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親世代の代わりにアクションを起こす子世代。

2018.05.12 - BLOG

尾張旭・名古屋近郊でお客様の想いに寄り添った暮らしの提案を行っているSUGICOの大岩です。

 

GWの連休が終わって1週間。

すっかりいつもの日常に戻ってしまっていますが、皆さんはどんな休暇を過ごしましたか?

祝日や大型連休は基本仕事という職業の方もいらっしゃいますよね。

我が家も夫がその1人。通常はカレンダー通りの休みは取れず時期をずらして代休を取っていますが

今年はイレギュラーなカレンダー通りの休みとなり、

珍しくGWに家族揃って私の地元である横浜の実家に帰省してきました。

 

 

久々の帰省なので友達に会ったり通い慣れた場所に行ったりやりたいことは満載です。

MUST TO DO LISTが紙いっぱいになること間違いなし。

いつもなら効率よく、やりたいことを制覇するぞ!という気持ちで夫とも念密なスケジュールを立て

なかなか会えない友人たちとも事前に連絡を取り合って向かいますが今回は違います。

帰省することは友人には誰にも伝えず、両親との時間を多く取ろうと決めていました。

自分自身が親になったからなのか、両親の老いを感じているからなのか。

意識して時間を作っていかないと…。この数年強く感じていたからです。

 

 

両親とは愛知と横浜で離れて暮らしていることもあり実際に会う機会は少ないです。

電話やLineでやり取りは頻繁にしたり、両親が愛知に遊びに来てくれることもあります。

数カ月前にもわが家に来て1週間ほど滞在したので、もしかしたら少なくはないかも。

会う頻度を少ない・多いで表すのは人によって捉え方が違うので難しいですね。

でも、今の私は少ないと感じているのでそう思う何かがあったのです。

 

 

 

 

私の父・母は団塊の世代にあたります。

夫婦共働きで、家で自営をしていたことあり小さいころから働く姿を長い時間見てきました。

そんな両親が60歳を過ぎたころに引退をしました。

60歳と言うとまだまだ現役で働いている人も多い年齢。

仕事尽くしの人生だったからこそ、第2の人生を始めるにはいいタイミングだと思い

気力も体力もあるうちに仕事から離れ自分たちのペースで自分たちだけの時間を作り始めました。

 

両親が住む今の住まいは10年程前に仕事の引退を機に購入したマンションです。

暮らす場所も心機一転。

私はもう家を出ていたので今の住まいでは一緒に住んだことがなく

そのせいか、実家に行くという感覚とは少し違うのかもしれません。

 

大きな公園に隣接し緑豊かな環境にあります。

1990年代に竣工された全12棟/600戸超えのビッグタウンで噴水のある広場やプレイロット・遊歩道など

ゆとりのあるランドプランになっています。

近隣にはショッピングセンターや学校施設があり子供がいる家庭も多く、窓を開けると子供たちの笑い声が

聞こえ夫婦2人で暮らす家にも活気が流れ込んでくるようです。

最寄りの駅から徒歩20分くらいかかるので決してアクセスのいい場所とは言えませんが

10分毎に来るバスや車1台があるので不便を感じていないようでした。

 

 

 

私が両親の暮らす家を訪れるのは1年に1度。

実際に暮らす場所に足を踏み入れることで気づくことが多くありました。

住み慣れた場所で過ごしている時は、一番自分の素の部分が出たりしますよね。

気が張ってないというか緩さがでる。

だからこそ気づけたことがありました。

 

奇麗好きの母にしてはめずらしくキッチン回りの掃除が行き届いていないところがあったり

ちょっと手を伸ばさないと届かない位置にある引出は長い時間開けていないようでした。

老眼鏡が各部屋に置いてあり、オーディオ関係のボリュームが大きめに感じたり。

他にもいっぱい あれ? と思うことがあったのです。

 

人間は年を重ねると老いていきます。

体だって年齢に応じて大きな変化がでて衰えていくのは当たり前のこと。

 

体力が低下し動作が鈍くなる

視覚機能の低下

耳が悪くなる

 

他にもいろいろな変化があると思いますが

共通して言えるのは、その変化が今までと同じ環境では不便だったり、できないことが増えること。

 

 

この棚の位置があと5センチ低ければこの棚はもっと稼働できるのに…

この位置にドアがあれば家事導線がもっとスムーズにできるのに…

使わなくなった部屋をリビングと一体化できれば夫婦2人お互いに干渉せずに一緒に過ごすスペースがでるのに…

 

色々な想いをお土産にして帰ってきました。

一緒に暮らしていれば、日々の生活の中で手を差し伸べたり、こんな便利なものがあるよと

何かしらの手助けができるのかもしれませんが

離れているからこそ、その人たちが暮らすスペースに自分が足を踏み入れることで

発見があり手助けになる何かのヒントを得ることができる気がします。

 

自らで行動を起こすのが億劫になる親世代。

代わりにアクションを起こせるのが子世代かなと。

久々の帰省は色々な見方ができた有意義な時間でした。

 

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