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心地よい住まいをつくりだす仕組み

2021.03.16 - BLOG

KURASI MARKETの坂本です。

SUGICOが企画・運営する尾張旭初のコワーキングスペース「くらしマーケット」には、さまざまなジャンルの本を取り揃えています。

 

 

中でも建築やライフスタイルに関する本も多く、リフォームやリノベーションを考えていない人にとっても、見ているだけで楽しんでいただけるかと自信を持ってオススメしています!

 

 

【解剖図鑑】シリーズ


 

今日は、わたしのオススメの1冊をご紹介したいと思います。

 

 

鈴木信弘さんの『片づけの解剖図鑑』 (エクスナレッジ) です。

 

住まいに関わる「なぜ?」という疑問に対して、ユニークな捉え方とイラストで説明されています。

 

片付けるためのノウハウ本かと思いきや、心地よい住まいをつくりだす仕組みや知恵を教えてくれます。これから片付けをする人のものだけではなく、家づくりの段階から自分たちが自分たちの住まいについて考えるきっかけとして役立つ内容となっています。

 

イラストと、その具体例がとても面白く、入りやすく読みやすいので飽きずに読み進めることができます。

 

 

家づくりをする時、こんなキッチンが夢だった、あんなことしてみたい。と考えているときってプロセスも楽しめることが多いのですが、「収納はどうする?」「必要なものを不要なものはどうする?」など現実問題を考えはじめると、ほとんどの人が少し疲れてくるかと感じています。

 

しっかり考えることは考えながらも、疲れすぎないようにプロセスを楽しめるためには、「なぜ?」という疑問が分かってくると、自然と楽しめるのかもしれません。

 


 

片付けがラクにできて心地よく暮らせる家はどんな家?と聞くと、何と答えますか?

 

多くの人は「収納がたっぷりある家」と答えるそうですが、大容量の収納でも片付かない家はたくさんあるそうです。

 

必要な場所に必要な収納がないから、片付けても片付けても元の状態に元どおり物の特性や、収納の考え方を、ちょっと変わった視点で見つめてみると、面白いかもしれません。

 

わたしが「なるほど!」と思ったのが、収納スペースを駐車場に例えている部分。

 

道路に止まっている大型トラックは車線からはみ出ていると邪魔だし、危ないですよね。道路にもちょっとした停車エリアがあるだけで、通行の妨げになりません。

 

その一時的に使用するエリアの役割をするのは、「とりあえず置いておく」場所の一時的な仮置き場。暮らしの中だと、キッチンカウンターだけでなく、玄関など、一時的な仮置き場があるだけで、無駄に散らかることもないような気がしますよね。

 

我が家の場合だと、子どもが学校から毎日持ち帰るプリント類。3姉妹それぞれが持ち帰るので大量のプリントがテーブルに出されます。すぐには読めない場合、ちょっとした置く場所があると便利ですよね。

 

 

また、ビルの屋上駐車場はロフト収納に例えられ、機械式駐車場はウォークインクローゼットに例えられています。

 

ロフトってあれば欲しいと思ってしまうけど、屋上駐車場のように人によっては使い勝手が悪いなぁと感じてしまうこともあるので、本当に必要なのかを考えたいですよね。

 

また、機械式駐車場に例えられたウォークインクローゼットは、ある程度のスペースが必要になるけど、一度に見渡すことができるので、日々の家事効率もグッとよくなる気がします。

 

我が家のウォークインクローゼットも機械式駐車場(ウォークインクローゼット)です。少し狭いですが、家族全員の洋服を1箇所に収納できるようにしました。5人家族の我が家は、収納BOXがひとり1段と決まっています。そのおかげで衣替えも必要なくなりました。

 

 

1箇所にまとめたので、子ども部屋にも寝室にも収納は計画しませんでした。それが私の暮らしかたに合っているんです。住んで10年以上経ちましたが、やってよかったランキングの上位になっています。

 

家族構成や物の量によっても、自分の部屋に収納が欲しい人もいるので、収納ひとつにとっても、考え方はそれぞれですね。

 

収納する場所や、収納するものによって、どんな形式がいいのか、視覚的に考えやすい、「片付けの解剖図鑑」

 

とても面白い本なので、オススメです!

他にも解剖図鑑シリーズの本を揃えているので、ぜひKURASI MARKETにお越しいただいた際、手にとってみてくださいね。

 

本をきっかけにライフスタイルのヒントが一つでも見つかってくれたら嬉しいです。

 

 

 

 

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