SUGICOの松本です。
ゴールデンウィークも終わり「通常通り」と言いたいところですが、
コロナの影響により生活自体が今まで通りとはいかないことも多く、自粛して過ごした人が多いと思います。
ゴールデンウィークはSUGICOも3日間お休みをいただきました。
ゴールデンウィーク中はみんな在宅のなかで、色々工夫して過ごされたのではないでしょうか。
家にいる時間が長いので、この機会にと自宅のDIYをやる方も多かったかと思いますが、
私も棚を作成しようと計画していましたが、やっぱりみんな同じように考えるようで、
ホームセンターは人がとても多かったため、中に入らずに引き返しました。
この休みの間では、当初予定していた棚を作るための材料を揃えられなかったので、
少しずつ作っていこうと思っています。
結局あまり外に出ずに休みを過ごしたのですが、
改めて家の中には色々な形や機能の物があるなと感じ、少し観察してみました。
家具や住設機器、家電、本や服、日用品、そしてただ置いてあるだけの様々な小物や置物など。
どうしても小振りな立体物が好きなので増えてしまっています。
かんきせん
電化製品も色々ありますね。
一度知っている情報を頭から省いて観察すると、
見た目からなんとなく機能が分かる物から、見た目だけでは機能がわからない物があり面白かったです。
コンセントに差しっぱなしのものや、使う時だけコンセントを繋いで電源を入れるもの。
スイッチの形も様々で、ひねる物や押す物、タッチするだけの物やスライドさせる物など。
最近レンジフードの資料を読んでいたせいか、自宅の換気扇が気になりました。
私の家はキッチンが小さめで、換気扇は天井についていて、壁のスイッチでON/OFFをします。
シンクは広めですが、よくある一人暮らし用のキッチンです。
システムキッチンの換気扇は、回るプロペラを覆う物がついていて、レンジフードと呼ばれています。
天井から下がった四角い形の物を想像されると思います。
換気扇というと思い浮かべる形はどんなものでしょうか?
プロペラが何か四角っぽい枠の中で回っていて紐で動かすもの。
この、紐で引っ張って動かす”換気扇”を使ったことがない人もいると思います。
今のレンジフードは、使いやすさ、機能性、手入れのしやすさの面で、格段に進化していて、
そのためか、換気扇は被いが出来て中の回る部分は見えなくなっています。
料理をする時はどうしても油や匂いが出るので、キッチンの換気扇としては納得する進化です。
ですが古い換気扇の紐を引っ張るという、
「動いているかが目で分かる」、「料理とは異なる単純な動作で動かす」点はシンプルで分かりやすいです。
簡単?手軽?単純?
スマ—トフォンを触っていると、どうしても画面の余分なところに触れてしまったり、押したつもりで押せていなかったりと、
ボタンを押すのとは違って、実感のないまま動作をしてしまうことがあります。
システムはとても複雑になっているのに、操作自体はとても簡単で、
簡単に色々なことができるところ、触れるだけで操作できる点が逆に誤動作に繋がっています。
タッチパネルの操作は便利ですが、やっぱり物理ボタンの方が適している所もあると思います。
無印良品の製品で、換気扇から着想を得たといわれるCDプレーヤーがあります。
すでに音楽を聴くのにCDを買わない人も多い時代ですが、
動作が目に見えていて、シンプルな操作性で、改めて楽しい形をしているなと感じました。
私はこの製品を最初に見た時は、CDの回るところが垂直なとこに目がいったのですが、
紐を引っ張って動かすという、音楽を聴く行為とはパッとは結び付かない動作が新鮮でした。
今ではあまり見られない、
”紐を引っ張って作動させる”という行為ですが、発想によって面白く生まれ変わります。
誤操作をしてはいけない機械などは、物理ボタンをあえて使っていたりもします。
うっかり手が触れてしまい、ミサイルを発射なんてことにはなって欲しくありません。
以前もアナログとデジタルについてブログで書いたのですが、
両方のいいところを上手く使えるといいなと思います。 新しいものと既存のものとの共存
家の機能でも、簡易化していいもの、デジタル化していいもの、アナログ操作がいいものなど、
その人それぞれの生活で異なる部分ではあるので、
そういった点もお客様との打ち合わせの中で話し、リノベーションを通して暮らしの提案をしていきます。
愛知県名古屋市、尾張旭市周辺で、リノベーションを考えているお客様をお待ちしています。