こんにちは。
名古屋や尾張旭でリノベーション、注文住宅の提案をしている杉工建設の杉山です。
先日、LIXIL名古屋ショールームで打合せをしてきたのですが、1階がキッチンやトイレなどの住設機器の展示、2階がタイルの展示となっている名古屋伏見にある大きなショールームです。
そこの2階へ上がる階段に展示されているのが建築家フランク・ロイド・ライトの設計で有名な帝国ホテル旧日本館のレプリカデザイン。
なぜLIXILのショールームにあるのかというと、1920年代に常滑にホテル建設のために「帝国ホテル煉瓦製作所」を設立し伊奈長三郎が技術顧問としてタイルとテラコッタの製作に関わったことから始まり、ホテル完成と同時に帝国ホテル煉瓦製作所は解散したことから当時製作に関わっていた従業員を伊奈長三郎氏の経営する伊奈製陶に招き入れて雇用したことから技術を継承したとのことです。その後社名がINAXとなり、LIXILになりました。
常滑にある「INAXライブミュージアム」には当時の柱の一部が展示されていて、帝国ホテル自体は犬山市の明治村に移築されて玄関部分のみ保存されています。
愛知県の小中学生は社会見学などで1度は明治村へ行くのですが、30年前に小学生だった私もハッキリと覚えていて大人になってからも何度か帝国ホテルに会いに行っています。
この幾何学模様がなんとも美しく、優雅で、今の建築には無い深い味わいがある。
フランク・ロイド・ライトの建築では落水荘(アメリカ)、グッゲンハイム美術館(アメリカ)、帝国ホテル(日本)が好きで、以前にニューヨークへ行く機会があったのでマンハッタンにあるグッゲンハイム美術館へ行きました。
他の作品とは違い装飾が無くシンプルで真っ白な渦巻き状の建物は近代建築といっても疑わないほど斬新なデザインです。
建物中央が吹き抜けとなっており、渦巻き状のスロープを上がりながら美術作品をみるという敷地のない近代都市には最適な展示方法で驚きました。
ただ、1階から6階くらいまでずっと斜面なので足は疲れました・・・
少し話しが脱線しましたが、要は私は建築バカだという事です(笑)