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木造リノベーション着手

2020.04.20 - BLOG

愛知県名古屋市、尾張旭市周辺で、リノベーションを通して「暮らし」の提案をしているSUGICOの松本です。

 

ここ数日は雨模様で、短い春からのもう梅雨?なのかと思うような天気ですね。

 

 

 

 

今日から長久手市で木造リノベーションの工事が始まりました。

 

以前住んでいた方の引っ越しが終わっていて、家の中から物がなくなり、

色々な物が入っていたであろう押し入れの中には何もなく、リビングやダイニングはがらんとした空間になっています。

 

物が全てなくなり、ここからさらに家の中は様変わりします。

 

 

まずは内部の解体から。

 

こちらのお家は木造のため、残さないといけない「耐力壁という家を支える壁があります。

RC造と言われる、鉄筋コンクリートの建物の大規模リノベーションの場合だと、

ほとんどの室内の壁は全てなくなるのですが、木造の場合は「耐力壁」があり、

無くすことが基本的には出来ない壁なので、

この「耐力壁」を残して、そして残る壁を活かした間取になります。

 

 

大切な部分は残して、壁を壊す。

 

 

まずは壁紙から剥がしていきます。

 

お風呂やトイレ、キッチンは勿論ですが、壁紙にもそこに住んでいた人の痕跡が残っていました。

 

 

壁紙を剥がしていくことは、脱皮のようです。

 

 

剥がす壁紙は家の外側ではなく内側に貼ってあるものですが、

人が家にいるということは外よりも中に長くいる時間が長く、その家に住む人が一番見るのは中の空間なので、

住む人にとっての家はやはり中の空間が””なのではないかなと思います。

 

なので家の内部ではありますが、やはり脱皮と言ってもいいように思えました。

 

 

抜け殻のようにキレイにとれる壁紙ばかりではないので、作業としては大変ですが、

次なるカタチにむけて剥がれていく皮。

人の皮膚のようにも感じられ、家の新陳代謝です。

 

 

既築と言われる、既に建っている家を活かしていくことを、”家を蘇らせる”という言い方をよく聞く気がしますが、

家が建っている以上は、状態にもよりますがまだ生きている家のように思いました。

 

取り替える部分は取り替えて、新陳代謝によって活性化させる。

人の暮らしのために行うリノベーション。

家は人のように毎日新陳代謝をしている訳ではないですが、

年月の経過で劣化していくものは、人の手でしっかりとメンテナンスという名の新陳代謝をしていくことは、

改めて、ある程度定期的に必要なのだなとも感じました。

 

木造リノベーションの工事が進んでいくので、

その都度あげていきたいと思います。

 

 

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