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自力本願と他力本願

2020.04.09 - 現場レポ

自力本願と他力本願

まず、自力本願という仏教用語はないので自力と他力という言葉でブログを進めていきたいと思います。(調べてみるとナルホド、〇〇本願だから仏教なんですね)

普段、生活をしていると仕事でも家庭でも友人と居ても自分の認識と違うことはよくある事ですよね。

その集まり特有のルールみたいなものが存在し、ルールを守っていくことでそこに文化が作られていく。しかし、集まりというのは全員が自力で越える人の集まりではなく、他力で乗り越えようとする人もいる。 文化の中でもとりわけ道徳の様な感覚の部分が共助となって持ちつ持たれつという日本的な考えになって組織や集まりが成立しているのかもしれない。

 

こんにちは。

名古屋市や尾張旭市周辺でリノベーションを通じて暮らしの提案をしている杉工建設 杉山です。

同じ話題ばかりのニュースで収束することを願うことしかできない今日この頃ですが、今は色々な活動が

できないのは仕方ないですね。

ニトリを展開するファーストリーティングの様にお金に困ってないからこういう時がチャンスだ!って

言ってみたいけど、現実的にはそんな会社ほとんど無くてみんな必死ですよね。

 

 

【デマと自力】

先日、事務所のペーパーが残り少なくなってきた時にスタッフと立ち話しをしていた一幕、

物が流通しなくなる、仕事がなくなる・・ ネットを見ていると不安な気持ちになるのはみんな一緒で、私もペーパーが店頭にあれば買っておきたいな~っていう気持ちにはなる。

 

例えば、困っている人が1人だったとする。 

そこに4人居て(4人のスタッフと立ち話していたから(笑))ペーパーが無くなる不安について会話をしていたとする。自分の考えに共感しない仲間に不安を煽る、自分の感受性を仲間に合わせてしまう。

正しい情報なのか、その情報や話は最後までちゃんと聞いたのか、自分でリサーチしたのか、自分のリサーチ能力を過信していないか、我先に行動をして得や優越感を得ようとしていないか、を考えないで行動をすれば4人共すぐにペーパーを買いに走ることでしょう。

その状況が日本中で行われれば、通常は1つで良い在庫が4倍必要になる。

量産して短期間に行き渡れば、その無理して作った会社は4倍の期間消費してもらえなくなるから売上が落ちる。

その先は日本の景気が悪くなる。

 

リノベーション会社としてお客様へ収納量の話をすることが多い。

弊社の設計では扉のある無しは別として、造り付け収納の棚板は65枚~70枚が多いです。タンスなどの家具を利用する方は20枚(20段)くらいで、多いお客様だと100枚(100段)を超える時もある。

物を多くストックしておくには収納量が必要で、日常生活に必要な収納を計画する際にオーバースペックとなる可能性がある。

その家族にとっての適量というものはある。

適量以上の収納スペース確保はモノを増やしてしまうので収納計画っていつも大変!

服は畳んで収納をする? ハンガー掛け? など、その家族の希望するライフスタイルに合わせて動線や場所、棚板の数、高さを設計しています。

だから、急にモノを増やしてストックするのは収納計画が崩壊する。

よーーーく考えてみてください。 モノを買うにはお金がかかる。

使わないモノを収納するスペースを作って、使わないのにお金をかけて、部屋がモノで溢れて・・・

 

だから弊社はシンプルデザインとシンプルな暮らしを提案している。

 

 

【苦難と他力、義務と権利】

こういう苦難な時、みんな政府や自治体に給付金が少ないとか保障が・・・・って言ってしてしまうけど、日本は社会主義国家ではなく資本主義国家なので普段が自由な分、多少は自己責任だから不自由にもなる。

確かにその為の政府であり自治体ではあるのですが、「ああ言えば、こう言う」、「上げ足を取る」、「とりあえず権利を主張する」「過度な要望をする」っていう自分の事しか考えない人が多い。

どうしても、役所仕事ってイメージが悪い

でも、広い視野で物事を捉えて公平に社会を動かしているから国民からは不満が出てしまいますよね。

その責任者の性格も多少はあると思うけど、強いリーダーシップで物事を動かして片方の意見を取り入れれば、もう片方から批判が出るだろうし、判断に迷っていれば両方から批判される。 

まぁ、批判する人は批判する人止まりで何もできない人が多いんですけど。その人の立場を考えず言いたい事を言えば物事が動く時もある。 ある意味、運動というものは怖い。

信念を持って職務を全うしていても、自分の都合しか考えない人によって職務が全うできなくなる。

 

日本も少しメディアが情報を操作している感がありますが、そのメディアが他社メディアより収入を多く得る為に事実の切り口などを変えて報道をするのであって企業コンプライアンスの問題。

社会主義国家は国が情報を操作しているので定説を決めている。 

世界の定説がABC という順序でも、その国家がACBと教育して外部からの情報も入らない様にしてしまえばその国民はACBに何の疑いもなく生活する。

ある意味、可哀想とも思うが、ある意味、産まれて死ぬまで道を作ってくれる訳だから人によっては楽なのかもしれない。

人は人によって磨かれ、苦労や困難を乗り越えて世の中が見えてくるものですが、災害等の自分の力が及ばない事案が発生すると道を自分で作る事が困難になり頼りたくなる。 こういう時は社会主義の方が支持されそうですね。

 

日本に一向一揆が発生していた時代・・・年貢というものがありお殿様が統治していました。

今の日本はどうでしょう? 人類の中でも経済的に豊かになり、モノがあふれ、グローバル化から働き方も変わり、暮らしていくうえでは過去最高の状態を更新し続けているはず。高度成長期やバブル経済期の方が良かったと思うかもしれないのですが、男性は家庭を顧みず働き続けていました。 裕福になった先に休暇の数、そして休暇の使い方。

キリの無い夢を持ち、お殿様の様な生活をしているのが今日の日本の姿。

 

外国人労働者と話をしていると日本国籍を羨ましがる。

世界的に見ても自由だからだ。

外国人労働者の中でも日本国籍を取得したい人はとても苦労しながら長い年月をかけて取得しているのですが、日本人は産まれた時から勝手に日本国籍を持っている。

昔の人は大変だったという過去を見ないなら、未来は自己責任で見なくてはいけない。

 

税金を払っているんだからちゃんと社会保障をしてくれないと!って思っていませんか?

そんなに個人レベルで税金は払っていないですよね?

 

本当に困っている人を助けて、まだ困っていない人は私利私欲で動くのではなく協力をすることだと思う。

他力本願ではだめ!

 

 

会社も同じ。

会社で仕事をするとき、自分の得意分野ばかりな訳がない。そして、注意を受ける時もあれば叱られる時もあるし、自分と考え方が合わないことだってある。 

口数が多い人は口の数だけ評価を下げているだろうし、数打てば当たる的な発想の反対で重要な何かを言っても言葉という文字数が多すぎて取り入れられない。 現代の労働組合の運動がまさしくその口数と非生産なネガティブキャンペーンだと思う。

最初は会話から、そしてメガホン、そして拡声器で声を上げて、最後に役所へ訴える。

最終的には何かしら会社にダメージを与えれば達成感を得られ、仕事ができない人が口で権力に勝ったと思える瞬間なのかもしれない。 老後は寂しいものだとは思うけど、自己顕示欲が強いのでしょう。

仕事は声の大きさや口数、仲間の数ではなく、まずはクライアントありきの仕事が出来て会社での評価が一定水準以上であること。仕事ができていて筋道のある話ができれば会社も話を聞くだろうし、認められると思う。

話しが上手でなくても、聞きたい人には黙っていても会社側から聞いてくる。

それができないから運動をする。

人間だから仕方ないんですかね??

 

でも、強制的に収容されて働かされている訳でもなく、仕事という義務に見合った権利という給料と社会保障や待遇を受けている以上は義務分が少なければおのずと権利分(給料や休日)も少なくなるだけなので、自己評価が高いだけなのかもしれないし、本当に会社がケチなだけかも。 納得いかないなら辞めてしまえばいい。

職業を決めるのも自由だから。

 

私も不満分子でした。会社員の頃は上司や会社に不満で、会社にとっては扱いにくい従業員だったと思います。

独立して会社を設立してから組織力を無視したバランスの悪い自分だったと気付きました。

その分野の技術が長けていても関連した他の分野を補っている同僚がいたりする。それをコントロールしていのが会社組織。

 

自分が出来ていないのに、他人のせいにしたり、組織のせいにして次の会社へ転職しても繰り返すだけで、本来はその転職は会社がその人をクビにできないから辞める様に仕向けたか、自分で辞めただけで、会社からは辞めてほしい人物なのかもしれないし、本人が何の壁も乗り越えていない。 仕事をしているつもりでも、まさに、他力本願。

生産性には自力が必要で他力だけに頼るのは他人の力まで奪うこと。

 

 

【その言葉と行動から世の中を変える】

こんな話をウチのスタッフは耳が痛いほど聞かされる(笑)

私は、会社ってそういうところだとも思っている。

 

お父さんが働く会社、お母さんが働く会社、娘が働く会社・・・

家族という少数単位の組織から出てきて娘が弊社で8時間働く。8時間私に洗脳された娘は家に帰る。

娘は夜ごはんを食べながら家族に会社の出来事を話す。それが、家族のルールのひとつにでも採用されればいい。

そうやって、その考え方は家族という単位から職場、町、市、県・・・と波及していく。

自分の考え方や感受性のコントロール、自分の力で動く自力本願 それが大事。

 

これが、ドラえもんに出てくるジャイアン的な発想の「お前の物は俺の物」精神だったらどうか・・・

お隣の国の様になってしまう。

大人になって靴の揃え方から言葉遣いまで注意される会社。 それがSUGICO(笑)

 

 

【よく知り、よく聞き、正確に感受性をコントロールする】

弊社は外国文化を日本人に発信したい、取り入れたいとの思いからKURASI MARKETで国際交流事業をやっています。ただ、日本の文化との違いが大き過ぎて私自身が困惑・・(笑)

言語の違いだけではなく、文化が違うと価値観や道徳、金銭感覚と全てにおいて違う難しさを肌で感じています。

いくら社内で会社のルールを説明しても外国人従業員はルールの前に何かが違う。

彼らが悪い訳ではなく、これが文化の違いなんだと感じる。(正確には思い知らされる(笑))

自分の感受性がコントロールできないと文化の違いは怒りにしかならないです。(私の主観です)

 

いま、外国から日本は対策が甘いとか遅いとか批判されていますが、文化が大きく違う中で外国のその批判を真に受けて良いものかどうか・・・

まずは、その情報をリサーチして正確な内容を仲間に伝えることが仲間をも助ける事なのかもしれませんね。

 

 

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