こんにちは。
名古屋市や尾張旭市周辺でリノベーションを提案している杉工建設の寺島です。
梅雨に入り、現場も雨に悩まされる季節となりました。
そんな梅雨のわずかな晴れ間に、お客様宅に使う床材を塗装する作業を行いました。
床材はクリのムク材で、塗料はオスモカラーです。
オスモカラーはドイツのオスモ社の製品で、再生可能な自然の植物油(ひまわり油、大豆油、アザミ油)と自然のワックス(カルナバワックス、カンデリラワックス)からできています。
ホルムアルデヒド等の有害な化学物質を一切含んでいない無公害塗料として内外装木材に用いられます。
特長としては、木に浸透しよくなじむため、木の自然な風合いと美しさを保つことができます。
塗料の種類によって塗装回数は違いますが、今回は木目を生かす仕上げのため一回塗りです。
事務所の駐車場に床材を並べ、早速作業開始です。
オスモカラーの塗り方のコツは、少量を刷毛や布等で木目にすりこむようにしてよく伸ばしながら塗ることです。塗りすぎるとムラができ、乾燥時間も長くかかります。
初めのうちは適量がわからず、ペンキのようにべったりと塗ってしまい、クリアな仕様とは程遠くなってしまいました。やがてコツをつかみ、黙々と作業すること4時間、約30㎡の床材をすべて塗り終えました。雨が降らないことを祈りながら、風通しの良い場所で約12時間乾燥させます。
今回作業してみて、つくづく職人さんの大変さがわかりました。暑かったり寒かったり悪条件の天候だけでも大変なのに、現場が狭かったり危険だったり汚かったりとハードな状況はいくらでもあります。
そんな中で、仕事のクオリティを一定に保つことは大変なことです。
体をはって働く職人さんのためにも、現場がスムーズに動くように正確な図面を作ることが大切です。
図面の向こうには現場があることを肝に命じ、気をひきしめて仕事に望みたいと思います。