それぞれのライフスタイルに合わせた暮らしの提案をしているSUGICOの大岩です。
3月は卒園式や修了式、お勤めの方だと年度末で異動や転勤という方もいらっしゃると思います。
特に今年は人手不足のために引越し業者のスケジュールが予約で埋まってしまい、引越し難民が多発しているそうです。
新生活をスタートするのに出鼻をくじかれる。当事者の方々にとっては何とか避けたい状況ですね。
わが家の子供たちが通っている保育園でも、来週末には卒園式を迎えます。
まだ1歳と3歳なので、いつもの「さようなら。またあした。」と同じ感覚でいたようですが
一番大きいお兄さん、お姉さんが小学生になって違う学校に通うから一緒に遊べなくなるんだよと説明すると
そこにあるものがなくなる さみしさ を理解しているようでした。
でも「さようなら」もあれば「はじめまして」もあります。
新しいお友達が増えることを伝えると笑顔が見えるようになりました。
人と人との「はじめまして」はもちろんですが、
新しい場所・新しい住まいとの「はじめまして」。
引越し後に家族や友人を招いてお披露目会をする方も多いのではないでしょうか。
このお披露目会、国によって様々なスタイルが存在しますが海外でも行われています。
英語では Housewarming Partyと呼ばれます。
私が海外で暮らしていた時にも何度か呼ばれたことがありました。
初めて招待されたのは勤務先の同僚の家でした。
招待状を受け取り、中を見るとHousewarming partyの文字とともに住所と日程そして
「IT’S A POTLUCK. Bring something own your country food to share.」
自分の国の料理を持ってきてね。という意味で持寄りパーティーと言うことでした。
お披露目会ですが、ゲストが食べ物を持ち寄るんです。
実はパーティーに招待されたのが初めてで、このスタイルにかなりびっくりしたのを覚えています。
まずは他の同僚にHousewarmingとは何ぞや。そして、potluckとは何ぞや。と質問攻め。
持寄りパーティーはよくあることで、引越ししたら友人呼んでパーティーもよくあることだと知りました。
フォーマルな感じはなくカジュアルだから立食でも食べれるものを持っていけばいいよとアドバイスももらいました。
私が働いていた職場には色々な国籍のメンバーがいたためオリジナルな雰囲気を出すために
自分の国の料理というリクエストを付けたようです。
そして、パーティー当日。
現地に向かうとアイランド的な太鼓音が家から鳴り響いています。
(ファイヤーダンス踊るときに流れているような曲。♪タンタカタンタカ♪ご想像ください。)
ソワソワしながら車を降りると、テラスから大きな声で私の名前を呼ぶ声が…。
このパーティーのホストである同僚のご主人と他のゲストと一緒にテラスで踊りながら手招きしています。
家に入ると増築して太陽がいっぱい差し込むようになったテラスに案内されました。
高台に建っている家でテラスからの眺めも開放的で自然の光が温かさをもたらしています。
夜の眺めも素敵だからゆっくりしていってね!とハイビスカスの花を髪飾りとしてつけてくれました。
招待してくれたこの同僚は南太平洋にある島、サモアの出身で
家の中には花をモチーフにした布の飾りや南国的な要素がたっぷり。
女性にはこの髪飾りをつけてあげるのよ。と準備していました。
その後は次から次にゲストが来て、皆が持ってくるあやしい料理(笑)に興味を惹かれつつ
食べて、飲んで(車で来た人用にノンアルコールもいっぱい種類がありました!)、踊って、話して。
夜景もしっかり堪能してから帰りました。
ちなみに、持寄りの食事はおにぎりを持っていきましたよ。てりやきチキンとツナマヨが人気ありました!
後日、その同僚と会った時にお礼を言うと、
「皆が笑顔で自分のお気に入りの場所で過ごしてくれたから、もっとお気に入りの場所になったわ。」と。
この言葉、すごく私の中で未だに残っています。
自分が過ごす場所を自分の方法でより良いものに。
SUGICOでも様々なご提案をしてお客様と一緒により良いものを作り上げていきたいです。
ご自身のあたらしい住まいを、もっとあなたらしく。
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