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身近な様々な素材 Part.2 ガラス

2020.12.19 - BLOG

名古屋市尾張旭市周辺で、リノベーションを通して暮らしの提案をしている、

SUGICO、杉工建設の松本です。

 

身近な素材のPart.2です。

 

前回のPart.1では、”水廻り”という使用する場所でどんな素材があるのかを書き出してみました。

 

今回は逆に、

素材を先に出してから、どこに使われているのかを考えていきたいと思います。

 

 

家のイメージの1つ


 

 

家の絵を書くときにどんな家を描くでしょうか。

 

 

簡略化された家のイメージですが、

描き順は様々でしょうが、「屋根」があって「壁」があり、「扉」を描き、

そこから何かを書き足す時には「窓」を描くのかなと思います。

 

 

 

 

 

 

 

 

窓はアルミや樹脂のサッシにガラスが嵌められています。

 

家を思い浮かべた時に”「ガラス」の使われているところ”というと、

まずはこの「」を思い浮かべるのではないかなと思います。

 

 

ガラスを使う理由


 

窓にガラスが使われている理由の一つには、

雨風を防ぎながらも外からの光を取り込むことが可能だからということもあるはずです。

 

窓にガラスが使われるようになったのはゴシックの時代だそうで、

ゴシックといえばステンドグラスのある大聖堂が頭に浮かびます。

 

高くそびえる塔、天井の高い室内。

そしてそこに降り注ぐ光。

 

そんなイメージがゴシックの建物(教会)にあります。

 

ステンドグラスを通した光は、神聖に感じることができるようになっていて、

全てが明るいのではなく、薄暗い中へ降り込む光は、宗教関係なくきれいだなと感じられます。

教会において、空間の中での光の扱い方は演出され、

人間がその空間を体感した時に「美しさ」を感じるように計算されていて、すごいです。

 

「ゴシック」という言葉は音楽や美術でも使われていますが、元々はその時代の建築の様式のことで、

後に当時の中世の様式自体を「ゴシック」とまとめて言うようになったそうです。

 

”外の光を中に取り込むため”

窓にガラスが使われるようになったおかげで、明るい室内空間が可能になっているのです。

 

 

ガラスの特徴


 

グラスやボウルなどのキッチン周辺でもガラスのものが多数使われていて、

キッチン関連のものや、キッチンまわりの場所にガラス製品が多い印象があります。

 

理由❶ 透過性

ガラスの特徴はその”透明さ”が一番かもしれません。

透明なガラスコップに入った飲み物は、ジュースやワインなどの色を横からも見えるので、

飲む前の見た目でも楽しむことができます。

 

理由❷ きれいで長持ち

最古のガラスは確かメソポタミアで出土されています。

当時はまだ透明なものではなかったようですが、つるつるして、ぴかぴかなガラスは宝石同様に貴重な物だったそうです。

いつの時代も人類はキラキラ、ピカピカしたものに魅せられてしまうのだなと思います。

 

メソポタミアは紀元前なので、何千年も残っているという事実から、

鉄のように錆びたり、木のように腐ったりということのない素材ということもわかります。

 

理由❸ 汚れにくく水にも強い

陶磁器の表面は釉薬が覆っていますが、陶磁器のつるつるとした表面は、

ガラス質が表面を覆っていおるからなのです。

このガラス質のコーティングがあるおかげで、

器の場合は水が染み込まないし、傷もつきにくくなっています。

 

 

 

ガラスの適した場所とは?


 

現代では透明度の高い樹脂もあるため、

重さもあり、どうしても割れる心配はつきものなガラス。

 

スマートフォンの画面にも使用されていますが、やはり割れるところが難点ではあります。

 

ガラス風のプラスチックのコップや、リーズナブルな額には使われなくなっていたりしますが、

長い時代使われてきている信頼の素材です。

適材適所、傷や透明度、劣化の心配の少なさなどがあるため、

探せば色々と使われていたりします。

 

コンロの表面はガラスコーティングがされていて、

掃除のしやすさを売り文句にしています。

 

丸ごとガラスとかではなく、コーティング系で使われているところも多いです。

 

気になったら探してみてください。

 

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