こんにちは。
名古屋や尾張旭のリノベーション、リファイニングをご提案する会社、杉工建設の坂本です。
SUGICOでは、お客様との打ち合わせのプレゼン方法として、イメージパースをご提案し、情報の共有により次への展開を望む打ち合わせを進めています。
パースとは英語のperspective(パースペクティブ)からきているそうです。
英語のパースペクティブの意味は、「遠近法」「透視図法」「透視図」などを総称して示す言葉です。
その概念の一部を利用して、特に、【日本では“遠近法”、“透視図”のことをパース(pers)と称する事が多いといえます。
平面上での図面だけでは、お客様はなかなかイメージがつきにくいものですよね。
お客様のイメージを具現化していく。それを共有する。
イメージには形がありますので、必然的にプランニングも方向性が固まってくるのです。
弊社では、3DCADを使ってパースを制作することも多いのが事実です。
CG処理によるイメージパースは実現性が高く、様々なアングルから確認することができ、仕様や色の変更も出来るため、お客様のご要望にもすばやく対応することが出来ます。
3DCADでのパース作成が普及する中、SUGICOでは、手描きでのパースもご提案しようとスタッフは日々勉強してます。
単にCGで作成できてしまう世の中なので、実際手描きパースを描ける人は少ないそうです。
手描きパースはCGで作成したパースにはない、描く人の人間性があらわれるため、その暖かさがお客様に伝わります。
実際、手描きでのパースはお客様にも大変喜んでもらえていて、私たちもすごく嬉しいものです。
手描きパースは人によって描く雰囲気が違ってきます。十人十色という言葉があるように、手で描くものには味わいが加わるのですね。
脳でのイメージが指先に伝わり、ダイレクトに表現できるのが手描きパースのいいところ。
そんな手描きパースの講習会。
(一社)日本パーステック協会理事長であり、芸術学(造形デザイン分野)において博士号を取得しているほか、天皇陛下叙勲で瑞宝単光章受章もされている、宮後浩先生の講習を受ける機会があり参加しました。
とても気さくな先生で、内容も分かりやすく教えてくださいました。
講義の途中には、大きなホワイトボードに何かを描き始めたと思うと、10分もかからず1mもの大きさがある内観パースを仕上げていく先生。
誰でも時間をかければパースを描くことが出来るが、短い時間で描けるかどうか。
というほど、手描きパースで一番大切なのは「時間」だとレクチャーを受けました。
約4時間の講習会はあっという間に終わりました。
積み重ねでもあるので、日々スケッチなど含め、描く練習をしていきたいと改めて刺激を受けました。
11月に開催されるパース検定を受講予定です。
打ち合わせの中で、コミュニケーションツールとしてその場で手描きパースを描きながら、お客様とわたし達とが共同で創りあげていく「ものづくり」を、これからもっともっと大切に楽しくしていこうと思っています。