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学生さんのオープンデスクを終えて感じること

2017.08.31 - BLOG

こんにちは。SUGICOの坂本です。

 

建築システム科を専攻している学生さんを受け入れていた夏休み期間中のオープンデスク

 

あっという間の1ヶ月半が終わりました。

猛暑が続く中、汗をかきながらも自転車を漕ぎ、雨の日は電車と徒歩で毎日頑張って通ってくれました。

 

 

学生さんが書いたオープンデスクレポートはこちら。

 

→オープンデスクレポート前半

→オープンデスクレポート後半

 

 

1ヶ月半という期間、業務内容は設計補助、プレゼン資料、模型制作、CGモデリングなど多岐に渡りました。

 

 

 

 

現地調査から始まり、様々なソフトを使って実践に近い形で取り組んでもらう中、CADの基本操作などは学校で専攻している分、スムーズに図面を描いていました。

学校の授業で学べる内容と実際の現場とは大きく異なることが多々あり、その都度、質問、指導の繰り返しで、授業では決して味わうことのできないクリエイティブで緊張感のある実務を体感しています。

 

 

 

学校での設計課題と異なり、実際にクライアントがいて、リアルな要望事項が並んでいる中、建築法規の制約も多い。

クライアントが求める要望と、その課題をクリアしていくためにはどうしたらいいのか。

 

学校では課題が終わればそれで完了ですが、私たちの仕事はここからがはじまりとなります。

けれども結果が伴わなければそこでおしまい。

 

そんな一部始終も少しは感じ取ってくれたのではないでしょうか。

 

建築、リノベーションという仕事を少しは学んでもらえたはずです。

これだけでも、彼女にとってはこの夏の大きな収穫であってくれたら嬉しいなと思います。

 

 

 

彼女は、私たちが伝える内容をも、一つ一つ丁寧に感じ取り自分のものとして形に取り入れる能力は、私たちも大いに刺激をもらいながら、1ヶ月半を過ごすことができました。

 

 

 

「設計は楽しい?」

と一度聞いたことがありますが、キラキラした笑顔で

「楽しいです!」と答えた彼女。

 

その笑顔がたくさんの人の笑顔につながるといいなと感じました。

 

 

 

普段からメリハリをもって仕事を楽しもう!をモットーとしていますが、実際の仕事内容は厳しく難しいことが多い。

納期にあわせて徹夜で作業をしないといけないこともあるし、自分が作ったプランが通らないことも多々ある中、頑張っても報われない場合もあり、その厳しさは今後働き出した時に、きっと壁にぶつかる時がくると思います。

たとえ、やりきれない場面に遭遇したとしても、そんな逆境でもやり切ろうとする意欲がなければ難しい仕事です。

挫折も視野に入れながら動けるか、転んでも転んでも起き上がれるか。

そんなマインドがあるかが大切です。

 

また小規模な会社ほど、部門ごとに分かれていないので、多岐にわたって仕事をやりこなす能力が必要となります。

小さなチームだからこそ、一人ひとりの役割が大きい。
きっと大変なことも多いかもしれません。

 

 

設計の仕事はよく個人プレーの仕事だと思われることも多いのですが、組織として個々の能力を出しながらも、スタッフ同士、お互いを補い合いながら、進めていく仕事が多く存在します。

 

いわゆるチームワーク。
コミュニケーション能力が必要です。

もちろんお客様と打ち合わせを進めるようになると、コミュニケーション能力は必須となりますが、そこには、「気持ちよく仕事を頼まれる人か」が重要となります。

 

お客様からあなたにお願いしたいと思っていただけるように。

会社からは必要とされる存在となれるように。

 

まず人としてどんな魅力を持っているか。

わたし自身、日々問いかけていることですが、これから社会人としての一歩を踏み出そうとしている若い世代には大切にしてほしいと思います。

 

最後に大切なのが、縁というタイミングをつかみ取る力。
人と人の出会い、繋がりは人生においても大切です。

そのアンテナの高さを保ち続けてるかが大事だと日頃から感じています。

 

代表の杉山が、最後に

「今までは自分のために勉強してきた。これからは人のために勉強し続けるんだ」

そんな話で締めくくっていました。

 

自分のために勉強し続けることが、誰かの役に立てる

お客様との出会いにも一つ一つ感謝して、自分自身成長してほしいと願っています。

 

建設業は今、人手不足が問題視されています。

 

建築とは奥が深い分野で、わたし自身残業なんて当たり前の会社に勤めていたことがありますが、毎日が時間との戦い、そんな状況でした。

「建築が好き」

 

と笑顔で言う彼女を見ていて、そんな若い世代の背中を上手に押してあげることで、やりがいを持ちながら建築の仕事をしてもらえるのではないかと感じています。

 

勤務中の時間の使い方にはシビアなON、OFFを求め、お客様の生活全体に関わるためには、自分達の生活環境を整えて今できる最高の仕事や笑顔、サービスを提供する事がとても大事だと考えるからこそ、これからもキラキラな目で夢を追って頑張って欲しいと思います。

 

私たちにとっても、とても刺激的な1ヶ月半のオープンデスクでした。

 

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