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豊田市美術館へ

2019.07.01 - スタッフブログ

こんにちは。

尾張旭で住まう人の想いに添った暮らしの提案をしている杉工建設の笹岡です。

 

天気予報には傘マークばかりが並ぶようになり、少し前までは雨が降れば気温が下がり、涼しさを感じることができましたが、昨日は一日中、蒸し暑くジメジメとした本格的な「梅雨」に入ったことを実感する一日でした。

小学生の子供たちのドッチボールの練習があり、午後からは小学校の体育館で過ごしたのですが、湿度が高いため、床が湿り、どれだけモップをかけても滑ってしまい、子どもたちの熱気も相まって、少し動くだけで汗がでる低温サウナにいるかのような状態でした。

 

梅雨の後には本格的な夏が来ます。季節の変わり目、気候の変化に体調も崩しがちですが、

みなさまくれぐれも、ご自愛ください。

 

 

 

リニューアルオープンした豊田市美術館

 

先日、改修工事が終わったばかりの豊田市美術館に行きました。

 

 

 

1995年に開館した豊田市美術館。

日常の喧騒から離れるために、すぐその姿は表さず、木々のトンネルを抜けると少しずつ見えてくる、きれいな乳白色の直方体の建物。高台にあるため、建物の後ろには空しか見えず、日常から離れ、どこか遠くへ来たかのような気にさせてくれます。

 

 

設計は、美術館・博物館建築で名高い谷口吉生氏

 

「美術館とは建築の外部から内部にまで、作品と出会う感動を求めて辿る旅の為の装置である」

その言葉の通り、一歩、敷地内に踏み込んだ時から旅がはじまっているという事を実感する、とても好きな場所です。

水をはったランドスケープと一体となる建物。

谷口氏は必ずどこかに水をはり、建物の直線と水面の揺らぎで出来る自然な曲線を組み合わせることをするそうです。

直線の建物にどこか柔らかさを感じるのはその自然の曲線のせいかもしれません。

 

 

ランドスケープデザインは、アメリカのピーター・ウォーカー氏

 

もともとは挙母藩に七州城の城跡だった敷地。豊田市を一望できる素晴らしい立地です。

敷地内には城跡もあり、茶室もあり、直方体の建物とは全く合わないような組み合わせですが、木々や緑を配し、高低差をうまく生かし、調和のとれた素敵な庭園です。

上段の緑のスレートをベースに出来た池の庭と、下段の芝生と砂利による市松模様の庭。

3年ほど前に禁止されていた庭園での飲食が、解禁になったことで、週末にはマルシェが開催され、小さな子供連れの親子がピクニックに来ている姿がよく見られます。

 

 

世界を開くのは誰だ?

 

 

今回の企画展では、「世界を開く」をキーワードに、第1章「身体を開く」、第2章「日常を開く」、第3章「歴史・記憶・社会を開く」、第4章「まだ見ぬ何かを開く」の4つのテーマに分けてコレクションの展示を行っていました。世界を開く糸口として作品と鑑賞者が対話できるきっかけとなるように、とのコンセプトだそう。

 

 

第2章「日常を開く」では、20世紀を代表する建築家ミース・ファン・デル・ローエのアームチェア、ヘリット・リートフェルトのジグザグアームレスチェア、レッド&ブルーラウンジチェアが展示されており、実際に座ることができたので、座ってきました。アームチェアは座り心地よく、レッド&ブルーは長時間座るには座面が固いなと思いましたが絶妙な角度、ジグザグチェアは形が形なので、ちょっと不安を覚える不安定な椅子でした。

 

 

 

改修内容

 

実は豊田市美術館、今回が2度目の改修です。

以前の改修は2015年。

主にバリアフリー化と空調設備のメンテナンスを行ったそうです。

その際こだわったのはこれまでの建築をいかに変えずに手を加えるかということ。だそう。

確かに、バリアフリー化に伴い増設されたエレベーターは、とてもさりげなく増設されていました。

谷口建築は、来館者が歩みを進めるたびに新たに視界が開け、空間の広がりや光の入り方が変化する、身体感覚と視覚効果が見事に呼応した空間。そのため、展示室ごとに階段を上がり、スロープを渡り、また階段を降りるといった身体の動きも伴うようになっている。

確かに、展示室から展示室への通路は階段やスロープを通り、一つ一つの展示室に入るたびに新しい場所に来たような感覚になります。

 

今回の改修は、主に特定天井の改修、照明器具のLED化、トップライト改修、防水改修だったそうです。

照明器具のLED化は、美術作品がより見やすくなるように交換。

また、どんな作品でも見栄えするようにとの思いが込められた、ホワイトキューブと呼ばれる白い壁。年月がたち、色がくすんできたので塗り替えもされたそうです。

はっきりした白い壁は開館してから24年経過した建物の衰えをまったく見せず、とても力強く感じ、沢山の作品たちを際立たせていました。

 

 

 

どんな建物にも改修は必要

 

築24年の豊田市美術館。改修の項目を見ると、空調設備のメンテナンス、防水改修や照明器具の改修、壁の色がくすんでの塗り替えなど、大きな施設だけでなく、私たちが暮らしている一般の住まいでも経年変化、劣化は必ず起こり、そのくらいの年月が経てば必要となる改修ばかりだなと感じました。さすがにエレベーターを取り付ける改修工事の必要はないですが・・・。

大きな施設、しっかりとした改修計画が立てられていると思います。

私たちが暮らす一般の住まいの改修計画、その建物でより長くより良い状態で住み続けるためには、自分達でしっかり計画を立てて行っていかなければと感じました。

 

 

 

 

今年は愛知トリエンナーレの年です。

豊田市美術館もその会場の一つとなっています。

どのような展示がされるのか、楽しみです。

ぜひ、足を運んでみてください。