こんにちは。
名古屋市や尾張旭市周辺でリノベーションを提案している杉工建設の寺島です。
みなさんは「道路占用」という言葉を聞かれたことはありますか?
道路上や上空、地下に一定の施設を設置し、継続して道路を使用することを「道路占用」といいます。
電気、電話、ガス、上下水道などの管路を道路の地下に埋設する場合や、道路上に突き出たお店の看板や工事用の足場を設置する場合など、該当例は多岐にわたります。
「道路占用」を行う場合は「道路管理者」の許可を受ける必要があります。
当社も、マンションの改修工事用の足場を道路上に設置するため、「道路占用許可」を名古屋市の土木事務所に申請していましたが昨日受理されました。
足場を設置する際、仮囲や落下物防止のための保護棚は設置されているか、交通誘導員は配置されているかなどの安全対策が求められます。
足場や仮囲、保護棚と一口に言っても、工事の種類や規模によって設置内容が細かく決められており、それらを示す平面図・立面図・詳細図などを添付図書として提出しなければなりません。
私が提出に行った時、隣にいたガス会社の作業服を着た男性は、慣れた手つきで5~6物件まとめて申請していました。
足場の現場があると、保護棚や車両の乗り入れはどうなっているかなど、今まで目に入らなかったことが気になってしまいます。
ちなみに、バス停や電柱、郵便ポストも道路占用の許可を受けて設置されています。
私たちの身の回りには、道路という公共施設に作られているものがけっこうあることに気付かされます。
みなさんも、一度じっくり路上観察してみると、意外な発見があるかもしれません。