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当たり前を伝える難しさ(PC版)

2018.11.20 - 現場レポ

当たり前を伝える難しさ(PC版)

名古屋市や尾張旭市周辺でリノベーションを通じて住まう人の「想いに添った暮らし」の提案を行っている杉工建設の杉山です。

先日、設計スタッフのデスクトップPCの具合が悪く図面描き作業が思い通りに進まない日がありました。

原因は専用ソフトのアップデート日とPC側のアップデート日が重なった事とモニターに繋ぐケーブルが違った事によるものでした。

たまたま偶然に重なったからPCが壊れてしまったのかと思いました(笑)

 

弊社のPCはいつも専門会社に作ってもらっているのですが、今回は気に入ったモニター(ディスプレイ)があったので本体だけ作ってもらい事務所で組み合わせて設置をしていました。 

子どもの頃からパソコンは好きで、小5でMSXやPC88シリーズ、中2でPC98を使っていた私。

ウィンドウズ派なのでWin98からWin10まで約20年間分のOSを使ってきてはいたから、だいたいの事は知っていたつもりでした。そして、いつも色々と触るのが好きなので設定も自分でやっていた。

 

しかーし、今回の設計用PCは納品した時から何だかストレスが溜まる。不思議。

スペックは市販されていないレベルまで高い。

PCを知っている方はもうお気づきですよね・・・マザーボードと別にグラフィックボードが入っているにも関わらず、グラフィックボードから出力せずにマザーボードから出力してしまっていたからストレスが溜まる仕様に変わってしまっていたのです。

 

製作パソコンには本体のケース、熱を冷ますファン、ハードドライブ(もしくはSSD)、DVDドライブ、ウィンドウズ等を動かす為の基盤類、電源ユニットや出力端子類など色々な部品をバラバラに集めて用途に合ったスペックで組み立てていくものです。多少言い回しが違いますが、既製品で販売しているPCのセットみたいなものをマザーボード、さらにグラフィック性能を向上させる機械がグラフィックボードと分けたと仮定して説明すると、本来はパソコンに追加した機械からモニターに映し出さないといけないのですが、本体から直接モニターに映し出す配線をしてしまったので、コンピューターが追加した機械は接続されていないものと認識してしまう状態で使っていたというもの。 そこにアップデートが重なって不具合が顕在化した形でした。

 

リノベーションでもよくある話です。

施主様がどうしてもネットで購入したいと買った機材が全く使えない・・・部品が足らない・・・

今はインターネットで色々な物が買える時代ですが、視覚的に取付けられる様に見えたり説明文があって簡単に見えてもプロが説明文を書いていたり、全く知識の無い人がコピペで説明文を書いていたりするので要注意ですね。

情報が多すぎるのも、商品が多すぎるのも、時代の流れが速すぎるのも困ったものです。

 

匿名性が高いネット社会ですが、「どれだけ様々なお客様目線で説明ができるか」が必要ですね。

前述したパソコン専門店は店員さんはパソコンオタクに近い。いや、オタクに違いない(笑)

店員さんは当たり前な事だとしても、製作PCを使うお客さんのほとんどが当たり前な事だったとしても、知らないお客さんもいる。本体を納品する時に「出力端子が数か所あるけど、グラフィックボードから出力してね。」と注意してくれれば3日間のお仕事が止まらなくて済んだ。

 

コレ、私たちにもよくある話です。

〇〇だろう・・・とか勝手に決めつけずに、とても難しい事だけどしっかりとお客様の目線で話をしないといけない。

プロになればなるほど忘れてしまう感覚ですね。

 

 

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