こんにちは大岩です。
街行く人たちがジャケットやコートを羽織っていたり、スーパーでもおでんや鍋などの食材が多く並ぶようになってきましたね。
一気に冬が近づいて来て、何となく気持ちも年末に向けて慌しくなった気がします。
以前から車で近くを通っては気になっていた建物があり…
住宅地の中にポツンと雰囲気のある一角で、看板も出ていたのでネットで調べてみるとイタリアンレストランだと分かったので行ってみることにしました。
場所はSUGICOのオフィスがある尾張旭市に隣接する名古屋市守山区になります。
木のぬくもりを感じる外装で、建物の周りには木々や花が植えられていて
日常とは少しかけ離れた雰囲気で食事ができるスペースになっていました。
普段着でも場に馴染むアットホームさもあり、敷居も高くなく気軽に入れるお店でした。
ちょうど伺った日は生憎の天気でしたが、テラス席もあり自然の光を感じつつ会話を楽しみながら食事をすることもできるようです。
会話の邪魔にならない音量とテンポで流れるBGMで聴覚を満たし
大きな窓から見える紅葉づいた木々が風に揺れるシーンで季節を感じながら
オーダーした食事が運ばれてくるのを待っている間にレストラン内部に目をやると、
全体的に木材が使われていて上層部がロフトと天井部分が開放的になっていてコテージを思い出させる造りになっていました。
レストランとして使う建物としては少し造りが変わっているなと思いました。
サーブしてくださった女性に建物のことを伺ったところ
以前は住宅展示場として使用されていた建物だそうで、そこを改装してレストランを始めたとおっしゃっていました。
多くの住宅展示場は時期が来るとそのまま解体してしまうことが多いようですが
このようなリユース方法に感銘を受けました。
使い手に合わせて変化させて既存の建物を活用するSUGICOでも行っているリファイニングと共通する部分に親近感も沸きました。
最近では3R(スリーアール)活動も周知されるようになってきましたね。
リデュース(Reduce)リユース(Reuse)リサイクル(Recycle)の3つのRに取り組むことでごみを減らし、環境への悪い影響を極力減らすことと、限りある地球の資源を有効に繰り返し使うこと。
- リデュースはごみを削減させる。 過剰包装を行わない・詰め替え用品を使うなど。
- リユースは再利用する。 着られる服はおさがりにする・広告の裏紙をメモ用紙にするなど。
- リサイクルは再び資源として使用する。 紙ごみやペットボトルなどの資源回収を利用するなど。
無理をしない程度に自分たちの生活に取り込み当たり前のように行っていることも多いですよね。
このレストランのリユース方法のように、1つのものに対する価値の持ちようは使い手によって様々に変化することができます。
モノがあふれる現在は必要がないものは手放すというプロセスに抵抗を感じなくなっていますが、手を加えて変化をもたらす事で新たな価値が生まれ新たな使い手が満足できるのであれば、それこそ理にかなったスタイルなのではと思いました。
おいしい料理と友人との会話、そしてその場所にいっぱい刺激を受け充実したひと時でした。