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リノベーション時のサンプル利用やカタログについて

2020.02.29 - BLOG

愛知県名古屋市、尾張旭市周辺で、リノベーションを通して暮らしの提案をしているSUGICO 杉工建設の松本です。

 

仕事をしている中でサンプルを手配することがよくあります。

壁紙や床材、キッチンまわりのメラミンボードなどなど。

 

リノベーションの話が具体的に進んでいくと、面積の大きい「壁」、「床」、「天井」をどのようにするかを決める時がやってきます。

 

部屋の何となくのイメージは出来ていて、白い壁がいいなと考えていても、

いざ『白い壁』となると様々な種類が存在します。

壁紙を貼るのか、漆喰なのか、色の塗られた木なのか、パネルなのか。

 

 

 

厚みや質感、色味、機能。

パッと写真を見ただけでは何がどう違うのか?

判断がつけれない事が多いです。

 

壁紙や内装パネルの各メーカーさんは、写真だけでは実際の触り心地やマチエールがわからないことを知っているので、カタログには実物の断片がついています。

 

カタログをみてどんな物があるのか自分の好きな物はどれだろうかと探す時、

その小さな断片は、「なるほど、実際はこんな色なんだ。」、「写真よりも凹凸があるのだな。」と、

写真の補足としての役割を持っています。

補足であるカタログについているサンプルは、

冊子に収めて種類を載せないといけないので小さいサイズです。

 

こちらは壁紙のカタログです。

 

 

何平方メートルもの壁や天井を、たった数センチ角で決めるというのは全貌がつかみにくく難しい。

そんな時には、2センチ角のものよりは数倍大きいサンプルを注文し取りよせることも可能となっています。

 

それでも壁全面になった時のイメージはしづらく、

『実際に部屋になっている状態を見たい!』

そう思われるはず。

 

そうなった時にこそ”ショールーム”の出番です。

ショールームの機能は現実版カタログです。(逆にカタログが平面版ショールームとも言えます。)

カタログを網羅し、カタログや取り寄せたサンプルでは見れなかった大きさなどで置いてあり、

全ての壁紙ではありませんが、部屋も作られていて実際の空間を体感出来ます。

 

体力は使いますが、

実際の色味を確かめるため。」、「手のひら全体での手触りを確認するため。」、「大きい状態ではどのように見えるのか確かめたい。」など、

ある程度目的を絞った状態で行くことで有効に活用するといいです。

柄物に関しては、大きな柄のものは小さなサンプルでは切り取るサイズの限界があるので、

どうしても無地のものに比べて、全貌がつかみにくい物なので、

ショールームがあるメーカーの場合は直接確認されることをお勧めします。

 

 

何も決まっていない状態で、ショールームへ決めるために行ってしまうと、情報が多すぎてなかなか決め切れない。

最初から使いたいクロスが決まっているような場合、以上の手順である必要はないですが、

実物を確認することはした方がいいです。

 

ただ、気を付けなければいけない点が。

 

壁紙でも服でも、どんな物にでも言えるのですが、

光の調子や時間帯でも見え方は変化するので、実物を見たからと言って絶対にショールームと同じように見えるわけではないのです。

(写真に写っている色が本当の色味ではないとは言え、撮り方(写真は嘘をつくことに関して以前にブログを書いています。)や時間帯、

天気によって実は印象に変化は起きています。

 

 

こちらは同じ壁紙を異なる光源で撮ったもので、上は雨天の自然光、下は白熱灯色のライトの下です。

 

 

かといって、実際の家を持ってくることは出来ません。

 

ただ、

決め方は人それぞれですが、最初から決まっていないのにショールームへ行くよりは、

ある程度自分でサンプルや画像でイメージを持ってから、具体的な物を確認する流れがいいのかなと思います。

ショールームは最終確認で行ったほうが的を絞って実物を確認できるはず。

 

①どんな部屋にしたいのかイメージをもつ。

②イメージにあう壁紙はどんなものがあるのか、カタログを見る。

③カタログ内でイメージを絞り、サンプルを取り寄せる。

④サンプルでは部屋全体になった時のイメージが掴みづらいので、ショールームへ行き大きいもので再度確認する。

 

 

もちろん、私たちはお客様が決める際のサポートをするので、迷っている時のアドバイスや、

どこにどんな機能の物を使うといいのかなどを、お伝えしますが、

やはり、その家に住む方が良かったと思える事が大事なので、

お客様となる方々が納得できるよう、心掛けています。

 

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