものでした。
この本の発行元:D&DEPARTMENT PROJECTの想いであるロングライフデザインを大切にしている目線から見た愛知は新発見の連続。
古くから長く変わらず守り続けている手法や見せ方に今の時代に合った感覚を加えて根本的な芯は変わらずに残す。
身近な物に知らなくてもいいけど知ったらもっと知りたくなる愛知の奥ゆかしさがあり実際に訪れたい場所もありました。
数時間の本屋巡りの時間が、気分転換というワンアクションで終わらず
新しい情報を得る、次の休みの楽しみが増える、自分が住む処の良さを知るなど心の豊かさへ繋がっていきました。
生活の内容は十人十色で、24時間365日を自分と全く同じ内容で生活を送っている人を探すのは非常に困難だと思います。
職業、性別、家族構成、時間配分や金銭面、抱えている事情により出来ること出来ないことも変わってきます。
自分に合った「ちょっと特別なことをしてちょっと満足する」を見つけると
心の豊かさから毎日の暮らしの質があがるかもしれません。
自分へのご褒美を大切にしていきましょう。