リノベーションを考えるときに床材を決めることは、お部屋の雰囲気を決めてしまうこと。
床はお部屋の中で最も目に触れ、肌にも触れるもの。触れない日はないですよね。
色や種類、材質が違うだけで、お部屋の雰囲気も変わるのと同時に、置いた家具やインテリアの見栄えも変わってきます。
写真は、N邸のフローリングを大工さんが張っているところです。
傷付けないように慎重に丁寧に張っていきます。
フローリングが張り終わると一気にお部屋の雰囲気が出来上がってきますね。
SUGICO（杉工建設）の坂本です。
雑誌やモデルルームで見たお部屋の雰囲気はとても素敵です。皆さんも参考にされることも多いかと思います。
私自身も雑誌はよく見ますし、素敵だな～と思うお部屋の床はこだわっている床材が多いので、フローリングは家の中でも重要度が高いものと言えます。
お客様とお会いすることが多くなってきて感じるのは、最近はお客様もフローリングにはこだわりを持たれている方が多いように感じています。
それと同時にフローリングの種類も沢山あります。種類がありすぎて、また素敵なフローリングが増えてきて、普段からフローリングの種類に目を通している私たちでさえ、選ぶときは迷ってしまうものです。
一般的にフローリングに使用するのは、大きく２つに分けられます。
無垢フローリングと複合フローリングです。
こちらの写真は弊社で竣工した物件の写真です。
杉の無垢フローリングを取り入れました。
日本の代表的な樹種の一つです。節も多いですが軽く柔らかく、断熱性も高いと言われています。
ここで少しフローリングの種類についてのお話しをしたいと思います。
無垢フローリングは天然の木をそのまま1枚の板として利用するので、木材そのものの素材感が特徴です。
本物ならではの重厚感があり、素足で歩いても足ざわりが柔らかい。
無垢材の中でも種類が豊富なので、それぞれの種類によっても違いますが、夏はさらっと、冬は暖かいのが特徴です。他にもメリットを上げればキリがありません。中でも見た目が優しいのと匂いは天然木ならではないでしょうか。
私の自宅は無垢フローリングですが、数年経った時期に家を数日空ける日がありました。
毎日生活しているので木の匂いに慣れてしまって、普段は気付きませんでしたが、久しぶりに我が家に帰ったとき、木の優しい匂いが包み込んでくれたのを覚えています。
最近は無垢フローリングを選ばれるお客様が増えてきたお話しをしましたが、無垢フローリングにはデメリットも付きまといます。
傷は付きやすく汚れやすい。環境の湿度に応じて収縮を繰り返すので、湿度の低い冬場は継ぎ目部分に隙間が出来たりします。
そんなデメリットも自然の味わい、汚れさえも住んでいる味わいとして楽しめるなら、無垢フローリングはおすすめします。
私の自宅も住み始めて5年になりますが、フローリングの傷や汚れはありますが、それも味わいだな～っと愛着があるものです。
もうひとつの複合フローリングとは、複数の板を接着剤で張り合わせた合板（基材）の表面に、天然木の薄板を張り付けたものです。
基材の組み合わせや塗装方法で様々な性能を持たせることができ、遮音や床暖、耐水性など利用目的に合わせた高い機能性とバリエーションの豊富さが特徴的です。賃貸物件などは、この複合フローリンが主に使われています。
反りや伸縮がなく、材料にばらつきがないので施工性がし易く、無垢フローリングのように継ぎ目部分に隙間が出来たりしません。ただ無垢フローリングのような重厚感が無かったり、天然木のような温もり感は少なく感じます。
写真一番上のN邸はIOC複合フローリングを採用しました。
当初は無垢フローリングにしようと進めていましたが、メンテナンスや金額の面で複合フローリングに変更しました。
こちらのIOC複合フローリングは、見た目、肌触りも無垢フローリングと見間違えるほどのものでした。
複合フローリングの特徴でもある反りや伸縮がないので施工性がよく、オスモ自然塗装も施された状態で納品されるので、住み始めてからの自然塗料独特の匂いはありません。
塗料の匂いが無いのは、住みながらの改修をされる方には特におすすめしたいものです。
簡単に説明しましたが、フローリング一つでも色々な特徴があり、種類も豊富です。
最近はオーク材でカフェのような雰囲気を出したり、無垢材の模様や色味を見て合わせ組むヘリンボーンや市松模様なども人気があります。
自分の好みやこれからの生活を想像し、自分にあったものを選ばれるといいかと思います。
私どもSUGICO（杉工建設）はお客様と十分に話し合いをさせていただき、お客様にあったご提案をしています。気になるものがありましたら、ご相談ください。
リノベーション・リファイニングをお考えの方はSUGICO（杉工建設）へ
