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色の発するエネルギーと色が持つ言葉

2018.05.30 - BLOG

色の発するエネルギーと色が持つ言葉

皐月の花も盛りを過ぎ山の緑も濃くなって参りました。

爽やかな5月も終盤。

今年は梅雨入りが早く、雨の季節が早々にやってきそうですね。

SUGICOの笹岡です。

 

 

新緑、青葉、若葉、薫風。

これは5月の季語です。

草木の芽が芽吹き、そよ風も若葉や花々の香に満ち溢れる季節を表します。

鮮緑、萌木、若苗、柳染、柳緑、若緑、若葉・・・。

これは緑系の色の和名です。

日本人は古来より暮らしの中に多彩な色合いを取り入れ、繊細な色の世界を見出し、歴史の流れの中で美しい和の色と色名を生み出してきました。

ここに挙げた和名の色はとても鮮やかで夏前の爽やかな木々の葉をイメージさせる色です。

私はこの時期の自然の緑色が一番好きです。

生命力に溢れ、自然のパワーをもらえるような気がして、とても前向きな気持ちになれます。

 

色には、人の心に様々な影響を与える力があり、色のエネルギーを感じることが出来るのは人間だけなのだそうです。

色にはそれぞれ本質的なエネルギーがあり、人の心理に様々な影響を与えている。

そして、色彩による医療的効果は科学的にも証明されていて、病院やオフィスの環境づくりなどに取り入れられ、色彩療法という心理的な病に用いられる療法もあります。

 

 

少し前になりますが、色の本質エネルギーを知るというセミナーに参加しました。

人は色を見て、その色を心に落とす。色にはその色の持つ言葉があり、心と言葉はリンクする。

人は色から様々なメッセージを受け取り続けている。

それぞれの色の持つ言葉を理解して、色を使うことが出来ているか。

という内容でした。

セミナーではファッション雑誌を用いてその特集、企画の内容と紙面で使用されている色の意味とが一致しているか、広告ページの内容と使用されている色が合っているのかを検証する作業をしました。

普段何気なく、よく見ている雑誌でしたが、色に注目しタイトルと紙面に使われている色が一致しているかを考えると、“最強のアイテム”と書かれた最強という文字が青色で、あまり最強な感じを受けなかったり、“美白”の特集ページになぜか茶色が使われていて全く美白感がなかったり、と面白い発見がありました。反対にタイトルと内容が一致しているものだと、その紙面はとても見やすく、内容もなるほどと納得しやすく感じました。

紙面の内容を引き立たせるタイトルを付けることは大事ですが、そこにどんな色を使うかで作成者の意図と全く違った印象を与えることになってしまう事もあるのですね。

 

そして、色とコンセプトの不一致は紙面などの二次元だけでなく、空間でも同じことが言えます。

すごくお洒落なのにしばらくその場に居るとあまり落ち着かない感じがする。

そんな空間にはコーディネートの中の色がバラバラな事が多いそうです。

たくさんの種類の色を合わせることが悪いわけではないのですが、その色のトーンが合っているのかが重要です。トーンの違う色を混在させた空間は統一感のないごちゃごちゃした印象になります。

そして同じ色でもトーンによって色の発するエネルギーが違うため、受けたいエネルギーの色を選び、空間に取り入れることができれば、居心地の良い落ち着く空間になり、色の発するエネルギーを受け続ける事が出来ます。

 

色の発するエネルギーとその色が持つ言葉。

提案に活かせるようにがんばります!!

 

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