こんにちは。SUGICOの青山です。
前回、ある物件のレポートをしましたが、読んで頂けたでしょうか?
今回は、その続きのレポートをしたいと思います。
あの後も現場は毎日動いていて、改修が進んでいます
まず、大きく変わった部分としては、床です。
既存の床を剥がし、根太を組み直して新しい床を張りました。
床を張替えただけで、印象がずいぶん変わりました。
この写真の壁の部分、新しく壁が張られている部分と、張られていない部分があります。
これはただ単に作業が途中で止まっているわけではありません。
他の箇所に張る壁とは違う種類の壁が張られています。
この壁は耐力壁と呼ばれる物です。
名前の通り、力に耐える壁です。反対の意味を持つ壁として、
何の力にも関係のない仕切りの為の、間仕切壁というものもあります。
建物には色々な力が加わります。
固定荷重と呼ばれる建物の自重や、積載荷重と呼ばれる、人や家具などの荷重。
それから、自然に関わる荷重として、地震荷重や積雪荷重、風荷重などがあります。
建物はこれら全ての荷重に耐えなければいけません。
その方法の一つが計画的に耐力壁を入れるということです。
耐力壁の主な作り方としては、柱と柱の間に筋かいを入れる方法と、
先ほどの写真のように構造用合板を張る方法があります。
そして他にも建物の補強は進んでいて、柱が足りない部分に、新しい柱を入れました。
梁と梁の継ぎ目部分には、金物を当てて補強するなど、不具合箇所を適切に直しています。
補強をしっかりと進めていくことは、これから建物を使っていくうえでとても大切なことです。
長く大切に建物を保つということに繋がっていくと思います。
次回もまた現場レポートをしたいと思います。