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ミニマリストの考え方

2015.11.21 - BLOG

 

 

名古屋、尾張旭でリフォーム、リノベーションを提案している杉工建設の坂本です。

 

今年もあとわずか。

私は年末に向けて大掃除を始めています。

 

大掃除というと今持っているものを見直しながら、捨てるという作業も多くなる時期でもあります。

特に数年前から断捨離という言葉が流行っていますよね。

 

 

断捨離ブーム

 

いきなりですが、私は物を捨てるということがとても苦手でした。

「まだ使えるからもったいない」

小さな頃からそんな思いが強くて、必要のないものでも物を捨てるという事が出来ずにいました。

 

学生の頃一人暮らしを始めて、身の回りは自分のものだけの状況になったとき、物を持つという事に喜びを感じていたのか、昔から好きな雑貨や服を安いからという理由で沢山買っていた時期がありました。自分だけの空間に自分の好きなものがあるという状況はそれはそれで幸せだったのかと。

 

結婚をし自分だけの生活では無くなってから、物に対する考えが変わり「物ってそんなに必要ないんだ」と気付き、その頃に断捨離ブームがやってきて、それまで溜め込んだ物を手放す決意をしたのでした。

 

必要のないものを捨てていくと、捨てるモノに対して自分の気持ちが薄いことに初めて気付いたのです。

モノに気持ちがあるというより、安いからという理由で溜め込んでいた時期、モノを持つことに喜びを感じていたことに対して疑問を初めて持ったのです。

 

それからモノに対しての考え方を考え直し、今は本当に必要なものが少しづつですが見極められるようになってきて、一つ一つを大切に使うという思いが強くあります。

 

 

ミニマリストとは…

 

そんな今、私が目指していること。

 

それは「ミニマリスト」

皆さんも聞いたことがあるのではないでしょうか。

断捨離に続いて最近注目されている言葉です。

 

ミニマリストとは、簡単にいうと、最小限主義者のことを指します。

必要最低限の物で生きる人達のことです。

シンプリストという言葉にも似ていますが、似ているようで違うんです。

 

・シンプリスト⇒要素を単純化する

・ミニマリスト⇒不要な要素を排除する

 

シンプリストとは物の数は少なくないけれど、物そのものの要素が単純化されているので、結果、統一感があることです。要素の単純化を求めることは、量に左右されないんですね。

逆に、ミニマリストは己独自の必要最低限を極めます。

 

 

みなさんはどちらがお好きですか?

 

私はシンプリストの考えでした。

素敵な部屋にするために、部屋のスタイルに合わせた雑貨などを買っていて、私の場合は一つ一つのモノに対しての想いは少ない…

確かに部屋は素敵になるけれども、必要のないものまで買っていました。

 

これからはミニマリストの考えで、一つ一つのモノの役割まできちんと考え、最小限のモノで最大限に豊かに暮らしていこうという目標があります。

 

ただ、すべてを削ぎ落とすのではなく、自分自身が住まいも楽しめるように好きなものは揃えるのですが、無駄な買い物は無くしていこうという目標です。

 

 rustic-334080_1920

 

 

高い、安いで判断してはならない改修工事

 

暮らしをデザインする仕事に関わる中で、よく思うことがあります。

リフォーム、リノベーションにもミニマニストには共通点があることを。

 

リフォームやリノベーションは建売住宅のようにそのままお金で買うことができないものです。

それは建物の現状や依頼主の想いによって必要な予算が変わってくるから。

 

お客様と話をしていると、工事代金が高い、安いといった理由だけで選ぼうとしている方がとても多いのに驚きます。

建物の現状をそんなに把握せず、安くできますよ~なんて言ってくる業者を鵜呑みにしてはいけません。

 

 

弊社にも、建物の相談としてよくある話を少しします。

 

「以前頼んだ業者さんが屋根を直してくれたんだけど、雨漏れがする」

「数年前に外壁塗装をしてもらったけど、外壁がボロボロになってきた」

などの相談があります。

 

現場に行って現状を確認すると、必要な工程がされていなかったり、工事が雑だったり。

話を聞くと安かったんだよねという理由が多い。

 

確かに予算があるので安いに越した事はないのですが、安いばかりの理由で選んでしまうと数年後にまた不具合が出てきてしまい、何度も工事をしないといけなくなる。

その時は安く済まされても、結局高い工事になってしまう場合が多いのです。

 

では高い工事なら安心かという話でもありません。

金額も大事ですが明確な工事計画、施工方法であるのかも判断してほしいということです。

 

SUGICOでは、最小限のモノで最大限に豊かに暮らしていこうというミニマリストの考え方のように、建物、お客様のライフスタイル、そしてお客様の想いを理解した上で、削ぎ落とせるものは削ぎ落とし、必要なものを見極めた提案をしています。

 

あれも、これもやりたいというお客様には、その工事は必要ですか?とお尋ねすることさえあります。

それは、お客様の将来を考えるからこそ。

 

本当の意味でお客様を理解し、長いお付き合いを目指して、必要なものをご提案できるSUGICOだからこそ、私自身、最小限の物で最大限に豊かな暮らしをしていくことを、これからも目指していきます。

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