尾張旭でリフォームやリノベーションを通して、
暮らしの提案を行っている杉工建設の巴です。
今年も暑い日々が続いています。
暑さ対策にいろいろなグッズが出ていますが、今年は充電型の携帯扇風機が流行っていますね。我が家でも購入し、大活躍中です。スマホの充電器にもなるという優れもので、しっかり涼むことができています。
ただ、1台しかないので、家族で取り合いです。
【のびしろあります】
これは、我が子の口ぐせです。
「ぼくは、伸びしろいっぱいってことで。」
何かできなかった時や、うまくいかなかった時に出る言葉。
なんて調子のいい言い訳だ!と思って、
「そののびしろ、なかなか埋まりませんけどねー」
と嫌味を言ったりしていました。
が、
考えてみれば、確かに。
小学生。伸びしろいっぱい、まだ真っ白に近いのでは!?
それに比べて、すっかり大人になってしまった私はどうなのかな、と
考える機会が先日ありました。
【子どもだけじゃない】
私の父は長年、夢中になっている趣味があります。
父の夢中になっているものは詩吟。
若いころから続けていて、もう40年以上になるそうです。
年に何回かの発表会と、大会に出ていて、
声が思ったように出なくてイライラしている時期があったのを知っているので
娘としては、イライラするくらいなら辞めればいいのに、と思っていました。
ところが、最近父に、「詩吟の調子どう?」と聞いてみると、
「すごく調子が良くて、今年は今までで一番いい成績が取れたよ」 と喜んでいました。
40年以上がんばっているのに、まだ成績伸びるの!?と驚かされました。
そして目標は全国大会で上位をとることだそうです。
“のびしろ”まだまだあるようです。
【年齢を理由にして、あきらめていること】
子どもたちの話を聞いた時、のびしろ だなんて、
私にはもうほとんどない、と思っていました。
それは年齢だったり、環境だったり、気持ちの問題だったり。
それらすべてを取っ払う、父の“のびしろ”を見て、自分のことを反省しました。
ただ、父の広げている自分の可能性は、簡単ではないということも事実。
父は毎晩必ず、練習しています。体調の悪い時でさえでも、1回は練習していました。
それを何十年も続けているのです。
特に、父の毎晩の練習は、私が幼いころから聞いていて、
その頃は、ただただうるさいと思っていました。ひどい娘ですね(笑)
病気で声が出なくなった時期も、
何がショックって、詩吟の練習できないのがショックだと言っていました。
今ならわかる、毎日続けることの大変さ。
小学生の子どもたちの“のびしろ”と違って、
大人になった今の“のびしろ”は、自らの努力で広げていくということなのかな、と。
そして、意欲とは裏腹に、
記憶力がかなり低下してしまっている大人の“のびしろ”を広げるのはとても大変。
覚悟を決めて取り掛からないと、思ったようには成長できないかもしれません。
この年齢になって、まだまだ両親に学ぶことがあるんだな、と思いました。
【“のびしろ”= 可能性!?】
“のびしろ”があるのは、可能性が広がること。
会社の“のびしろ”が広がることは、
お客様にとっての可能性の広がりに、少なくとも影響するのではないかと思います。
ただ、それをどう埋めていけるかは、努力次第。
わが子に嫌味で言っていた
「そののびしろ、なかなか埋まりませんけどね」では意味がないかと。
どう埋めていくか、広げていくか、そこは努力次第なのかもしれません。
すっかり大人になってしまった私ですが、
自分の可能性を自分で狭めてしまわないよう、
年齢であきらめることがないよう、
何事にも努力を重ねていきたいと思っています。